2015年06月25日

EVF見学会「防衛省先進技術推進センター」

・見学会開催日時  平成27年6月25日(木)10:00〜12:00
・見学先   防衛省 技術研究本部 先進技術推進センター
  http://www.mod.go.jp/trdi/
        東京都世田谷区池尻1−2−24
・参加者数  28名

今回は環境問題とは趣を変えて、先進技術にはどのようなものがあるか勉強してみるということで軍事技術では今何が行われているかを防衛省にお願いして見学させていただきました。
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まず初めに防衛省ならではのきちんとした対応の中で、民間の人々に何が行われているのかを理解してもらうというオープンな対応に驚き、感服したことを報告させていただきます。
さてここ先端技術推進センターは、防衛省が重視する基盤的技術を含む先進技術の装備品への適用研究を効率的かつ集中的に実施・実証することに重きを置いた研究組織だそうです。

まず技術研究本部とは防衛省の特別の機関として設置され、陸・海・空の自衛隊が使用する車両・船舶・航空機・誘導武器および各種装備品に至るまでの幅広い分野の研究開発を一元的に行う組織で総員1,084名(研究職517名)、年間予算1,606億円で運営されているそうです。    

その一翼を担う先進技術推進センターは総員73名(研究職55名)で運営されていますが研究職の方の多くは一般公務員なのだそうです。研究組織は3部門に分かれており「M&S(モデリング&シミュレーション)・先端技術担当」「CBRN(化学・生化学・放射線・核)対処技術担当」「ヒューマン・ロボット融合技術担当」で構成されています。

研究内容紹介はまず先進センターの概要説明とM&S技術を解説していただいた後で2班に分かれて「先進個人装備システム技術」「個人防護装備技術」「ロボットシステム技術」をそれぞれの研究に従事されている研究職の方々から説明いただき、質疑応答をさせていただきました。

各展示内容に2〜3名の研究所の方が対応していただけただけでなく、我々の素朴な質問に対しても快く解説していただいたことに驚きました。

個人装備品にせよロボットにせよ軍事技術であるだけに民間技術とはレベルの違う難しさがあることがご説明の端々からよく分かりました。先端個人装備システムなどでは今やIT技術が満載で30Kgの重量の装備(総額で700万円だそうです)を抱えて戦闘するのだそうですが想像を超えるものでしたし、ロボットも民間のロボットとは適用分野が異なり多目的自律走行ロボット、手投げ式偵察ロボット、無人機の操縦などでまだまだ技術的な苦労があるのだそうです。

きっと展示できない極秘事項もあるのでしょうが、戦争で人命の被害を以下に軽減するかだけでも実に様々な分野の研究が行われていることと今や高度なIT技術なしには防御的な戦闘行為もできないのだということに驚きました。

最後になりましたが、熱心にご説明いただいた総括研究管理官 工学博士 久島 士郎様以下の各研究分野のご担当の皆様に御礼申し上げます。
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2015年05月10日

EVF見学会「東京運河探検クルーズ」

第60回EVF見学会(‘15/5/10)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年5月10日(日)  10:00〜11:45
・見学先   東京運河探検クルーズ  http://www.zeal.ne.jp/plan/309.html
         東京都中央区日本橋1−9 滝の広場
参加者数  23名
今回は趣を変えて、東京の都心部がどのような変遷を経て現在に至ったのかを運河から見てみようということで計画しました。
 視点を変えると物事は全く違って見えるということを実感した予想以上の収穫であったことをまず報告させていただきます。機会があれば家族連れで参加されることをお勧めします。
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 さて連休後の日曜日でしたが、お天気にも恵まれ、日本橋の袂の滝の広場に集合して、乗船定員44名の艀のような運河船に乗り込んで日本橋川を下って隅田川を目指して出発しました。兜町など江戸情緒の残る岸壁や明治の建物を眺めながら、江戸橋、鎧橋、茅場橋、湊橋を潜り抜け、隅田川に出て、隅田川大橋、清洲橋の真ん中にスカイツリーを眺め、それを潜り抜けて小名木川に入り、萬年橋、高橋、西深川橋、東深川橋、大富橋、新高橋、新扇橋と沢山の橋の下を潜り抜けてメインイベントである扇橋閘門に到着です。
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 江戸時代の物流を担う主要運河であった小名木川は東京湾との水位差が2mもあり、ここを通過するにはパナマ運河のように前後が水門で仕切られた閘門内に入っていったん係船してポンプで排水して東京湾と水位が同じになるようになってから前方の閘門が開いて先に進むという方式です。前後の閘門を通るときには全員にビニール傘が配られ、滝のように滴り落ちる水を避けて通過するという盛り上がりもあります。
 船はさらに先に進み、小松橋、小名木川橋を潜って横十間川と交差する小名木川クローバー橋まで行ってそこから引き返しました。 橋の名前を列挙しましたが、お分かりの方もいらっしゃると思いますが、もうここは池波正太郎の鬼平犯科帳の世界です。
 運河の縁には遊歩道があり、環境対策のために川縁には葦などが植えられてアオサギなども見ることができました。
 帰路は小名木川を戻って隅田川に出て、永代橋、中央大橋の下を抜けて、亀島川水門から亀島川に入って、霊岸橋まで行って日本橋水門を見て日本橋川に戻るコースでした。
 東京の真ん中ですから昔の面影は見る影もないのかと思っていましたが、裏側から見てみるとまだまだ随分と歴史的な遺産があるのものだと驚きました。ガイドの説明も手慣れたものですがとても興味深く聞けました。
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 なおこの(株)ジールというところには日本橋川だけでなく神田川、小名木川などの運河探検クルーズもありますので問い合わせてみてください。 
                                                    −以上−
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2015年04月23日

EVF見学会「東京大学地震研究所」

第59回EVF見学会(‘15/4/23)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年4月23日(木)  10:30〜12:00
・見学先   東京大学地震研究所  http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/
         〒113−0032 東京都文京区弥生1−1−1
      参加者数  20名
今回は来たるべき大地震への心構えを持つべく、日本の、あるいは世界の地震研究に関する総本山ともいうべき東京大学地震研究所を見学させていただきました。
 ここは関心が高いせいか地震研究所を理解してもらうべく広報アウトリーチ室が設けられており年に一回の市民開放の見学ツアーも開催されています。
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 この研究所は関東大震災の2年後に地震研究の必要性が認識され設立され、90年の歴史だそうです。明治になって日本の地震に関心を持ったのは外国から来た人々で、日本の地震学会の最初の会長はイギリス人だったそうです。
 まず用意された資料で世界の震源分布の説明があり、日本が世界的にいかに地震発生の多い場所のあるのかが一目瞭然です。この地図を見るとプレート境界型の地震分布から世界のプレートがどのような配置になっているかよく分かります。
 そして次の説明の日本の1996年1月以降2011年8月までの間に発生したM3以上の地震の震源の分布は圧巻です。日本は地震の巣の上に乗っていると言われますがそんなものではありません。千島列島から北海道南岸を通って東北地方の沖を抜け、小笠原に至る太平洋プレートの境界は無数の震源で真っ赤ですが、いつか来ると言われている東海沖、東南海、南海沖はそれに比べて震源分布が空白に近いことがとても不気味に感じました。
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 箱根山の噴火が懸念されていますがこの地図には日本の活火山も記載されています。日本の活火山と称されるものは全部で110山あることが分かりました。その中で噴火の観測体制があるのは47山だそうです。 
 そのような認識をしたうえでいよいよ所内の見学です。まず最初は地下に潜ってしばらく前に話題となった29基の免震装置を見せていただきました。地震研究所が地震で損壊してはまずいので入念に検討されたようです。3.11の時にもほとんど揺れなかったそうです。
 次は海底に敷設されている地震計の実物、津波警報計測器などの説明を受けて、歴史的な価値があり、しかもまだ現役で作動している数々の地震計の解説をしていただきました。電子計測技術がない時代の先達たちの苦労が偲ばれて大変興味深いものでした。
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 ここには約80名の研究者がおられるようですが、出来ればスーパーコンピュータを駆使しての地震のシミュレーションがどのようなものかも見てみたかったと思いました。
 最後になりますが、熱心にご説明いただいた広報アウトリーチ室の桑原様、どうも有り難うございました。 
                                                 以上
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2015年03月26日

EVF見学会「湘南ロボケアセンター株式会社」

第58回EVF見学会の概要報告                           (小栗武治)
見学会開催日時:平成27年3月26日(木)10:30〜12:00
見学先:湘南ロボケアセンター株式会社
    〒251−0041 神奈川県藤沢市辻堂神台 2−2−1
参加者数:9名
今回は筑波大学ベンチャーであるCYBERDYNE社が開発したロボットスーツを用いて障害を持つ人のリハビリテーショントレーニングを行なう湘南ロボケアセンター株式会社を訪問し、ロボットスーツ作動原理の学習や実地体験を行なった。
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ロボットスーツはHAL(Hybrid Assistive Limb)と呼ばれ、介護を受ける人用、介護を行う人用の2種類があるが今回は前者の見学と体験を行なった。HALは装着する人の「意思」を感知して立ち座りや歩行動作をアシストする自律動作支援ロボットであり、加齢で脚力が低下した人や下肢の不自由な人の機能回復を支援する。HALは体を動かそうとする時に皮膚表面に表れるわずかな生体電位信号を生体電位センサーで検知し、同センサー、床反力センサーなどから送られる信号をコントロールユニットで解析し、コンピュータで各パワーユニットの動きを制御する。パワーユニットは左右の腰と膝の関節部に内蔵されており各部が適切に動き装着者の脚力をアシストする。HALの動作原理は特許になっており外国からの技術は一切使っていないとのことである。
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HALでは自然なアシストを可能にするために、「歩く」と言う装着者の意思を反映した「サイバニック随意制御」と、あらかじめインプットされた動作プログラムに基づいてアシストを行なう「サイバニック自律制御」の2種類の制御システムによりコントロールしている。当システムは開発に20年を要した。

HALはドイツにも輸出されており、ドイツではHALによるトレーニングがすでに保険適用になっている。くしくもEVFメンバーが見学に訪れた前日の3月25日に日本でもCYBERDYNE社から厚生労働省に医療機器としての承認を申請した。承認されれば初の医療用装着型ロボットとなり、HALを用いた医療行為が保険適用対象となる。

見学会では最初に責任者の礒部啓子さまから開発の経緯、HALの動作原理、HALの活用事例等々について説明を頂いた後、HALを用いた歩行訓練や運動訓練を行っている現場を見学した。ここでは利用者一人一人に合ったトレーニングメニューが組まれ動作範囲の拡大を図るための効果的な運動を行っている。藤沢市に住民登録している人には60分コース10回分が全額市の助成となる。茅ヶ崎市でも平成27年度から市の助成が出ることになった。遠方からもトレーニングに来る人が結構多いとのことである。
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その後、見学者の腕に実際の生体電位センサーを装着して、そばに置いたロボットスーツを動かす体験を行なった。装着者の腕の動きに沿ってロボットスーツが動く体験、腕を動かそうという意思だけでロボットスーツを動かす体験などを行うことが出来た。
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日本では70歳以上の人口が2005年に9.1%、2013年に18.2%、2055年には26.5%にもなると推定されており、HALによる自律動作支援のニーズと重要性が増してくると想定されている。  以上
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2015年01月22日

EVF見学会「川崎生命科学・環境研究センター」

第57回EVF見学会(‘15/1/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年1月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   川崎生命科学・環境研究センター
      〒210−0821 神奈川県川崎市川崎区殿町 3−256−13
      参加者数  16名
今回は昨年10月23日のEVFセミナーでご講演いただいた川崎市 国際環境施設担当コーディネータの牧 葉子様のお薦めで川崎市殿町 国際戦略拠点「キングスカイフロント」の中核を担い、産学公民の連携によりライフイノベーション・グリーンイノベーションの実現を目指すという川崎生命科学・環境センター(LiSE)を見学させていただきました。
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 ここは国際化が進む羽田飛行場を多摩川を挟んで隣接する地域に「川崎市環境総合研究所」、「川崎市健康安全研究所」、「川崎市海外ビジネス支援センター」などの公共施設に加え、先端技術を有する大学・研究機関・企業などの民間施設を複合化した建物です。
 2013年3月に総工事費23億円大成建設が建設し、20年間保有・運営するという仕組みです。敷地面積約7、000m2、延べ床面積11,406m2の地上4階の建物です。収容予定人員は200名の予定ですが、現時点では研究者100名+管理要員40名です。環境に配慮したエコロジカル・ラボと謳うだけあって現時点で考えられる環境対策はすべて盛り込まれているといってよいでしょう。比較が難しいのですが通常のビルに比べて20%近くの省エネだそうです。
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 まず免震装置は当然として、今後来るかもしれない津波にも配慮してあり、川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)は最上位のSランクを達成しています。盛りだくさんの採用されている環境技術を簡単に紹介しますと、「太陽光と空気熱を利用した給湯」、「構造杭を用いた地中熱利用空調」、「太陽光発電」、「ダブルウォール(断熱性向上、メンテナンス性向上)」、「環境装置としての吹き抜け空間」、「人検知によるゾーン環境制御」、「BEMSの導入」、「高効率変圧器の採用」、「インバータ機器の採用」、「節水型トイレタリー器具」、「LED照明」、「初期照度補正システム」、「全熱交換機」、「電気自動車の全面採用」など皆さん、一度はご覧になったものがもれなく採用されています。
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 あいにくの雨模様でしたがこれらの機器類、システム類を質疑応答も交えて、丁寧に説明していただきました。
 最後になりますが、東京からこのためにお越しいただきご案内いただいた大成建設(株) 都市開発本部 PM事業室 課長の和田啓一 様、どうも有り難うございました。大成建設(株)殿の環境関連事業に取り組む意欲と姿勢がよく分かりました。 
                                                     −以上−                                     
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2014年11月14日

EVF見学会「リニア見学センター」

EVF見学会概要報告 (岡田康裕)  
・見学日 2014年11月14日(土) 13:00〜14:30
・見学先:山梨県立 リニア見学センター
     〒402-0006 山梨県都留市小形山2381
     URL: http://www.linear-museum.pref.yamanashi.jp
  ・見学会参加者数:21名

抜けるような秋空の下、遠方にもかかわらず21名もの方が参加しました。
丁度試乗の催しが始まったばかりでテレビもその状況を放映したためか、人出もかなりのものでした。(EVFメンバーは試乗の抽選に当った人は残念ながらいませんでした。)
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見学センターは全長42Kmの試験路線のすぐ脇に立つ3階建です。1階には宮崎実験でも使用していた実物のリニア車両が置かれていて、車内にも入れます。椅子は現在の新幹線と変わり映えしませんが、車体断面はかなり小さく速さを予感させます。
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2階はリニア走行の原理を解説した装置模型、3階はリニア新幹線計画を説明する映画(椅子が映画に合わせて震えます)とかなり大きな鉄道ジオラマ。 各階の大きな窓からはすぐそばを走るリニア実験車を見ることが出来ます。 
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今回の見学は1時間半が各自の自由見学となりましたがあっという間に時間が過ぎました。品川―大阪が67分で結ばれるとのことで、将来いつかは起きると思われている海岸付近の大震災の鉄道被害の補完手段としても心強く感じました。 
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今回の見学は知識的な勉強というよりも、筆者にとっては遊園地に来たようで、結構子供に帰って楽しむことが出来ました。皆さんも良い顔をして見学していたように見えました。お疲れ様でした。
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2014年10月23日

EVF見学会 東京都「虹の水道館」と「水の科学館」

第56回EVF見学会(‘14/10/23)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年10月23日(木)  10:00〜12:00
・見学先   東京都「虹の下水道館」
         〒135−0063 東京都江東区有明2−3−5 有明水再生センター5F
          http://www.nijinogesuidoukan.jp
東京都水の科学館
         〒135−0063 東京都江東区有明3−1−8 
          http://www.mizunokagaku.jp         
参加者数  21名
日ごろ何気なく使用している上下水道がどのような仕組みになっているのかを勉強しておこうということで、日本最大の都市、東京の水道局のPR施設である「虹の下水道館」、「水の科学館」を訪ねてみました。
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最初に「虹の下水道館」に集合して、普段は覗くことのできない下水道管の敷設構造やポンプ所、水再生センターを再現した「見える下水道のまち」を舞台に、下水道の役割や水環境の大切さを学びました。ここはガイド付きの体験型施設で最初は家庭内の水の流れが見えるシースルーハウスで下水が家庭の外の本管までどのようにつながっているか、そのためにどのような工夫がされているのかがよく分かる展示でした。日ごろ何気なく見ているマンホールの蓋にも色々な種類と役割があることがとても興味深かったです。道路の地下で行われている下水道管の敷設工事がどのようなものであるかを見学しました。短い時間でしたが大変勉強になりました。ここはそれ以外にも主として小学校高学年以上を対象に「お仕事体験プログラム」を5テーマほど用意しています。下水道の汚れの掃除、下水道管の中への探検、パイプを修理してポンプを駆動する、大雨の時に街を守る、下水道の中の微生物の観察などです。
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次は歩いて10分くらいのところにある「東京都水の科学館」です。ここは水道の蛇口をひねるといつも普通に出てくる水がどこで生まれて、どこを流れて、私たちのところまで届けられるのかを体験型のミュージアムです。
ここはどうやら対象が小学生のようで社会科の勉強として沢山の子供たちで賑わっていました。まずは3Fのアクア・トリップ「水のたびシアター」で大迫力の映像で「水の大循環」を15分ほど見た後は浄水場での最新技術を用いた水の浄化、暮らしの中で様々に使われている水の様子、水の不思議な性質の展示などを見ながら1Fに戻り、最後はこの地下にある給水施設(有明給水所)を見学しました。規模の大きな機械施設ですが巧みなイルミネーションで設備の各部がどのような役割を果たしているのかがよく分かりました。
今回の2か所の施設は子供達に上下水道の仕組みを理解させるには大変良いものだと思いますので是非お子様連れで見学をされることをお勧めします。
最後になりますが、ご案内いただいた「虹の下水道館」の高田 萌恵美 様、どうも有り難うございました。とても分かりやすい説明で我々の下水道に関する理解も少しは向上したかと思います。 
                                                    −以上−
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2014年08月28日

EVF見学会「消防博物館」

第54回EVF見学会(‘14/8/28)の概要報告    (小栗武治)
・見学会開催日時 : 平成26年8月28日(木)  11:00〜13:00
・見学先 : 東京消防庁 消防防災センター 消防博物館 
         〒164−0004 東京新宿区四谷 3−10
          http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/museum.html
・参加者数 : 10 名

今回は江戸時代、明治・大正・昭和時代、現代までの消防の組織・装備など、今なお進化し続ける消防の歩みを一堂に集めた消防博物館を見学しました。さらに過去の災害から学び取った防災知識・対策についても勉強しました。
博物館に到着すると黒っぽい制服に身を包んだ大勢の丸刈り頭の屈強で精悍な顔つきの青年の一団が見学中でした。この青年たちは沖縄県と宮城県の消防学校の150人の学生さんたちだそうで、将来の頼もしい消防士の姿を見て大変心強く思いました。
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インストラクターの草野さんに、5階の「消防の夜明け」、4階の「消防の変遷」、3階の「現代の消防」、1階と地下1階に展示された過去に活躍した消防自動車や消防ヘリコプターの実物などについて、時代順に詳しく説明して頂きました。

<消防の夜明け>
組織だった火消し制度は1629年に幕府(三代将軍家光)が大名に対して火消し役を命じた「奉書火消し」に始まるとのことでした。主に江戸城や武士の家を火事から守るための「大名火消し」が組織され、その後江戸城の防火などを目的とした幕府直属の常設消防隊として「定火消し」に発展し、これが現在の消防署のルーツだそうです。町人のための本格的な火消し制度は1718年に大岡越前守が作った「町火消し組合」に始まるそうです。水による消火力が弱体だった江戸時代の消火法は、火がこれ以上広がらないように周りの家を取り壊してしまう「破壊消火」が基本でした。そのため「町火消し」は鳶職の人達が中心になっていたとのことです。
展示ではこれらの消防組織の誕生や発展の様子が錦絵や資料で分かりやすく解説され、当時の町を再現したジオラマでは、粋でいなせな町火消したちの活躍ぶりを生き生きとみることができます。
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<消防の変遷>
明治時代になると輸入した蒸気ポンプなどでの水による消火が始まり、「大名火消し」、
「定火消し」は廃止、「町火消し」は残されたそうです。明治から昭和にかけて消防は大きく変わり、機械化、組織の近代化によって消防の機能はますます充実していきました。展示では時代の風俗を織り交ぜながら近代消防のあけぼの、消防の躍進、消防組織の拡大、自治消防の始まりなどなど、消防の移り変わりが良く分かるようになっています。
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<現代の消防>
現代の消防は火事だけではなく様々な災害から国民の生命や財産を守るために広く活動しています。展示では消火・救急活動を映像と模型のショーステージで学べるようになっており、東京消防庁の最新の取り組みや装備品を見ることができます。また関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災等々、過去からのいくつもの災害経験から、家具転倒防止、通電火災防止、帰宅困難者対策、他にもいろいろな新しい対応策が考えられ、展示によっても様々な災害に対する備えや我が家の安全チェックなどを見学者が学べるように工夫してありました。このように、国民への啓蒙を図ることにより被害を極力少なくする方策が講じられつつあります。

身近な問題だけに大変勉強になる見学会でした。詳しく分かりやすい説明をして頂きましたインストラクターの草野さんに厚く御礼申し上げます。                     以上
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2014年07月24日

EVF見学会「東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)」

第53回EVF見学会(‘14/7/24)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年7月24日(木)  10:30〜12:30
・見学先   東京消防庁本所都民防災教育センター(本所防災館)
         〒130−0003 東京都墨田区横川4−6−6
          http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/honjo-map.htm
         参加者数  17 名
今回は迫りくる万が一の大災害で生き延びる術を再確認し、足りないところを補おうということで隠れた人気スポット、本所防災館で模擬災害を体験しながら学び、防災行動力を身に着けようということで訪問しました。
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総括すればここには誰もが一度は訪問し、通常では経験しえない模擬災害を体験し防災行動力を身に着けることをお勧めしたいということです。
今回は時間の関係から4つの体験しかできませんでしたが、最初に施設を紹介しておくと1Fは地震体験コーナー、都市型水害コーナー、2Fは煙体験コーナー、消火体験コーナー、応急手当コーナー、3Fは暴風雨体験コーナー、4Fは防災シアターで構成されています。
見学は10時15分に集合し、さすが人気ポイントだけのことはあり、我々を含めて4団体がこの時間帯に集まり、まずは4Fの防災シアターであの3・11の生々しい映像を20分間ほど見ることから始まりました。改めてあの時の津波のすごさ、地震、それに伴う火災の状況を見て災害を生き延びるための心構えを持った後でいよいよ体験コーナーの開始です。
最初は今回のお目当てである実際の地震の振動を再現した地震体験コーナーです。6名一組になり加振器の上に乗りお好みで東北大震災の震度7や記憶が薄れつつある神戸・淡路島大震災の震度6強を体験しました。体験してみて分かったのは、とても立っていられる状況ではなく地震が来たら強固な机などの下に入り込んで机が動かないように脚をしっかりと押さえているしかないことです。重いものも宙を飛ぶようですので棚の固定はもちろんのこと重いものは高いところに保管してはならないこともよく分かりました。
次は実際の消火器を使用しての消火体験コーナーです。火災の発生原因は放火、たばこの不始末、台所だそうですが、台所にはまず消火器を備えるべきことが分かりました。消火器は長くても30秒程度の噴射でそれで消えなければあとは逃げなければならないのだそうです。炎でなくて燃えているものに噴射することもよく分かりました。
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その次は全員、雨合羽と長靴を履いて風速30m/sの大型台風の暴風雨の体験をしました。とても前を向いては歩けないし隙間から水が入るなどで大変でした。
最後は火災発生時の煙体験コーナーです。煙の特性や危険性を理解し、煙と空気の境目の中性帯を避難することを学びました。停電で真っ暗な中を煙に巻かれて逃げ惑うのがどれほどの恐怖になるかが実感できました。
最後になりますが、ご案内いただいた安藤 様、どうも有り難うございました。とても分かりやすいご説明で我々の防災行動力も少しは向上したかと思います。 
                                                    −以上−
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2014年07月01日

EVF見学会「日産自動車(株) 追浜工場」

第53回EVF見学会(‘14/7/1)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年7月1日(火)  13:00〜15:00
・見学先   日産自動車梶@追浜工場
         〒237−8523 神奈川県横須賀市夏島町1番地
          http://www.nissan-global.com/JP/
 参加者数  39 名

今回は自動車の環境対策の切り札といわれている電気自動車の生産で世界トップの日産自動車のリーフがどのようにして製造され、またその生産工場がどれほどの環境対策を行っているかということで日産自動車梶@追浜工場を見学させていただきました。
  自動車の製造ラインの見学は毎年6万人以上の見学者があり、東京近郊の小学生の社会科の授業にも組み込まれていますが、EVFの皆さんにも人気があったようで40名もの参加申し込みがありました。
  当日、12時50分に追浜工場ゲストホールに全員集合し、まずはゴーン社長の日本語での挨拶ビデオから始まり、日産自動車且幕ニ紹介、追浜工場の説明、電気自動車リーフの説明、NPWと呼ぶ日産同期生産システムの説明など予備知識を頭に叩き込んで2班に分かれて見学ツアーを開始しました。まずはバスに乗り込んで工場で生産した車を海外などに運ぶ自動車運搬専用船の埠頭を見学しました。この専用船への自動車の積み込みはテレビなどでもたびたび紹介されているように自動車を傷つけないように可能な限りせまい間隔で積み込むその技には驚嘆すべきものがあるようです。
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  埠頭見学後、いよいよ工場の生産ラインの見学です。見学ルートは自動車の内装部品の組み付けを行うトリムライン、それに続く足回りやエンジンを組みつけるシャシーライン、完成した車を数百項目にわたって検査する検査ラインでした。
  日産自動車鰹o身の筆者も20年ぶり工場見学をしましたがその変容ぶりには驚きました。まずは電気自動車のリーフも含め4車種が同一のラインで生産されていること、組み付け部品の同期化は当然としてもラインのすぐ横で関連メーカーがモジュール生産をしておりラインと同期していること、工場の中での見慣れた風景であるフォークリフトが全く見当たらず電動の無人搬送車が無数に走り回って組み付けるべき車に寄り添って動くなどその生産性の向上に目をみはるばかりでした。また見学者のために通路や見学場所の配置なども配慮されていたこと加えておきます。
  ゲストホールに戻って特別に追浜工場のCO2削減活動について説明していただきました。日産自動車鰍ヘ様々な活動をしていますが生産工場では27%の削減を目標にしており、2005年を基点に2016年には台あたり20%の削減活動に取り組んでいます。
最後になりますが、熱心にご案内いただいた追浜工場ゲストホール 副館長 狐塚 様、遠山様、工場の環境対策についてご説明いただいた環境エネルギー担当課長の山口様、どうも有り難うございました。何とか電気自動車を普及させていきたいという強い思いが伝わるご説明に感銘を受けました。                                           −以上−
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2014年05月29日

EVF見学会「東京スーパーエコタウン」

第51回 EVF見学会(‘14/5/29)の概要報告    (久保田 惣治)

開催日時 : 平成26年5月29日(木)  10:00〜15:30
見学場所 : 東京スーパーエコタウン
参加者数 : 12名

東京都は,首都圏の廃棄物問題の解決と新たな環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を促進する事を目的に、東京臨海部で都有地を活用して廃棄物処理・リサイクル施設を整備する「スーパーエコタウン事業」を推進しています。東京都環境局は「東京スーパーエコタウン事業施設見学」プログラムを実施しています。このプログラムには月に2回、各種の施設を巡る見学コースが設定されており、バスで案内して頂けます。
今回は昨年9月が好評でしたので1日かけて下記の3施設を見学しました。

<建設混合廃棄物リサイクル施設 高俊興業梶
  http://www.takatoshi.co.jp/

再資源化が困難な建設系混合廃棄物等を受け入れ、最先端技術を駆使した高精度選別再資源化システムにより、90%以上の再資源化を達成しています。
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見学した施設は下記でした。

1. 中央操作室で廃棄物の粉砕・圧縮梱包などの普段見られない作業工程をTVモニターで見る
2. ダンピングヤードでの廃棄物の受け入れ状況
3. 手選別コンベヤでの廃棄物の仕分け作業

建設系産業廃棄物が90%以上リサイクルされているのに驚きでした。
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<リサイクル施設 潟tューチャー・エコロジー>
  http://f-eco.co.jp/kankyo.html

中古パソコンその他の電気、電子、情報機器全般について、リユース(再利用)、リサイクル(再生利用)を行っています。特に情報関連機器については万全なセキュリティーの中でのデーター消去、又は破壊を行い、情報関連機器のリユース、リサイクルを行っています。
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<ガス化溶融等発電施設 東京臨海リサイクルパワー梶
  http://www.tgn.or.jp/tokyorp/
産業廃棄物については,廃プラスチック類や建設廃棄物を破砕・分別処理した後の可燃物等を受け入れ、ガス溶融炉により、灰は高熱でスラグ化して建設資材として、鉄や銅・アルミなどの金属は有価物としてマテリアルリサイクルしています。

又、医療機関からの感染性医療廃棄物は専用の焼却炉で確実に焼却処理され、それぞれの排熱は熱回収して発電(サーマルリサイクル)されています。

この施設は国内最大規模でマテリアルリサイクルとサーマルリサイクルを併せる事で、100%のリサイクルを目指しています。


上記の様に、各施設が信じられない様な高率でのリサイクルをおこなっているのには驚異でした。全国で排出される様々な廃棄物がこの様にリサイクルされればとの思いでした。

今回各工場で説明して頂いた皆様及び、親切に各事業所のご案内をして頂いた東京都の職員の方に御礼を申し上げます。


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2014年04月24日

EVF見学会「首都圏外郭放水路」

第51回EVF見学会(‘14/4/24)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年4月24日(木)  10:00〜11:30
・見学先   首都圏外郭放水路(庄和排水機場)
         〒344−0111 埼玉県春日部市上金崎720
        http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/
         参加者数  22名
今回はテレビや新聞で防災となると取り上げられる、あの地下宮殿のようなところを見てみたいということで首都圏の安全・安心を守り続ける巨大地下放水路とその仕組みを見学しました。
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 この首都圏外郭放水路は、中川、綾瀬川(埼玉県東部)流域の倉松川、大落古利根川の浸水被害を軽減するために、流域の河川の洪水を、地下50mを貫く総延長6.3kmのトンネルに取り込み江戸川に流すという、世界最大級の地下放水路です。
 世界に誇る日本の最先端の土木技術を結集し、平成5年3月に工事に着手、およそ13年の歳月をかけて平成18年6月に通水が可能となりました。
 基本的な仕組みは洪水をもたらす各河川に直径30mにもなる立坑を設けて、河川の水位がある程度以上なるとこの立坑に水を取り入れて地下トンネルを通して容量の大きな江戸川に放水するようになっています。立坑は全部で5本あり、第一立坑に導かれた水を毎秒200m3の能力(1秒間に25mプール1杯分の水を排水)持つポンプでくみ出すのです。
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 見学したのはこの排水ポンプのある庄和排水機場の見学施設「龍Q館」というところでした。
 大雨のたびに浸水被害をもたらす中川・綾瀬川流域のお盆のような地形の説明から始まり、放水路全体の配置や機能などの説明を受けた後、140段を超える階段を下りて調圧水槽に降りました。ここは地下トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、江戸川にスムーズに水を流すためのものですが地下22mの位置に作られた長さ177m、幅78m、高さ18mに及ぶ巨大な水槽です。天井を支える長さ7m、幅2m、高さ18m、重さ500トンの柱が59本の柱が立ち並ぶさまはまさに地下神殿そのものです。2000年後の人類がこの遺跡を発掘したらまさにそう思うでしょう。
 地下に降り立ってみると洪水の度に溜まるであろう泥土はきれいに掃除され、嫌な下水臭も全くしません。おまけに地下ですから寒いくらいの涼しさです。
 皆で記念撮影をして、もう一度140段の階段を上って「龍Q館」に戻り質疑応答の後、解散しました。
 ちなみにここの稼働率は設立以来85回ですが、平成25年には過去最大の12回、年間洪水調節量1,864万m3(50メータープール12,430杯分)だったそうです。今年も2月の大雪とその翌日の大雨で運用開始以来の稼働があったのだそうです。
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 運用開始以来の浸水戸数も大幅に減少しており昭和60年以前は台風が来るたびに20,000戸以上の浸水被害があったものが平成18年の大雨でも85戸と被害は確実に減っています。
 最後になりますが、熱心に説明していただいた広報担当の服部様、宮崎様有難うございました。 
−以上−
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2014年03月27日

EVF見学会 リッチフィールド株式会社湘南農場

第49回EVF見学会(‘14/3/27)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年3月27日(木)  10:00〜12:00
・見学先   リッチフィールド株式会社 湘南農場
         〒252−0824 神奈川県藤沢市打戻字大下19−2 電話0466−52−6143
         http://www.richfieldvegetables.com/site/about_richfield/about_top.html
         参加者数  14名
最近、EVFでは重要な環境問題である食に関するテーマを取り上げていますが、今回は新世代の農業技術の普及と実践に取り組んでいるリッチフィールド株式会社 湘南農場を見学させていただきました。
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リッチフィールド株式会社は2011年に設立された新しい会社ですが、国内3ヶ所に最先端の農業技術を駆使した養液栽培施設の農場を経営しており、宮城県にあるリッチフィールド栗原ではパプリカ栽培では日本で1,2位を競う規模になっているそうです。
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パプリカ、トマトを中心とした農作物の「企画・生産・販売」に取り組み、「安全安心・高品質な製品」を安定してお客様に届けることをその事業の目的とし、農場のコラボレーション、生産性の高い標準化された農業技術の開発、これからの農業の担い手の人材育成、高品質な製品を安定供給できる販売システムの確立に取り組んでいます。
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さてここでは各種トマトの栽培並びにその研究をしており写真でお分かりのように広大な環境管理を自動化したビニールハウスです。最後に試食させていただいたトマトのおいしかったこと。
施設内の見学に先立ち入り口で履物を消毒し、持参の上履きに履き替え、外部からの病原菌などを持ち込まないように防護服に着替えました。これだけ注意しても時々は野菜に病気が発生して苦労するそうです。
内部はトマトの種類ごとに区分けされ、生育に必要な養分はコンピュータ管理された溶液が必要に応じ供給され、ハウス内の温度、湿度、日射はもちろんのことCO2濃度も生育を促進するに必要な高めの濃度に制御されています。
ハウス内はこれが農場かと見まごうばかりに整理整頓されており、この広大な農場をわずか4人の人員と受粉活動に励む6匹(?)のマルハナバチで運営されているのには驚かされます。
事業の採算性からみるとここの3倍くらいの少なくとも1ha以上の面積が必要なのだそうですが、通常の露地物野菜の3倍近い生産性(それでも技術導入したオランダの生産性はもっと高いのだそうです)を確保するための環境管理のための設備投資費、エネルギー維持管理費、人件費を最小に抑えるだけでなく、価格が変動しにくい野菜のブランド化と安定供給を前提とする直販体制の確立の重要性を理解しました。剪定や収穫なども機械化されていくとのことです。
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最後になりますが、熱心に説明していただいた副農場長の井垣様、有難うございました。 
なお、EVFでは来る4月24日(木)の15時30分からこのリッチフィールド株式会社 富田 啓明 社長様のセミナーを予定しておりますので農作物の栽培工場の現状と将来についてご関心をお持ちの方は是非ご参加ください。
−以上−

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2014年01月30日

EVF見学会 シミズ・オープン・アカデミー

第48回EVF見学会(‘14/1/30)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成26年1月30日(木)  10:00〜12:00
・見学先   清水建設 シミズ・オープン・アカデミー
         〒135−8530 東京都江東区越中島 3−4−17 電話03−3820−5504
         http://www.shimz.co.jp/theme/soa/
         参加者数  32名
今回は「環境と建設」というテーマで大手ゼネコンの研究所を拝見させて頂いている一環として清水建設葛Z術研究所を拝見させていただきました。
ここは小中高生たちの建設と環境に関する理解を深めるためにシミズ・オープン・アカデミーを開催しており年間で5,000人もの子供たちの見学があるところです。
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展示内容は多岐にわたっており「建物の省力化・CO2削減」「都市緑化と生物多様性」「スマートグリッド」などそれぞれ興味深い展示があるのですが今回は短い時間でもあり主として省エネについて見学をさせていただきました。
まず最初にプレゼンテーションルームで「環境と建設」について省エネに関する部分の講義をしていただき、その後所内の様々な施設を見学しました。
建物のエネルギー消費構成では照明・コンセント・パソコンなどが33%、ついで空調搬送動力で27%、冷暖房用熱源23%で80%が消費されているわけで、それぞれに対して昼光利用技術、放射冷暖房、地中熱利用ヒートポンプなどを開発実用化しておりその効果を見学で実感させていただきました。最近ではビル内はパソコンなどの熱で冬でも暖房ではなく冷房をしているのだそうです。
昼光利用技術は効率よく室内に太陽光を取り入れて照明を減らそうという試みですが、窓のブラインドやフィルムとライトシェルフ、下からせり上がるブラインドなど興味深い技術が検討されていました。放射空調とは物体からの遠赤外線を利用して不快な気流感をなくし、空調機動力を大幅に低減しよう言うものです。地中熱利用ヒートポンプシステムは年間を通じて一定の温度の地下にエアコン排熱を捨てて熱交換効率を向上させ省エネを図ろうと言うものでスカイツリーなどにも採用されているそうです。
研究所を取り巻くビオトープなどもご案内させていただきましたが、大地震に備えての免振装置などは当然設置されていますが、あおの3・11の時に地面と免振装置の上の建物との揺れの違いが記録されているのを見てその効果を納得しました。
もう一つも逃せないのは清水建設鰍ェ長年にわたっててがけられて来られた建築の歴史展示があります。日本の近代建築の歴史を学ぶには素晴らしい展示です。

最後になりますが、講義とガイドを務めていただいた環境エネルギー技術センター 上席研究員 工学博士 鈴木 道哉様、主任研究員 林 豊様、 有難うございました。 
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2013年12月19日

EVF見学会 柏の葉スマートシティーミュージアム

第46回 EVF見学会 (12/19) の概要報告  (岡 昂)
・見学会開催日時  平成25年12月19日(木)  10:00〜11:30
・見学先   柏の葉スマートシティーミュージアム(入場料 ¥500/大人)
         千葉県柏市若柴173−5柏の葉キャンパス149街区5 
           電話04−7126−0280
             http://www.k-scm.jp
・参加者数  16名

今回は「世界の未来像」を描くと言う謳い文句に引かれて小雨降る中、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅下車、歩3分のところにある「柏の葉スマートシティーミュージアム」を訪問し、スマートシティーの全貌を説明して頂きました。ここはスマートシティーに暮らすと言う未来のライフスタイルをイメージしてもらうためのミュージアムで、既に導入されている技術や設備、これから叶えられていくであろう暮らし等を映像や展示を見ながらそれに触れ、体感してもらうことを狙いとしています。
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  まずスマートシティーの狙いですが3つの都市構想を実現しようとしています。
第一は環境共生都市:省エネ、創エネ、蓄エネによるエネルギーの地域一元管理、低炭素型の新しい都市交通、災害時でもライフラインを確保する。
第二は健康長寿都市:地域ネットワークが支える疾病・介護予防、生きがいを生み出す積極的な社会参画の機会、ICTを活かした多世代間の交流です。
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第三は新産業創造都市:日本の先端技術をビジネス化するベンチャー企業支援、国際的なベンチャー企業ネットワークの連携拠点、オープンイノベーションを加速させるプラットフォームの構築です。
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以上のコンセプトを実現するとどのような都市となるのかをこのミュージアムで6ヶ所のコーナーで映像や展示で説明してくれます。ドーム型の360度映像とプロジェクトマッピングによる演出でのこのスマートシティーに込められた願いや想いを理解してもらうと言うドームシアター。スマートシティーの未来を紹介する3面スクリーンでの立体演出が楽しめるシアタールーム。次世代の住まいが備える機能とライフスタイルを仮想体験できるライフスタイルゾーン。スマートシティー全体のエネルギーを管理することによりどのようなメリットがあるのかを紹介するスマートセンターの4つのプレゼンテーションがメインです。
見逃せないのがスマートシティーとは直接関係はなさそうですが次世代型ディジタル地球儀「触れる地球」です。まるで人工衛星に乗って地球を眺めているような感覚でリアルタイムで地球全体に起こっていることが俯瞰できます。
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一通り見学をして最後にコミュニケーションラウンジで質疑応答をしました。目が眩むような未来都市ですが、高齢化を迎える日本の未来都市として年寄りには本当に住心地が良いのかどうかは皆さん方も出掛けて実感してください。
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最後になりますが、ガイドを務めていただいた柏の葉カレッジリンクネットワーク理事の中川 恵一様、「触れる地球儀」をご説明いただいた三浦 竜也様、有難うございました。
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2013年11月21日

EVF見学会 東京都環境科学研究所

第45回 EVF見学会 (11/21) の概要報告  (岡 昂)
                                  
・見学会開催日時 平成25年11月21日(木)  10:00〜11:30
・見学先     公益財団法人 東京都環境公社 東京都環境科学研究所
         〒136−0075  東京都江東区新砂1−7−5
         http://www.tokyokankyo.jp/
         参加者数  17名


最近、EVFでは世界に誇れる東京都の環境対策についてセミナー、見学会を通じて勉強しています。今回は12月19日のセミナーの事前勉強も兼ねて東京都環境科学研究所を見学させていただきました。
ここは昭和43年4月に東京都公害研究所として千代田区有楽町に、当時問題となっていた工場や自動車の排気ガス対策に取り組むべく発足しました。昭和60年には大気汚染の公害問題に一応のめどを付け、東京都環境科学研究所に改称し、江東区の現在地に移転しました。
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 平成24年に公益財団法人となり現在は東京都の直営ではありません。
 人員規模80人(研究職はその内の50人)、年間予算9億円の規模で運営されて
います。
  主たる役割は「環境実態の研究」「新たな環境施策の検討」「環境施策の効果検証・見直し」「環境施策の実施における技術的信頼性の確保」「技術支援等による東京都及び東京都民等への科学的知見の提供」を掲げ、都民の環境改善の様々な問題に取り組んでいます。
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  具体的なテーマは実績のある「自動車の環境対策の評価」、最近話題の「PM2.5等の微小粒子状物質対策の効率的推進」、大都市として頭の痛いゴミ問題である「資源循環の可能性」、毒性が強いため、極微量でも人体の影響が懸念される「有害化学物質の分析・環境実態の調査」、東京湾沿岸部の「生物生息環境・自然浄化機能の実態把握」、最近ますます問題となってきている「ヒートアイランド現象の実態
と影響、その緑化による緩和」など都民の環境に重大な影響のある課題に取り組んでいます。それ以外にも自動車排出ガス試験、温室効果ガスのモニタリング、土壌汚染の合理的処理、行政検体の精度管理、都及び区市町村の職員への技術支援なども行っています。環境学習の普及促進にも取り組んでいます。
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  さて施設見学ですが、まず最初に1950〜60年代の大気汚染の状況の貴重なビデオを見るところから始まりました。我々中高年はこの時代に育ったわけですが、よくぞこのような環境でと思うくらい驚くべき映像の連続でした。
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  引き続き東京都のPM2.5の現状と対応(ご安心ください。この10年間で大きく減少、昨年と比べても大きな変化は無い)についての解説、屋上にあるPM2.5観測装置の見学、大気汚染モニタリング装置の見学、ヒートアイランド現象に対する研究取り組み状況、最後に自動車の排気ガス測定をする大型シャシーダイナモ装置を案内して頂きました。
  日頃は気がつかない大切な東京都の環境実態を地道に研究、対策立案されている様を見学し、このような努力に我々の環境が支えられていることを再認識した次第です。
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最後になりますが、PM2.5についての詳細な解説や所内研究施設をご案内いただいた研究
調整課 課務担当係長 安部 幸一 様、有難うございました。
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2013年10月29日

EVF見学会「温泉地学研究所」

第44回 EVF見学会 (10/29) の概要報告  (岡 昂)


・開催日時  平成25年10月29日(火)  10:00〜11:30
・見学先  神奈川県温泉地学研究所
         〒250−0031  神奈川県小田原市入生田586
http://www.onken.odawara.kanagawa.jp/
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・参加者数  15名
EVFではセミナー、見学会を通じて地学に関する勉強をしてきていますが、今回はあいにくの雨の中でしたが、箱根の麓にある神奈川県温泉地学研究所を訪ねて多彩な泉質を誇る箱根温泉について勉強させていただきました。
  神奈川県の地下は、地球表面を構成するプレートのうち3枚が交錯、衝突している大変珍しい場所です。それゆえに地震・火山、自然の恵みである温泉・地下水はすべてこうしたプレート間の運動に関わって生じます。
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  そこで温泉地学研究所は1961年創立以来、これらプレート境界に生起する様々な地学現象の解明に取り組んできました。具体的には火山・地震活動の観測監視とメカニズムの解明、プレート運動に伴う地震・地殻変動の研究、地殻構造・活断層の研究、温泉の成因解明、地下水流動・収支の研究、温泉・地下水資源のモニタリングなどです。
  今回は興味あるテーマの中から温泉に絞って解説して頂きました。
  まず神奈川県の温泉ですが、全県で622ヶ所、そのうち箱根には353ヶ所あるそうです。湧出量は全県で毎分39,000リットル、そのうち箱根では22,000リットルです。
  箱根温泉の泉質は23種類のバラエティーに富んだ療養泉で、奈良時代にお坊さんが湯本温泉を発見以来、江戸時代は箱根七湯といわれていましたが、現在は箱根二十湯となっており、それぞれ特徴のある泉質だそうです。最近の知見によると泉質の違いが生じるのは箱根は富士山とは異なり、太古からの小さな火山の集合体から出来上がっており、それぞれの火山の潜在カルデラ構造がその分布に関わっているとのことです。
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  温泉に行くと風呂場に温泉分析書が掲示されていますが、これは10年に一回の更新の義務がありますが、その中で泉質名が付いた温泉は療養泉でその効能を表示できるのだそうです。ちなみに療養泉の定義は、溶存物質が1,000mg以上あること、温度が25℃以上あること、特殊成分7項目が基準値以上含むかどうか、この3条件のどれか一つでも満たせば療養泉と呼んでよいとのことです。
  解説を頂いた後で1Fの展示場を案内して頂きましたが、箱根の地質状況を分かり易く説明する数々の展示に感心しました。個人的には入り口近くにある50万年前の地層の上に1,700万年前の地層が乗り上げている断面展示を見てプレート衝突のすごさに驚きました。
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最後になりますが、温泉について大変詳しく解説して頂いた神奈川県温泉地学研究所 主任研究員 菊川 城司 様、有難うございました。ここは箱根新道の入り口に近く、車の便の良いところですので箱根にお出かけの際にはお立ち寄りいただき温泉に入る前に事前勉強されたらいかがでしょうか。
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2013年09月26日

EVF見学会「東京スーパーエコタウン」

第44回EVF見学会(‘13/9/26)の概要報告    (小栗武治)
・見学会開催日時  平成25年9月26日(木)  10:00〜11:40
・見学先   東京スーパーエコタウン 日本環境安全事業会社東京事業所(JESCO)
         東京PCB廃棄物処理施設
         〒135−0064 東京都江東区青海3丁目地先 
          http://www.jesconet.co.jp/       
・参加者数  13名

今回は、東京都環境局が提供する「東京スーパーエコタウン事業施設見学」プログラムに申し込み、EVF以外の人たちとの相乗りで見学した。このプログラムには月に3回、日替わりで各種の施設を巡る見学コースが設定されており、バスで案内して頂ける。
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今回見学した東京PCB廃棄物処理施設は、国の監督のもとPCB廃棄物の処理を行うため
平成16年4月1日に100%政府出資で設立され、全国5ヶ所(室蘭市、東京都、豊田市、大阪市、北九州市)の事業所においてPCB廃棄物の広域的な処理を推進している。東京事業所では1都3県の区域内にあるPCB廃棄物(高圧トランス、高圧コンデンサ、安定器、など)を化学処理し、
無害化する業務を行なっている。PCB(ポリ塩化ビフェニール)は過去に上記の機器の絶縁油などとして使用された。
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PCBは昭和43年に発生したカネミ油症事件により、人体に摂取すると塩素ニキビ、皮膚障害、肝臓障害などを発症させることが分かり、昭和49年に製造・輸入が禁止された。地域住民の反対がありPCBの無害化処理工場を建設することができなかったため、30年以上にわたり使用済みのPCBが全国各地で保管されてきた。しかし環境汚染の懸念から早期処理の必要性が認識され、平成13年に「PCB廃棄物処理特別措置法」が制定され、平成16年に日本環境安全事業会社が設立された。
 本施設では高濃度PCBは水熱酸化分解法により1日約2トン、また低濃度PCBは脱塩素化
分解法により1日約0.3kgの処理を行う。
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見学会ではまず上記の歴史の説明とVTRによるPCBを無害化するプロセスの説明があった。
PCBは化学処理後は人体に無害な食塩、炭酸ガス、水、などに分解され、トランスやコンデンサなどを構成していた金属類は資源として売却し再利用される。また無害化処理により生成されたリサイクル油は発電用燃料などとして使用される。当施設では多重の防護構造を構築することにより通常運転時の異常、および不可抗力的な自然災害・緊急事態に対しても安全な停止ならびに安全な復帰を可能にし、施設外に与える影響を最小限に抑える数々の方策が採られている。
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VTRでの詳細な無害化処理工程の学習後、PCBの受け入れ計量、解体・分別、洗浄、過熱、分解、払い出し、などの各工程を見学することができた。過去に蓄積されたPCBの無害化処理は現在のところ平成26年度までに完了する計画になっている。                   以上

                                         
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2013年08月22日

EVF見学会「アーバンファーム」

第43回EVF見学会(‘13/8/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成25年8月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   パソナグループ本部 アーバンファーム
         〒100−8228 東京都千代田区大手町2−6−4
         http://www.pasonagroup.co.jp
         参加者数  31名(第1班 15名、第2班 16名)
 東京都心でどのようにして農作物ができるのか、今、人材派遣、請負などHRコンサルティングを手掛けるパソナグループの本社にある話題の農作物工場を見学させていただきました。ここは農作物工場だけでなく、環境省「クールシティー中枢街区パイロット事業」に認定されており、オフィスの外壁や屋上、バルコニーには、落葉樹を多く用い、夏は直射日光が入ることを防ぎ、冷房負荷を低減し、年間7トンのCO2を削減。秋冬には葉が落ち、室内に日光が入り込むなど環境に配慮した工夫をしています。
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 アーバンファームはパソナ農援隊が運営していますが、農産物の生産・加工・販売、農業関連研修、農業人材の派遣・紹介事業、農業関連コンサルティング、各種サポート等の事業展開を10名を超える人達で行っています。この活動が評価され2012年には第4回「農業・食糧産業イノベーション大賞」を受賞しています。
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 さて、今回は皆さんの関心も高く、30人を超える参加者でしたので2班に分かれて見学しました。
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 まず施設の外観ですが、築50年以上のオフィスビルをリノベーションして、約75種類の樹木680本が植えられたバルコニーがひときわ人目を引きます。内部を案内していただきましたが、1Fには野菜・花畑、環境条件を人工的に制御して、季節に関係なく連続的に生産する植物工場、水耕栽培のトマトに取り囲まれる応接室など驚きの連続です。続いて2Fに上がると「スプラウト栽培(植物の新芽の栽培のことで、カイワレ大根、もやし、ブロッコリー、マスタードなどが栽培)」「発光ダイオード栽培(植物の育成に合わせた様々な波長のLEDで栽培)」「灌水装置(天井や壁の植物にはイスラエル製の自動灌水システムで適切な水と肥料を供給)」などが展開されています。このビル内で収穫された新鮮な野菜は社員食堂で安心・安全な食事として提供されています。
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 またビルの中には植物を受粉させる虫がいないので人手で受粉させると伺いましてなるほど、そのような苦労もあるのだと妙に納得した次第です。
 個人的感想ですが、都心のオフィスビルの中で農作物に囲まれて仕事をするのも何か癒される感じがして悪くないなと思った次第です。メンテナンスも大変そうですが。
 最後になりますが、農業への熱き想いを語りながらご案内いただいた潟pソナ農援隊の岩脇 絵里 様、有難うございました。ここは東京駅からも近くですので都会の喧騒から逃れて気持を癒やしたいときなどには是非お立ち寄りください。とても気持ちの良いカフェテリアで寛いでみてください。
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2013年07月25日

EVF見学会「東京都臨海広域防災公園」

第42回EVF見学会(‘13/7/25)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成25年7月25日(木)  10:30〜11:45
・見学先   東京都臨海広域防災公園 そなエリア東京 防災体験学習施設
         〒135−0063 東京都江東区有明3−8−35
         http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/
         参加者数  29名
今回はいつ来てもおかしくないと言われている東京の直下型地震に際して生き延びるすべを学ぶために東京臨海広域防災公園を訪ね、発災時における対応がどうなっているのか、我々が災害に直面した時にどのようい対処すればよいのかを体験してみました。
ゆりかもめ有明駅に10時15分に集合、駅から歩いて数分のところにある広大な公園の一角にある「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」で有料ガイドをお願いして災害対策本部の施設見学および防災体験を2班に分かれて行いました。
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まず施設の案内をしていただきましたが、ここは約13haの広さの陸・海・空の利便性の高い場所に設置されており、災害時に交通の便が途絶えても首相官邸から歩いても一時間、救援物資は海からの運搬が可能、自衛隊の大型ヘリも10機近くが発着可能、大規模な救援部隊のベースキャンプも設置、目の前の癌研有明病院は災害時医療支援施設&用地として機能するように考えられています。
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この施設が機能するのは東京23区内で震度6強の激甚災害(建物全壊棟数・火災焼失棟数約85万棟、死者数11,000人を想定)が発生した場合で、まず首相官邸内に緊急災害対策本部が設置され、引き続きこの場所に緊急災害現地対策本部が設置されます。本部長は内閣府副大臣または大臣政務官で現地における災害情報の取りまとめや災害応急対策の調整を行います。300名を超える人員で埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の区域を管轄します。いわゆる首都圏の広域防災の司令部の役割をここで果たすのです。ちなみに3・11の時には関東地方の被害がそれほど大きくないと判断され本部は立ちあげなかったそうです。
さて次はお待ちかねの地震発生後の72時間生存力を付ける体験学習ツアーです。入り口でニンテンドーDSを渡され、暗いところや大きな音で気分の悪くなった方は遠慮なく申し出てくださいと脅かされて一同エレベータの乗り込み出発です。
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10問の「防災クイズ」に回答しながら、音響・照明・映像(振動はありません)によって余震繰り返されるジオラマの中を右往左往しながら発災、脱出、被災、避難場所へと全員無事に何とか生き延びました。最後に首都直下型地震の再現CGは相当迫力があり、お遊び気分は払拭されるくらいでした。
最後になりますが、ここは交通の便もよく駅からすぐ近くですので小さなお子様と一緒に一度体験される価値ありと思い今回参加されなかった方にもお勧めです。
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