2015年06月25日

EVF見学会「防衛省先進技術推進センター」

・見学会開催日時  平成27年6月25日(木)10:00〜12:00
・見学先   防衛省 技術研究本部 先進技術推進センター
  http://www.mod.go.jp/trdi/
        東京都世田谷区池尻1−2−24
・参加者数  28名

今回は環境問題とは趣を変えて、先進技術にはどのようなものがあるか勉強してみるということで軍事技術では今何が行われているかを防衛省にお願いして見学させていただきました。
DSCN401-2.jpg
まず初めに防衛省ならではのきちんとした対応の中で、民間の人々に何が行われているのかを理解してもらうというオープンな対応に驚き、感服したことを報告させていただきます。
さてここ先端技術推進センターは、防衛省が重視する基盤的技術を含む先進技術の装備品への適用研究を効率的かつ集中的に実施・実証することに重きを置いた研究組織だそうです。

まず技術研究本部とは防衛省の特別の機関として設置され、陸・海・空の自衛隊が使用する車両・船舶・航空機・誘導武器および各種装備品に至るまでの幅広い分野の研究開発を一元的に行う組織で総員1,084名(研究職517名)、年間予算1,606億円で運営されているそうです。    

その一翼を担う先進技術推進センターは総員73名(研究職55名)で運営されていますが研究職の方の多くは一般公務員なのだそうです。研究組織は3部門に分かれており「M&S(モデリング&シミュレーション)・先端技術担当」「CBRN(化学・生化学・放射線・核)対処技術担当」「ヒューマン・ロボット融合技術担当」で構成されています。

研究内容紹介はまず先進センターの概要説明とM&S技術を解説していただいた後で2班に分かれて「先進個人装備システム技術」「個人防護装備技術」「ロボットシステム技術」をそれぞれの研究に従事されている研究職の方々から説明いただき、質疑応答をさせていただきました。

各展示内容に2〜3名の研究所の方が対応していただけただけでなく、我々の素朴な質問に対しても快く解説していただいたことに驚きました。

個人装備品にせよロボットにせよ軍事技術であるだけに民間技術とはレベルの違う難しさがあることがご説明の端々からよく分かりました。先端個人装備システムなどでは今やIT技術が満載で30Kgの重量の装備(総額で700万円だそうです)を抱えて戦闘するのだそうですが想像を超えるものでしたし、ロボットも民間のロボットとは適用分野が異なり多目的自律走行ロボット、手投げ式偵察ロボット、無人機の操縦などでまだまだ技術的な苦労があるのだそうです。

きっと展示できない極秘事項もあるのでしょうが、戦争で人命の被害を以下に軽減するかだけでも実に様々な分野の研究が行われていることと今や高度なIT技術なしには防御的な戦闘行為もできないのだということに驚きました。

最後になりましたが、熱心にご説明いただいた総括研究管理官 工学博士 久島 士郎様以下の各研究分野のご担当の皆様に御礼申し上げます。
posted by EVF イベント at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2015年05月10日

EVF見学会「東京運河探検クルーズ」

第60回EVF見学会(‘15/5/10)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年5月10日(日)  10:00〜11:45
・見学先   東京運河探検クルーズ  http://www.zeal.ne.jp/plan/309.html
         東京都中央区日本橋1−9 滝の広場
参加者数  23名
今回は趣を変えて、東京の都心部がどのような変遷を経て現在に至ったのかを運河から見てみようということで計画しました。
 視点を変えると物事は全く違って見えるということを実感した予想以上の収穫であったことをまず報告させていただきます。機会があれば家族連れで参加されることをお勧めします。
DSCN3916.jpg
 さて連休後の日曜日でしたが、お天気にも恵まれ、日本橋の袂の滝の広場に集合して、乗船定員44名の艀のような運河船に乗り込んで日本橋川を下って隅田川を目指して出発しました。兜町など江戸情緒の残る岸壁や明治の建物を眺めながら、江戸橋、鎧橋、茅場橋、湊橋を潜り抜け、隅田川に出て、隅田川大橋、清洲橋の真ん中にスカイツリーを眺め、それを潜り抜けて小名木川に入り、萬年橋、高橋、西深川橋、東深川橋、大富橋、新高橋、新扇橋と沢山の橋の下を潜り抜けてメインイベントである扇橋閘門に到着です。
P1050650.jpg
 江戸時代の物流を担う主要運河であった小名木川は東京湾との水位差が2mもあり、ここを通過するにはパナマ運河のように前後が水門で仕切られた閘門内に入っていったん係船してポンプで排水して東京湾と水位が同じになるようになってから前方の閘門が開いて先に進むという方式です。前後の閘門を通るときには全員にビニール傘が配られ、滝のように滴り落ちる水を避けて通過するという盛り上がりもあります。
 船はさらに先に進み、小松橋、小名木川橋を潜って横十間川と交差する小名木川クローバー橋まで行ってそこから引き返しました。 橋の名前を列挙しましたが、お分かりの方もいらっしゃると思いますが、もうここは池波正太郎の鬼平犯科帳の世界です。
 運河の縁には遊歩道があり、環境対策のために川縁には葦などが植えられてアオサギなども見ることができました。
 帰路は小名木川を戻って隅田川に出て、永代橋、中央大橋の下を抜けて、亀島川水門から亀島川に入って、霊岸橋まで行って日本橋水門を見て日本橋川に戻るコースでした。
 東京の真ん中ですから昔の面影は見る影もないのかと思っていましたが、裏側から見てみるとまだまだ随分と歴史的な遺産があるのものだと驚きました。ガイドの説明も手慣れたものですがとても興味深く聞けました。
cruise3.jpg
 なおこの(株)ジールというところには日本橋川だけでなく神田川、小名木川などの運河探検クルーズもありますので問い合わせてみてください。 
                                                    −以上−
posted by EVF イベント at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2015年04月23日

EVF見学会「東京大学地震研究所」

第59回EVF見学会(‘15/4/23)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年4月23日(木)  10:30〜12:00
・見学先   東京大学地震研究所  http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/
         〒113−0032 東京都文京区弥生1−1−1
      参加者数  20名
今回は来たるべき大地震への心構えを持つべく、日本の、あるいは世界の地震研究に関する総本山ともいうべき東京大学地震研究所を見学させていただきました。
 ここは関心が高いせいか地震研究所を理解してもらうべく広報アウトリーチ室が設けられており年に一回の市民開放の見学ツアーも開催されています。
DSCN3855.jpg
 この研究所は関東大震災の2年後に地震研究の必要性が認識され設立され、90年の歴史だそうです。明治になって日本の地震に関心を持ったのは外国から来た人々で、日本の地震学会の最初の会長はイギリス人だったそうです。
 まず用意された資料で世界の震源分布の説明があり、日本が世界的にいかに地震発生の多い場所のあるのかが一目瞭然です。この地図を見るとプレート境界型の地震分布から世界のプレートがどのような配置になっているかよく分かります。
 そして次の説明の日本の1996年1月以降2011年8月までの間に発生したM3以上の地震の震源の分布は圧巻です。日本は地震の巣の上に乗っていると言われますがそんなものではありません。千島列島から北海道南岸を通って東北地方の沖を抜け、小笠原に至る太平洋プレートの境界は無数の震源で真っ赤ですが、いつか来ると言われている東海沖、東南海、南海沖はそれに比べて震源分布が空白に近いことがとても不気味に感じました。
DSCN3861.jpg
 箱根山の噴火が懸念されていますがこの地図には日本の活火山も記載されています。日本の活火山と称されるものは全部で110山あることが分かりました。その中で噴火の観測体制があるのは47山だそうです。 
 そのような認識をしたうえでいよいよ所内の見学です。まず最初は地下に潜ってしばらく前に話題となった29基の免震装置を見せていただきました。地震研究所が地震で損壊してはまずいので入念に検討されたようです。3.11の時にもほとんど揺れなかったそうです。
 次は海底に敷設されている地震計の実物、津波警報計測器などの説明を受けて、歴史的な価値があり、しかもまだ現役で作動している数々の地震計の解説をしていただきました。電子計測技術がない時代の先達たちの苦労が偲ばれて大変興味深いものでした。
DSCN3867.jpg
 ここには約80名の研究者がおられるようですが、出来ればスーパーコンピュータを駆使しての地震のシミュレーションがどのようなものかも見てみたかったと思いました。
 最後になりますが、熱心にご説明いただいた広報アウトリーチ室の桑原様、どうも有り難うございました。 
                                                 以上
posted by EVF イベント at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2015年03月26日

EVF見学会「湘南ロボケアセンター株式会社」

第58回EVF見学会の概要報告                           (小栗武治)
見学会開催日時:平成27年3月26日(木)10:30〜12:00
見学先:湘南ロボケアセンター株式会社
    〒251−0041 神奈川県藤沢市辻堂神台 2−2−1
参加者数:9名
今回は筑波大学ベンチャーであるCYBERDYNE社が開発したロボットスーツを用いて障害を持つ人のリハビリテーショントレーニングを行なう湘南ロボケアセンター株式会社を訪問し、ロボットスーツ作動原理の学習や実地体験を行なった。
IMG_1522(写真1).jpg

ロボットスーツはHAL(Hybrid Assistive Limb)と呼ばれ、介護を受ける人用、介護を行う人用の2種類があるが今回は前者の見学と体験を行なった。HALは装着する人の「意思」を感知して立ち座りや歩行動作をアシストする自律動作支援ロボットであり、加齢で脚力が低下した人や下肢の不自由な人の機能回復を支援する。HALは体を動かそうとする時に皮膚表面に表れるわずかな生体電位信号を生体電位センサーで検知し、同センサー、床反力センサーなどから送られる信号をコントロールユニットで解析し、コンピュータで各パワーユニットの動きを制御する。パワーユニットは左右の腰と膝の関節部に内蔵されており各部が適切に動き装着者の脚力をアシストする。HALの動作原理は特許になっており外国からの技術は一切使っていないとのことである。
IMG_1524(写真2).jpg
HALでは自然なアシストを可能にするために、「歩く」と言う装着者の意思を反映した「サイバニック随意制御」と、あらかじめインプットされた動作プログラムに基づいてアシストを行なう「サイバニック自律制御」の2種類の制御システムによりコントロールしている。当システムは開発に20年を要した。

HALはドイツにも輸出されており、ドイツではHALによるトレーニングがすでに保険適用になっている。くしくもEVFメンバーが見学に訪れた前日の3月25日に日本でもCYBERDYNE社から厚生労働省に医療機器としての承認を申請した。承認されれば初の医療用装着型ロボットとなり、HALを用いた医療行為が保険適用対象となる。

見学会では最初に責任者の礒部啓子さまから開発の経緯、HALの動作原理、HALの活用事例等々について説明を頂いた後、HALを用いた歩行訓練や運動訓練を行っている現場を見学した。ここでは利用者一人一人に合ったトレーニングメニューが組まれ動作範囲の拡大を図るための効果的な運動を行っている。藤沢市に住民登録している人には60分コース10回分が全額市の助成となる。茅ヶ崎市でも平成27年度から市の助成が出ることになった。遠方からもトレーニングに来る人が結構多いとのことである。
IMG_1521(写真3).jpg
その後、見学者の腕に実際の生体電位センサーを装着して、そばに置いたロボットスーツを動かす体験を行なった。装着者の腕の動きに沿ってロボットスーツが動く体験、腕を動かそうという意思だけでロボットスーツを動かす体験などを行うことが出来た。
IMG_1533(写真4).jpg
日本では70歳以上の人口が2005年に9.1%、2013年に18.2%、2055年には26.5%にもなると推定されており、HALによる自律動作支援のニーズと重要性が増してくると想定されている。  以上
DSCN3779.jpg
posted by EVF イベント at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2015年01月22日

EVF見学会「川崎生命科学・環境研究センター」

第57回EVF見学会(‘15/1/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年1月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   川崎生命科学・環境研究センター
      〒210−0821 神奈川県川崎市川崎区殿町 3−256−13
      参加者数  16名
今回は昨年10月23日のEVFセミナーでご講演いただいた川崎市 国際環境施設担当コーディネータの牧 葉子様のお薦めで川崎市殿町 国際戦略拠点「キングスカイフロント」の中核を担い、産学公民の連携によりライフイノベーション・グリーンイノベーションの実現を目指すという川崎生命科学・環境センター(LiSE)を見学させていただきました。
IMG_1468.jpg
 ここは国際化が進む羽田飛行場を多摩川を挟んで隣接する地域に「川崎市環境総合研究所」、「川崎市健康安全研究所」、「川崎市海外ビジネス支援センター」などの公共施設に加え、先端技術を有する大学・研究機関・企業などの民間施設を複合化した建物です。
 2013年3月に総工事費23億円大成建設が建設し、20年間保有・運営するという仕組みです。敷地面積約7、000m2、延べ床面積11,406m2の地上4階の建物です。収容予定人員は200名の予定ですが、現時点では研究者100名+管理要員40名です。環境に配慮したエコロジカル・ラボと謳うだけあって現時点で考えられる環境対策はすべて盛り込まれているといってよいでしょう。比較が難しいのですが通常のビルに比べて20%近くの省エネだそうです。
top_1[1].jpg
 まず免震装置は当然として、今後来るかもしれない津波にも配慮してあり、川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)は最上位のSランクを達成しています。盛りだくさんの採用されている環境技術を簡単に紹介しますと、「太陽光と空気熱を利用した給湯」、「構造杭を用いた地中熱利用空調」、「太陽光発電」、「ダブルウォール(断熱性向上、メンテナンス性向上)」、「環境装置としての吹き抜け空間」、「人検知によるゾーン環境制御」、「BEMSの導入」、「高効率変圧器の採用」、「インバータ機器の採用」、「節水型トイレタリー器具」、「LED照明」、「初期照度補正システム」、「全熱交換機」、「電気自動車の全面採用」など皆さん、一度はご覧になったものがもれなく採用されています。
IMG_1471.jpg
 あいにくの雨模様でしたがこれらの機器類、システム類を質疑応答も交えて、丁寧に説明していただきました。
 最後になりますが、東京からこのためにお越しいただきご案内いただいた大成建設(株) 都市開発本部 PM事業室 課長の和田啓一 様、どうも有り難うございました。大成建設(株)殿の環境関連事業に取り組む意欲と姿勢がよく分かりました。 
                                                     −以上−                                     
posted by EVF イベント at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2014年11月14日

EVF見学会「リニア見学センター」

EVF見学会概要報告 (岡田康裕)  
・見学日 2014年11月14日(土) 13:00〜14:30
・見学先:山梨県立 リニア見学センター
     〒402-0006 山梨県都留市小形山2381
     URL: http://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp
  ・見学会参加者数:21名

抜けるような秋空の下、遠方にもかかわらず21名もの方が参加しました。
丁度試乗の催しが始まったばかりでテレビもその状況を放映したためか、人出もかなりのものでした。(EVFメンバーは試乗の抽選に当った人は残念ながらいませんでした。)
007-2.jpg
見学センターは全長42Kmの試験路線のすぐ脇に立つ3階建です。1階には宮崎実験でも使用していた実物のリニア車両が置かれていて、車内にも入れます。椅子は現在の新幹線と変わり映えしませんが、車体断面はかなり小さく速さを予感させます。
005-2.jpg
2階はリニア走行の原理を解説した装置模型、3階はリニア新幹線計画を説明する映画(椅子が映画に合わせて震えます)とかなり大きな鉄道ジオラマ。 各階の大きな窓からはすぐそばを走るリニア実験車を見ることが出来ます。 
DSCN3400-2.jpg
今回の見学は1時間半が各自の自由見学となりましたがあっという間に時間が過ぎました。品川―大阪が67分で結ばれるとのことで、将来いつかは起きると思われている海岸付近の大震災の鉄道被害の補完手段としても心強く感じました。 
DSCN3395-2.jpg
今回の見学は知識的な勉強というよりも、筆者にとっては遊園地に来たようで、結構子供に帰って楽しむことが出来ました。皆さんも良い顔をして見学していたように見えました。お疲れ様でした。
posted by EVF イベント at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2014年10月23日

EVF見学会 東京都「虹の水道館」と「水の科学館」

第56回EVF見学会(‘14/10/23)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年10月23日(木)  10:00〜12:00
・見学先   東京都「虹の下水道館」
         〒135−0063 東京都江東区有明2−3−5 有明水再生センター5F
          http://www.nijinogesuidoukan.jp
東京都水の科学館
         〒135−0063 東京都江東区有明3−1−8 
          http://www.mizunokagaku.jp         
参加者数  21名
日ごろ何気なく使用している上下水道がどのような仕組みになっているのかを勉強しておこうということで、日本最大の都市、東京の水道局のPR施設である「虹の下水道館」、「水の科学館」を訪ねてみました。
DSCN336-21.jpg
最初に「虹の下水道館」に集合して、普段は覗くことのできない下水道管の敷設構造やポンプ所、水再生センターを再現した「見える下水道のまち」を舞台に、下水道の役割や水環境の大切さを学びました。ここはガイド付きの体験型施設で最初は家庭内の水の流れが見えるシースルーハウスで下水が家庭の外の本管までどのようにつながっているか、そのためにどのような工夫がされているのかがよく分かる展示でした。日ごろ何気なく見ているマンホールの蓋にも色々な種類と役割があることがとても興味深かったです。道路の地下で行われている下水道管の敷設工事がどのようなものであるかを見学しました。短い時間でしたが大変勉強になりました。ここはそれ以外にも主として小学校高学年以上を対象に「お仕事体験プログラム」を5テーマほど用意しています。下水道の汚れの掃除、下水道管の中への探検、パイプを修理してポンプを駆動する、大雨の時に街を守る、下水道の中の微生物の観察などです。
DSCN3362-2.jpg
次は歩いて10分くらいのところにある「東京都水の科学館」です。ここは水道の蛇口をひねるといつも普通に出てくる水がどこで生まれて、どこを流れて、私たちのところまで届けられるのかを体験型のミュージアムです。
ここはどうやら対象が小学生のようで社会科の勉強として沢山の子供たちで賑わっていました。まずは3Fのアクア・トリップ「水のたびシアター」で大迫力の映像で「水の大循環」を15分ほど見た後は浄水場での最新技術を用いた水の浄化、暮らしの中で様々に使われている水の様子、水の不思議な性質の展示などを見ながら1Fに戻り、最後はこの地下にある給水施設(有明給水所)を見学しました。規模の大きな機械施設ですが巧みなイルミネーションで設備の各部がどのような役割を果たしているのかがよく分かりました。
今回の2か所の施設は子供達に上下水道の仕組みを理解させるには大変良いものだと思いますので是非お子様連れで見学をされることをお勧めします。
最後になりますが、ご案内いただいた「虹の下水道館」の高田 萌恵美 様、どうも有り難うございました。とても分かりやすい説明で我々の下水道に関する理解も少しは向上したかと思います。 
                                                    −以上−
posted by EVF イベント at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2014年08月28日

EVF見学会「消防博物館」

第54回EVF見学会(‘14/8/28)の概要報告    (小栗武治)
・見学会開催日時 : 平成26年8月28日(木)  11:00〜13:00
・見学先 : 東京消防庁 消防防災センター 消防博物館 
         〒164−0004 東京新宿区四谷 3−10
          http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/museum.html
・参加者数 : 10 名

今回は江戸時代、明治・大正・昭和時代、現代までの消防の組織・装備など、今なお進化し続ける消防の歩みを一堂に集めた消防博物館を見学しました。さらに過去の災害から学び取った防災知識・対策についても勉強しました。
博物館に到着すると黒っぽい制服に身を包んだ大勢の丸刈り頭の屈強で精悍な顔つきの青年の一団が見学中でした。この青年たちは沖縄県と宮城県の消防学校の150人の学生さんたちだそうで、将来の頼もしい消防士の姿を見て大変心強く思いました。
IMG_1152.jpg
インストラクターの草野さんに、5階の「消防の夜明け」、4階の「消防の変遷」、3階の「現代の消防」、1階と地下1階に展示された過去に活躍した消防自動車や消防ヘリコプターの実物などについて、時代順に詳しく説明して頂きました。

<消防の夜明け>
組織だった火消し制度は1629年に幕府(三代将軍家光)が大名に対して火消し役を命じた「奉書火消し」に始まるとのことでした。主に江戸城や武士の家を火事から守るための「大名火消し」が組織され、その後江戸城の防火などを目的とした幕府直属の常設消防隊として「定火消し」に発展し、これが現在の消防署のルーツだそうです。町人のための本格的な火消し制度は1718年に大岡越前守が作った「町火消し組合」に始まるそうです。水による消火力が弱体だった江戸時代の消火法は、火がこれ以上広がらないように周りの家を取り壊してしまう「破壊消火」が基本でした。そのため「町火消し」は鳶職の人達が中心になっていたとのことです。
展示ではこれらの消防組織の誕生や発展の様子が錦絵や資料で分かりやすく解説され、当時の町を再現したジオラマでは、粋でいなせな町火消したちの活躍ぶりを生き生きとみることができます。
IMG_1158.jpg
<消防の変遷>
明治時代になると輸入した蒸気ポンプなどでの水による消火が始まり、「大名火消し」、
「定火消し」は廃止、「町火消し」は残されたそうです。明治から昭和にかけて消防は大きく変わり、機械化、組織の近代化によって消防の機能はますます充実していきました。展示では時代の風俗を織り交ぜながら近代消防のあけぼの、消防の躍進、消防組織の拡大、自治消防の始まりなどなど、消防の移り変わりが良く分かるようになっています。
IMG_1176.jpg
<現代の消防>
現代の消防は火事だけではなく様々な災害から国民の生命や財産を守るために広く活動しています。展示では消火・救急活動を映像と模型のショーステージで学べるようになっており、東京消防庁の最新の取り組みや装備品を見ることができます。また関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災等々、過去からのいくつもの災害経験から、家具転倒防止、通電火災防止、帰宅困難者対策、他にもいろいろな新しい対応策が考えられ、展示によっても様々な災害に対する備えや我が家の安全チェックなどを見学者が学べるように工夫してありました。このように、国民への啓蒙を図ることにより被害を極力少なくする方策が講じられつつあります。

身近な問題だけに大変勉強になる見学会でした。詳しく分かりやすい説明をして頂きましたインストラクターの草野さんに厚く御礼申し上げます。                     以上
posted by EVF イベント at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2014年07月24日

EVF見学会「東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)」

第53回EVF見学会(‘14/7/24)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年7月24日(木)  10:30〜12:30
・見学先   東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)
         〒130−0003 東京都墨田区横川4−6−6
          http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/honjo-map.htm
         参加者数  17 名
今回は迫りくる万が一の大災害で生き延びる術を再確認し、足りないところを補おうということで隠れた人気スポット、本所防災館で模擬災害を体験しながら学び、防災行動力を身に着けようということで訪問しました。
002.jpg
総括すればここには誰もが一度は訪問し、通常では経験しえない模擬災害を体験し防災行動力を身に着けることをお勧めしたいということです。
今回は時間の関係から4つの体験しかできませんでしたが、最初に施設を紹介しておくと1Fは地震体験コーナー、都市型水害コーナー、2Fは煙体験コーナー、消火体験コーナー、応急手当コーナー、3Fは暴風雨体験コーナー、4Fは防災シアターで構成されています。
見学は10時15分に集合し、さすが人気ポイントだけのことはあり、我々を含めて4団体がこの時間帯に集まり、まずは4Fの防災シアターであの3・11の生々しい映像を20分間ほど見ることから始まりました。改めてあの時の津波のすごさ、地震、それに伴う火災の状況を見て災害を生き延びるための心構えを持った後でいよいよ体験コーナーの開始です。
最初は今回のお目当てである実際の地震の振動を再現した地震体験コーナーです。6名一組になり加振器の上に乗りお好みで東北大震災の震度7や記憶が薄れつつある神戸・淡路島大震災の震度6強を体験しました。体験してみて分かったのは、とても立っていられる状況ではなく地震が来たら強固な机などの下に入り込んで机が動かないように脚をしっかりと押さえているしかないことです。重いものも宙を飛ぶようですので棚の固定はもちろんのこと重いものは高いところに保管してはならないこともよく分かりました。
次は実際の消火器を使用しての消火体験コーナーです。火災の発生原因は放火、たばこの不始末、台所だそうですが、台所にはまず消火器を備えるべきことが分かりました。消火器は長くても30秒程度の噴射でそれで消えなければあとは逃げなければならないのだそうです。炎でなくて燃えているものに噴射することもよく分かりました。
IMG_0948.jpg
その次は全員、雨合羽と長靴を履いて風速30m/sの大型台風の暴風雨の体験をしました。とても前を向いては歩けないし隙間から水が入るなどで大変でした。
最後は火災発生時の煙体験コーナーです。煙の特性や危険性を理解し、煙と空気の境目の中性帯を避難することを学びました。停電で真っ暗な中を煙に巻かれて逃げ惑うのがどれほどの恐怖になるかが実感できました。
最後になりますが、ご案内いただいた安藤 様、どうも有り難うございました。とても分かりやすいご説明で我々の防災行動力も少しは向上したかと思います。 
                                                    −以上−
posted by EVF イベント at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2014年07月01日

EVF見学会「日産自動車(株) 追浜工場」

第53回EVF見学会(‘14/7/1)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年7月1日(火)  13:00〜15:00
・見学先   日産自動車梶@追浜工場
         〒237−8523 神奈川県横須賀市夏島町1番地
          http://www.nissan-global.com/JP/
 参加者数  39 名

今回は自動車の環境対策の切り札といわれている電気自動車の生産で世界トップの日産自動車のリーフがどのようにして製造され、またその生産工場がどれほどの環境対策を行っているかということで日産自動車梶@追浜工場を見学させていただきました。
  自動車の製造ラインの見学は毎年6万人以上の見学者があり、東京近郊の小学生の社会科の授業にも組み込まれていますが、EVFの皆さんにも人気があったようで40名もの参加申し込みがありました。
  当日、12時50分に追浜工場ゲストホールに全員集合し、まずはゴーン社長の日本語での挨拶ビデオから始まり、日産自動車且幕ニ紹介、追浜工場の説明、電気自動車リーフの説明、NPWと呼ぶ日産同期生産システムの説明など予備知識を頭に叩き込んで2班に分かれて見学ツアーを開始しました。まずはバスに乗り込んで工場で生産した車を海外などに運ぶ自動車運搬専用船の埠頭を見学しました。この専用船への自動車の積み込みはテレビなどでもたびたび紹介されているように自動車を傷つけないように可能な限りせまい間隔で積み込むその技には驚嘆すべきものがあるようです。
日産自動車.jpg
  埠頭見学後、いよいよ工場の生産ラインの見学です。見学ルートは自動車の内装部品の組み付けを行うトリムライン、それに続く足回りやエンジンを組みつけるシャシーライン、完成した車を数百項目にわたって検査する検査ラインでした。
  日産自動車鰹o身の筆者も20年ぶり工場見学をしましたがその変容ぶりには驚きました。まずは電気自動車のリーフも含め4車種が同一のラインで生産されていること、組み付け部品の同期化は当然としてもラインのすぐ横で関連メーカーがモジュール生産をしておりラインと同期していること、工場の中での見慣れた風景であるフォークリフトが全く見当たらず電動の無人搬送車が無数に走り回って組み付けるべき車に寄り添って動くなどその生産性の向上に目をみはるばかりでした。また見学者のために通路や見学場所の配置なども配慮されていたこと加えておきます。
  ゲストホールに戻って特別に追浜工場のCO2削減活動について説明していただきました。日産自動車鰍ヘ様々な活動をしていますが生産工場では27%の削減を目標にしており、2005年を基点に2016年には台あたり20%の削減活動に取り組んでいます。
最後になりますが、熱心にご案内いただいた追浜工場ゲストホール 副館長 狐塚 様、遠山様、工場の環境対策についてご説明いただいた環境エネルギー担当課長の山口様、どうも有り難うございました。何とか電気自動車を普及させていきたいという強い思いが伝わるご説明に感銘を受けました。                                           −以上−
posted by EVF イベント at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会