2011年05月27日

第20回EVF見学会(‘11/5/26)の概要報告    ミサワホーム ECOフラグシップモデル住宅

第20回EVF見学会(‘11/5/26)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成23年5月26日(木)  10:00〜11:45
・見学先   ミサワホーム ECOフラグシップモデル住宅
         http://www.misawa.co.jp/
・参加者数  14名
P1380988.jpg


うっとうしい梅雨空の合間でしたが天気にも恵まれ、今回は1970年代から太陽光による創エネルギーシステムの研究開発を進めてきたミサワホーム株式会社の最新鋭省エネ住宅「ECOフラグシップモデル」を見学させていただきました。
EVFではミサワホーム株式会社の平田常務(当時)にセミナーでこれからの省エネ住宅というテーマでお話いただいたり、昨年の6月24日には新木場にあるミサワホーム環境住宅を見学させていただいたりしています。高井戸にある本社の裏手の樹木に囲まれた展示場にある「ECOフラグシップモデル」はライフサイクルCO2マイナスの実現を目指して開発されたもので、開発途上の技術も数多く組み込まれていますが、すでに量産タイプのものも発売されています。
P1380938.jpg


この住宅は太陽光による発電と集熱によって生活エネルギーをまかない、さらに住宅構造や仕様設備に高い省エネ技術を効率よく組み込んで、年間の創エネルギー量が消費エネルギーを上回ることで、毎年の差し引き分を積み上げた分で建設時に排出したCO2までも生活段階で回収すると言う「ライフサイクルCO2マイナス」を実現したものです。
この住宅(建坪約33坪、4人が生活)では建設時のCO2排出量100トンは従来の住宅とほぼ同じですが、標準仕様の住宅が毎年6.4トンのCO2を排出するのに比べ、「ECOフラグシップモデル」では毎年マイナス1.5トンもCO2を吸収することが出来、建築後60年で建設時のCO2排出量を回収するのだそうです。
まだまだ研究開発中のものもありますが今後はそれらに加えて電気自動車なども組み込むことでさらに環境性能が向上するということです。
P1380966.jpg

技術的に関心のある方にこの住宅の仕様を記しておきますと、天井:ロックウール40K255mm、外壁:グラスウール16ks75mm+16ks75mm、基礎:押し出し方ポリスチレン100mm、窓:樹脂サッシWLOW―Eクリプトンガス入りペアガラス、AwFサッシLOW−Eクリプトンガス入りペアガラス、換気:熱交換換気(温度変換効率70%)、ヒートポンプ式冷温水熱源パネルルーバー輻射冷暖房システム、貯湯式ヒートポンプ給湯システム、IHクッキングヒーター、PV9.5Kw(太陽熱集熱暖房機能付き)です。
当然ですが省エネだけでなくこれからの住宅のあり方を考えて快適性などにも様々な工夫が取り入れられています。これ等は決して完成形ではなくこれからも進歩が続きそうです。
快適性と省エネはただでは手に入れられませんが、ちなみに気になるお値段は坪単価200万だそうですが、量産モデルは坪単価94万円だそうです。
最後に2時間に渡り熱心にご説明していただいたこの建物の企画担当の商品開発本部の石塚様、販売企画部の高橋様、有難うございました。
−以上−
posted by EVF イベント at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2011年01月31日

1月27日、独立行政法人 海洋研究開発機構 横須賀本部

.EVF見学会(1/27) の結果報告   (岡 昂)
・見学会開催日時  平成23年1月27日(木)  9:45〜11:15
・見学先   JAMSTEC 独立行政法人 海洋研究開発機構 横須賀本部
         http://www.jamstec.go.jp/

・参加者数  18名


EVF見学会・035.jpg
地球環境変動を語るときに海洋を中心とする水圏及び海洋と密接に関連する
気圏の解明が不可欠なのは言うまでもありません。
海洋国日本が世界に誇る海洋研究施設で最先端の研究の一端に触れるべく
見学してみました。皆様ご存知の地球シミュレータもこのJAMSTEC
 横浜研究所に設置されています。
ここでは地球を「海洋を中心とした一つのシステム」としてとらえ、
温暖化を含む地球環境変動メカニズム、自然災害の原因となる地殻変動などの
地球内部ダイナミックス、生命の発生起源や深海の生物の生態・機能などの
海洋・極限環境生物などの様々な研究、海洋に関する調査・観測に必要な
機器類の基盤技術開発、地球深部探査船「ちきゅう」でご存知の
総合国際深海掘削計画の総合的な推進を行っています。

EVF見学会・019.jpg
当日は穏やかな天気にも恵まれ、まずVTRによる概要説明の後、
整備のために帰港していた海洋調査船「なつしま」(全長67m、
総トン数1,739トン、乗組員数55名)、
ちなみにJAMSTECは学術研究船、海洋調査船、深海調査研究船
などを7隻所有しています、の船内を案内していただき、
停泊中でもゆっくり揺れる操舵室で調査船の機器の数々に触れ
気分を満喫した後に今回の目玉である友人潜水調査船
「しんかい2000、しんかい6500」の整備場に向かいました。
整備中の「しんかい6500」を眺めながら、現役を引退した
「しんかい2000」に触れながら潜水調査船の構造や装備の数々を
説明していただきました。深海の高圧に耐える操縦室兼観測室は
縦横2mの球形でその中に大人が3人、約9時間にわたって
閉じ込められるのですから大変なものです。
現在活躍中の「しんかい6500」は有人で世界でもっとも深く潜れる
調査船の地位を20年近くに渡って保持してきたのですが、
最近では中国の調査船が7,000mと世界一の座を狙っている
とのことです。

EVF見学会・027.jpg
最後に展示ロビーで深海の熱水鉱床でとれた、生きている深海生物や
無人で海洋環境データを送り続けるアルゴフロート、
トライトンブイなどを見学しました。
見るもの、聞くことが始めてのものばかりで大変興味深く見学できました。
JAMSTECの年間総予算は400億円程度だそうですが、
海洋国日本としてはこのような研究予算を事業仕分けと称するもので
簡単に削ってはいけないというのが個人的感想です。
最後に案内していただいた事業推進室 広報課の山口様他2名の方には
EVF名物の見学者の種々雑多な質問に淀みなく、大変丁寧な説明を
していただき感謝するしだいです。
posted by EVF イベント at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会

2010年12月02日

電力館 見学会(‘10/11/25)報告

見学会開催日時  平成22年11月25日(木) 13:00〜14:30
・見学対象      電力館
             http://www.denryokukan.com
電力館1_04.jpg

・見学場所      東京都渋谷区神南1−12−10
             電話 03−3477−1191
・参加者数       14名
今回は暮らしの中に息づく電気の様子や科学の謎などを、楽しみながら理解を深めることのできる電気の総合PR館である東京電力鰍フ「電力館」を訪ねてみました。
実はこの「電力館」はEVFの会員の伊藤さんが26年前の設立に尽力されたことと伺い追加説明などもしていただけました。
さて、この渋谷駅から歩いて5分のところにある「電力館」は現在リニューアル中ですが、3Fの「CO2の少ない暮らし」、4Fの「CO2の少ない街づくり」の2フロアーを2組に分かれてガイドのお嬢さんに案内していただきました。
ここは一般の人々が電気に対する理解を深めてもらおうという趣旨で各種展示がされていますが、とても分かりやすく、しかも楽しい展示です。
電力館_08.jpg電力館_12.jpg
最新の省エネ家電機器(当然オール電化です)や住宅設備がどれほどCO2を削減できているのか、あるいは大変分かり難い技術であるヒートポンプの仕組みについての説明があります。分かっているようで分かっていなかった発見があってとても参考になりました。
電力館_13.jpg電力館_14.jpg2011年春には全フロアーリニューアルオープンだそうですから、是非、ご家族の皆様とご一緒に見学されることをお奨めします。 
最後になりますがご案内いただきました西野さん、大平さん、有難うございました。
posted by EVF イベント at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会