2018年10月17日

EVF見学会報告:「オートモーティブエナジーサプライ株式会社(略称:AESC)」&「日産ヘリテージコレクション」

実施日:2018年10月17日 10:00〜13:00
訪問先:
「オートモーティブエナジーサプライ株式会社(略称:AESC)」
  http://www.eco-aesc-lb.com/
「日産ヘリテージコレクション」
  https://nissan-heritage-collection.com/TOUR/
参加者:23名

4月以降休止していたEVF見学会の再開第一号として、10月17日に神奈川県座間市にあるオートモーティブエナジーサプライ株式会社と隣接する日産ヘリテージコレクションの見学会を実施いたしました。

<オートモーティブエナジーサプライ株式会社>

EVやハイブリッド車で自動車の電動化を支える最先端技術としてのリチウムイオン電池の製造工程を説明いただき、その後、実際の製造ラインを見学させていただきました。見学前に全員靴を履きかえて、クリーンルームで体についたチリを取り除きます。中に入ってみると、製造ラインは自動車の部品工場とは思えない清潔さで、とても静かな工場でした。バッテリー製造の大敵はチリなどの不純物と水分だそうで、極めて厳格な管理が行われていることが良く分かりました。世界で30万台以上を販売している日産リーフのバッテリーが重大トラブルがゼロであるという実績の秘密の一端が、かいまみられた見学でした。残念ながら機密度が極めて高く、工場の中の様子は写真で説明することができませんが、見学を終わったあとの記念写真を添付します。
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<日産ヘリテージコレクション>

AESC見学後に、隣接する日産ヘリテージコレクション(歴代の日産車が300台以上展示されています)を見学いたしました。
1933年型ダットサン12型フェートンに始まり、歴代の日産車が所狭しと展示されています。かつてラリーの日産と言われた時代にサファリラリーで大活躍した車や、国内外で活躍したレースカーも多く展示されていました。
この場所は事前に申し込めば、一般にも開放していますので、車好きの方は一見の価値が有ると思います。
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AESC社、日産ヘリテージコレクション見学につき、多大のご配慮をいただきました、AESC社の関係者の皆様、日産自動車の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
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2018年04月26日

EVF見学会報告:「出光興産(株)石炭・環境研究所&出光バルクターミナル(株)」

実施日 : 2018年4月26日(木) 10:00〜12:50
訪問先 : 出光興産(株)石炭・環境研究所&出光バルクターミナル(株)
         http://www.idemitsu.co.jp/rd/laboratory/environment/
参加者 : 18名

4月度のEVF見学会は「出光興産(株)石炭・環境研究所&出光バルクターミナル(株)」を訪問しました。
今回は昨年9月に訪問した「出光興産(株)千葉製油所・工場」の時とは違い、前日の雨も晴れ上がり、大変気持ちの良い見学会でした。
内房線「長浦駅」まで出光バルクターミナル(株)手配のマイクロバスで迎えに来て頂き、石炭・環境研究所に着くと、先ず研究所講堂のビデオで石油会社・出光興産の石炭事業の取り組みと石炭・環境研究所、物流基地・出光バルクターミナルの概要説明がありました。

出光の石炭販売は、国内石炭火力発電所などへの直送販売のほか、千葉と徳山(周南)にバルクターミナル(中継基地)を有し、需要家への最適物流を提供するとともに、石炭・環境研究所にて蓄積したクリーンコール技術により、需要家に対して石炭の有効活用を提案しています

【石炭・環境研究所】
「石炭・環境研究所」は1982年(昭和57年)中央研究所(現先進技術研究所)内に石炭の研究グループとして発足し、2005年(平成17年)環境分野の研究開発拡大に伴い、「石炭・環境研究所」に名称変更しました。石炭・環境研究所は、石炭資源の利用可能性を広げ、多くのお客様に活用していただくことを目的に誕生し、ニーズを先取りした技術サービス(石炭評価システムなど)と、石炭のクリーン利用技術の開発(ボイラ燃焼シミュレータ、高温炉内監視カメラなど)を積極的に推進し、ラボスケールの基礎データから実機規模での実用データまでを取得・解析する設備を整え、国内外のお客様・大学・研究機関との石炭技術情報ネットワークを構築しています。
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<石炭・環境研究所の役割>
1.販売技術支援
 ・ 需要家への技術サービス
 ・ コンサルティングサービス
2.資源開発支援
 ・ 鉱山の品質評価
 ・ 鉱山の生産管理支援
3.石炭需要の創設
 ・ 環境対策技術の開発
 ・ 高効率利用技術の開発

<主な取り組み>
1.技術コンサルティング
長年培ってきた石炭の高効率燃焼技術、環境対策技術をベースに、お客様の技術課題や環境問題の解決に貢献する技術やシステムを開発し、これらのツールを基にお客様の多様なニーズに応え。
2.燃焼シミュレータ(ボイラ燃焼最適化解析)
炉内のガス流、温度分布、粒子軌跡をコンピュータで解析し、最適なボイラ運転条件を提案する。
3.石炭評価システム
新規炭の品質性能を新しい評価指標で高精度に予測し、石炭ボイラでの使用炭種拡大を支援する。
 4.高温炉内監視カメラ
石炭ボイラ内の燃焼状態やスラッギング状態を鮮明な映像で監視できる。
 5.石炭・バイオマス分析
産地によって品質が大きく異なる石炭やバイオマスをはじめとした固体燃料の性状や実用性能を分析・解析する。
6.実用性評価・試験
実機ボイラでの燃焼性、粉砕性、ハンドリング性、自然発熱性などの予測評価や微粉炭燃焼炉試験を実施する。
  7.環境対策技術商品
石炭の粉塵飛散を防止し、貯炭場や工場における作業環境改善や、近隣民家の生活環境悪化の改善に役立つ石炭粉塵飛散防止剤を揃えています。

COP21以来、地球温暖化防止が急務になり何かと批判が多い石炭事業ですが、原子力発電廃絶が叫ばれる中、近未来的にはまだまだ再生可能エネルギーに頼りきるわけには行きません。その中で断然安価な石炭利用に期待がかかっています。
その石炭事業に環境面からより新しい高レベルな環境関連技術が求められています。
出光の「石炭・環境研究所」の活動に期待したいと思いました。
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【出光バルクターミナル(株)】
出光バルクターミナルは、1986年10月から環境に配慮した大型海外炭輸入基地として操業し、特殊構造フェンスを備えた貯炭場擁壁と密閉式パイプコンベアによる構内搬送で炭塵飛散のない高能率・自動化されたクリーンなコールセンターです。

<貯炭場擁壁と防風フェンス>
高さ10mの擁壁とその上に設けた5mの特殊構造フェンス、さらに堰堤法面(擁壁外面)の勾配(30度)の相乗効果で、貯炭ヤード上の風速の減速および渦流防止効果を発揮します。
<パイプコンベヤ>
密閉式パイプコンベヤを採用した構内搬送で炭塵飛散のないクリーンなコールセンターを実現しています。
<受入設備>
最大受入船型95,790DWT級の受入れ桟橋(長さ317m、水深14m)には連続式バケットエレベーター型アンローダー(能力1,200ton/h)を擁し、パイプコンベアで貯炭場へ搬送されます。
<貯炭設備>
貯炭場は面積が79,950m2で350千トンの貯炭能力があり、荷役設備としてスタッカー&リクレーマー(能力2,400ton/h)を備え、トラック出荷と船出荷(パイプコンベアで船積設備へ搬送)されます。
<船出荷設備>
最大受入船型10,000DWT級の出荷桟橋(長さ212m、水深7.5m)には貯炭場からパイプコンベアで搬送されて来た石炭を船舶に積み込むシップローダー(能力2,400ton/h)を擁しています。
<海洋汚染防止対策>
炭塵飛散防止のため貯炭場内に設置された散水銃(固定式41基、移動式6基)からの排水や場内施設で発生した排水は石炭の粉が混ざって真っ黒になるので、事業排水処理設備で凝集沈殿・砂ろ過され処理水槽(2,500m3)へ貯められ、再び炭塵飛散防止用水として再利用(クローズドシステム)されています。なお、事業排水処理設備で分離された微粉は回収します。
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最後になりましたが、今回の見学会をアレンジして頂き、更に送迎・構内見学用マイクロバスと昼食までご用意して頂いた石炭・環境研究所 山下 亨所長様、角一雄総務主任様および出光バルクターミナル(株)代表取締役社長木下 茂樹様、上原 淳取締役業務部長様ならびにご丁寧に説明して頂いた皆様、ありがとうございました。

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2018年03月22日

EVF見学会報告:ANA(全日空)機体整備工場

実施日:3月22日(木)
訪問先:「ANA 機体整備工場」
     〒144−0041 東京都大田区羽田空港 3−5−4
     https://www.ana.co.jp/group/kengaku/outline.html
参加者 :30名

3月度のEVF見学会は大人気で予約が取り難い「ANA(全日空) 機体整備工場」を訪問しました。
これはANAホールディングス株式会社が「新現役ネット」の協賛会社なので、「新現役ネット」にお願いして実現しました。
image001.jpg見学会は3階講堂でまずスライドでANAの会社概況や沿革の説明がありました。
ANAは1952年(昭和27年)日本ヘリコプター輸送(株)として役員12名 社員16名で発足しました。1953年(昭和28年)には東京−大阪間の旅客、貨物便、運航開始、1986年(昭和61年)には初の国際定期便、東京−グアム線の運航を開始し、現在は新卒大学生の就職希望NO1の会社に成長しました。
image003.jpg見学会は東京ドームの約1.8倍の大きさがあるANA機体メンテナンス格納庫を見学しました。
格納庫の上段のデッキから見ると、ボーイング777始め大型機・中型機がどの様に整備されているかを見る事が出来ます。
通常では見る事が出来ない大型機の垂直尾翼を上から見るのは圧巻でした。
機体の整備は約6年経過すると「重整備」、4000〜6000飛行時間毎に10日間の「C整備」、500〜1000時間毎の「Aチェック」と次のフライトまでの「出発前整備」が」あります。
image005.jpg今回、見学で訪れた格納庫(ハンガー)ではボーイング777の「C整備」が行われていました。
3台のジャッキでジャッキアップされた航空機の姿を見るのは整備工場でしか見ることのできない景色です。
また傍らには点検のために外されたエンジンがあり、大きくて複雑でしたが、これに命を預けて空を飛んでいるのかと思うと不思議な感じがしました。
整備士の目視による点検、電気機器を使っての点検を行い、エンジンの内部は胃カメラの様な小型カメラで詳細に点検するそうです。
見学会は大変興味深い経験でした。
ANAは現在,SKYTRAX社(航空産業コンサルティング・格付け会社)から世界のエアラインにおいて最高評価の「5スター」を獲得しているそうです。それにもこの整備工場での、機体整備と快適な客室作りが寄与しているのでしょう。
image007.jpg最後になりましたが、今回の見学会をアレンジして頂いた「新現役ネット」の田辺洋さん、ご丁寧に説明して頂いたANA業務推進部の吉村様、ありがとうございました。
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2018年01月25日

EVF見学会報告:防衛省技術研究本部

・見学会開催日時 : 平成30年1月25日(木)
・見学先:防衛省技術研究本部 陸上装備研究所 (旧防衛省技術研究本部)
       〒252-0206 神奈川県相模原市中央区淵野辺2丁目9−54
       電話: 042-752-2941
    http://www.mod.go.jp/atla/rikusouken.html
・参加者数:20名

今回は神奈川県の淵野辺にある 防衛省技術研究本部 陸上装備研究所を訪れました。陸上装備研究所は火器、弾火薬類、耐弾材料、耐爆構造、車両、車両用機器、施設器材などの調査研究を行っており、システム研究部、弾道技術研究部、機動技術研究部で構成されています。
最初にビデオで研究所の概況説明の後、展示室を見学し、その後で下記の設備を見学しました。
  1.CBRN対応遠隔操縦作業車両システムの研究
  2.IED対処技術の研究
  3.信管衝撃シミュレーション試験装置
 
<展示室見学>
展示室には旧陸軍の歴史的な資料を見ることが出来ます。
又、既存の「120ミリ迫撃砲」に改良型弾頭を組み合わせる事で、ローテクな迫撃砲が最新の精密誘導兵器に生まれ変わる様子等を見る事が出来ました。

<CBRN対応遠隔操縦作業車両システムの研究>
防衛装備庁.jpg今回の見学会の目玉はCBRN対応遠隔操縦作業車両システムの見学です。 CBRNとは、化学(Chemical)生物(Biological)放射性物質(Radiological)核(Nuclear)の頭文字をつなげた言葉です。
一応有人でも操作出来ますが、基本的には「無線」を使用して、放射能や毒ガスで汚染された地域とは「離れた場所から遠隔操作」が出来るのです。
<IED対処技術の研究>
郊外及び都市部に敷設されたIED(即製爆発装置・地雷等)の脅威から人員及び車両を防御するために、「マイクロ波レーダー、ミリ波レーダー、レーザーレーダー」という複数のレーダーを使用し、効率よく危険物を探す事が出来るので、地雷を探すスピードは各段に向上しそうです。

<信管衝撃シミュレーション試験装置>
キャプチャ.JPG信管が火砲から受ける発射衝撃は非常に大きいため、陸上装備研究所では信管衝撃シミュレーション試験装置を備えている。
本装置は、高圧チャンバに貯めた窒素ガスにより、飛翔体を長さ18.5mのランチャ内で加速して試験槽内に射出するものである。

1月見学会 ー2.jpg今回は大変内容の濃い見学会でした。大雪が残る寒空の中、器材の準備や詳細な説明をして頂いた中村研究調査官始め多数の研究官の皆様及び見学会のアレンジをして頂いた防衛事務官 齋藤秀夫様、ありがとうございました。

以上   (文責:久保田 惣治)
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2017年11月30日

EVF見学会報告:国立環境研究所

・見学会開催日時 : 平成27年11月30日(木)  10:00〜11:30
・見学先 : 国立研究開発法人   国立環境研究所
    〒305−8506  茨城県つくば市小野川 16−2
    http://www.nies.go.jp
・参加者数  18名

今回は我が国の環境対策研究施設の草分けである国立研究開発法人 国立環境研究所を見学させていただきました。この研究所は、公害問題が深刻な状況にあった1974年に、環境庁の研究所として、筑波学園都市に設置されました。当初は少人数でスタートを切った研究所はその後40年間に、大気汚染や水質汚濁などの地域的な環境問題から、化学物質による環境影響、さらには地球環境に至るまで、わが国及び世界における環境研究の中核として、最新の設備と幅広い専門知識を駆使した研究所になっています。

image001.jpg環境研究の柱となる1)地球環境、2)資源循環・廃棄物、3)環境リスク、4)地域環境、5)生物・生態系環境、6)環境健康、7)社会環境システム、8)環境計測、9)災害環境分野の9つの分野を担う研究センターを設置し、基礎研究から課題対応型研究に取り組み我が国の環境政策に必要な科学的知見を提言しています。
今回の見学会ではとても全てを見ることはできないので概要を伺った後で「環境試料タイムカプセル棟」と「水環境実験施設」見学し、主任研究員の方々から分かりやすく解説していただきました。

最初にご案内頂いた「環境試料タイムカプセル棟」では、国内の絶滅危惧野生動物種の皮膚などから培養した体細胞、生殖細胞(精子、卵子、受精卵、始原生殖細胞など)および組織を長期保存用タンクの中で凍結(冷凍)保存しています。これによって絶滅危惧種の遺伝的多様性を将来に残すことができます。

また、凍結した細胞等は絶滅原因の研究、感染症に関する研究あるいは個体増殖に関する研究に使用することが可能で、絶滅危惧種の保全に役立ちます。

image003.jpg今後は絶滅した生物の保存された生殖細胞から、絶滅生物の再生が可能になったら素晴らしい事だと思いました。

次の「水環境実験施設」では、陸水域の水質汚濁や環境汚染物質が生物に及ぼす影響、生物多様性の維持機構、絶滅に瀕する野生動植物の保全手法などを総合的に研究しています。研究・施設のポイントは、
1)水環境と生態系の関係の追求
2)化学物質の水生生物への影響実験です。

上記の様に、国立環境研究所が生物多様性・生態系の保全を行い、生態系からの恵みを享受できる自然共生社会の実現に貢献されていることが理解出来ました。

image005.jpg国立環境研究所には今回見学出来なかった沢山の研究施設があります。
又、機会がありましたら再度見学会をお願いしたいと思います。

 最後になりますが、見学会のお世話をして頂いた企画部広報室の志田奈津子様、概要説明をして頂いた今瀬修係長、施設見学でお世話になった大沼学主任研究員、小神野豊及び岡健太高度技能専門員の皆様、ありがとうございました。
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2017年06月22日

EVF見学会報告:東日本旅客鉄道(株)大宮総合車両センター

・開催日時: 平成29年6月22日(木)
・見学先 : 「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」
          http://www.stib.jp/sangyokanko/jr.shtml
・参加者数 : 22名

「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」は大宮駅に隣接して1894年(明治27年)に設立された歴史を持ち、長く「大宮工場」と呼ばれてきたが、2004年(平成16 年)6月1日に現名称に変更しました。1894年に当時の日本鉄道葛ニ務部汽車課として設立されて以来、120年にわたり鉄道車両のメンテナンスや新造・改造を行っています。対象となる主な車両は首都圏を走る通勤車両や特急車両、またJR東日本管内のSL修繕も行われています。通常、車両は各地区にある車両センターで定期検査を受けていますが、約3年に1回の割合で大宮総合車両センターに「入場」 し、2週間から1ヵ月程度かけて詳細な検査・修繕が行われます。

20170622R01.jpgレクチャーを受けた後、全員ヘルメットを被って見学コースへ案内していただきました。
検査の流れは車両が入場するとどの様な検査・修繕が必要かをチェックし、車体をジャッキアップして台車と車体を切り離します。台車は台枠と輪軸に解体し、モーター等も外します。台枠はキズのチェックやブレーキ部品の検査をし、輪軸は軸の傷や軸受けの検査を入念にチェックし、モーター・速度メーター・パンタグラフ等の様々な部品を検査・修繕します。
20170622R02.jpg車体は車体側面の溶接や、ドアを動かす装置の動作チェック、塗装・窓ガラス等の修繕・交換をし、再度台車に車体を乗せて、出場監査・試運転等の検査を行います。


20170622R03.jpg「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」の特徴は次の通りです。
1.ISO9001を取得し「品質の確保」につとめ、ISO14001を取得し「環境 保全」につとめ、廃棄物処理リサイクル99.9%にし、構内はバッテリー車にするなどCO2の排出削減活動取組んでいること。
2.地域との関わりとしてインターシップ(高校生や大学院生の職場体験)や東日本地域のイベントの参加(大宮中山道まつり等)、鉄道ふれあいフェア、見学会の実施、鉄道博物館との連携等を行っていること。
3.社員の育成機関としての訓練所機能を果たしている。明治27年に日本鉄道(株)業務部汽車課として大宮工場が設立され、昭和62年の民営化に移行するまで、鉄道工場専業として広い敷地有し、大勢の職員を支えてきたことからしても「鉄道の町・大宮」と言われる所以であった。

私たちは何となく電車に乗っているが、 その電車や機関車を故障なく走らせるために、大勢の技術専門家が関わってメンテナンスをしていることを目の当たりに見させていただきました。とくに重機を使っての仕事だけに男の職場であると実感すると共に、長年にわたる技術を積み上げてきたノウハウを如何にして後輩たちに引き継いでいくかにかかっている職場でもありました。これからは電車に乗るのにも維持管理に努めている人たちのこと を意識しながら乗りたいと思います。
20170622R04.jpg最後になりましたが、ご親切にご案内していただいた東日本旅客鉄道株式会社
総務課 片岡義雄様、ありがとうございました。
                    文責   久保田 惣治
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2017年05月25日

EVF見学会報告:ウェザーニューズ社

5月度EVF見学会の報告

実施日:2017年5月25日(木) 10:00〜12:00
見学先:「株式会社ウェザーニューズ社」
〒261-0023 千葉県県千葉市市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデン
      Tel. 043-274-1939
 https://jp.weathernews.com/corporate-outline/
参加者:22名

本日は午前中に元ウェザーニューズ社社員の三枝茂氏のご案内で同社を見学し、午後は同氏から「気象情報のビジネスへの活かし方」という演題でご講演を頂きました。
同社の気象情報がどのように作られ、どのような分野のビジネスに活かされているのかについては午後のセミナーで詳しくご説明頂きましたので、別発行の「セミナー概要報告」をご覧頂くこととし、本報では見学会に焦点を合わせた内容を報告します。

1.ウェザーニューズ社設立の経緯
 ウェザーニューズ社は、1970年月に小名浜港を襲った爆弾低気圧のために貨物船が沈没し15名の尊い命が失われた事故をきっかけに、創業者の石橋氏の「本当に役立つ気象情報があればこの事故を防げたかもしれない」という思いにより1986年に設立された。

2.ウェザーニューズ社の組織
 同社は日本にあるグローバルセンターのもと、アムステルダム、コペンハーゲン、オクラホマ、ヤンゴン、マニラに各地域センターを持ち、海、空、陸すべてのサービスにおいて連携しながら、24時間365日、顧客をサポートしている。年商145億円、従業員数764名(内:海外109名)で運営している。もともとは海運会社向けの気象情報サービスから始まった。

3.主なサービス分野
もとになる気象情報は、独自の観測インフラ(衛星、レーダー、各種センサー他)、サポーター情報、全世界の公的機関による観測情報等により収集される。
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次にこれらのもと情報をベースに、スパコンを用いた14種類の独自予測モデルで分析と予測を行なう。予測結果は航海気象、陸上気象、航空気象、生活気象の分野ごとに44市場に向けてサービスを行なっている。

3−1.航海気象
 全世界の外交船舶2万隻の内6000隻に対し安全で経済的な運航をサポートする。
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3−2.陸上気象
 道路気象、鉄道気象、工場気象等々、約20の気象分野にサービスする。代表的な事例として、全国の97%約53,000店舗のコンビニに対し最適な発注をサポートしている。

3−3.航空気象
 約7000便/日の航空機に対して安全で経済的、そして乗客には快適な空の旅をサポートしている。
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3−4.生活気象
 日常生活に密着したトラベル気象、放送気象、栽培気象、山岳気象、スポーツ気象等々 約20分野について気象情報をサービスしている
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気象庁からTV等で提供される気象情報とウェザーニューズ社から提供される気象情報の決定的な違いは、前者が疎で画一的な一般情報なのに対して、後者は対応策までセットにした費用対効果が伴う密な情報であるという点である。

最後になりましたが、説明や案内をして下さった宮部取締役、三枝事務局長、高橋様に厚く御礼申し上げます。
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                                   (文責:小栗武治)
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2017年04月20日

EVF見学会報告:昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)

EVF見学会の報告

・開催日 : 平成29年4月20日(木)
・見学先 : 昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)
             〒210-0867 神奈川県川崎市川崎区扇町5-1
・URL  : http://www.sdk.co.jp/kpr/index.html
・参加者数: 15名

軽くて変化しないプラスチックは大変便利ですが、使用済みになるとその長所が短所になり、一度利用されると利用価値の無いものとして焼却すると有害物質であるダイオキシンが発生し、各地で問題となってきました。使用済みプラスチックを再利用する有効な方法(手法)がなかなか見出せない中、環境問題がクローズアップされ、 環境にやさしく利用価値の高いリサイクル方法(手法)が求められていました。
Tour20170420r1.jpg昭和電工のプラスチックケミカルリサイクルは、家庭や企業で一度利用され商品価値のなくなった使用済みプラスチックをガス化し、アンモニアを製造します。

KPR(ガス化手法)工程は下記の様になります。

[工程-1] 破砕成形設備にて 減容成形
 収集された使用済みプラスチックは昭和電工川崎事業所へ運ばれ、投入コンベアーにより破砕機に投入されます。 破砕した使用済みプラスチックは異物を除去した後、成形機により小さな固まり(成形プラ)に加工されます。
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[工程-2] ガス化設備にて 合成ガスを製造
 2つのガス化炉を通ってプラスチックは合成ガスになります。 プラスチックの固まりは「低温ガス化炉」と「高温ガス化炉」という2つのガス化炉の中で温度と圧力を調整され、水素と二酸化炭素の合成ガスとなります。 昭和電工ガス化プロセスは合成ガス生成過程で回収されるスラグ、金属類、塩、硫黄は、全て「資源」として有効利用されるゼロエミッション型リサイクル設備です。
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[工程-3] 合成ガス中の水素からアンモニアを製造
 ガス化設備で作られた水素と二酸化炭素の合成ガスは、アンモニア製造設備へ運ばれ、合成ガスから水素を取り出し、その水素を利用してアンモニアが作られます。二酸化炭素は隣接している工場にてドライアイス、液化炭酸ガスとして出荷されています。
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[アンモニアってなに? なぜ、アンモニアを製造できるの?]
 アンモニアは一般的には、肥料やアクリル系の繊維等、様々な工業製品の原料になります。石炭や重油等の燃焼に伴い発生する有害な窒素酸化物を除去したり、工場等からでる酸性の廃液等を中和する薬剤として利用されます。アンモニアは無色・透明の気体で、洋服やプラスチック製品など、暮らしに身近な製品の原料や薬剤として使われる化学製品です。
アンモニアは、窒素と水素の化合物で、主に石油を精製してできるナフサ等から水素を取り出し、空気中の窒素と合成させて製造されます。
 プラスチックは炭素と水素を主成分としており、主に石油から作られています。
 ナフサなどをプラスチックに置き換え、水素を取り出すことにより、従来の原料と変わらぬものとして利用されアンモニアを製造することができるのです

[KPRガス化プロセス3つの特長]
1.塩素を含んだプラスチックでもリサイクルが可能で、分別の必要がありません。工程内から取り出した塩素分も再び基礎化学品としてリサイクルできます。
2.炭酸ガスは、大気放出されることなく、ドライアイスや液化炭酸ガスとして利用されます
3.合成ガス生成過程で回収される、スラグ、金属等は、「資源」として有効利用されるリサイクル設備です。
最後になりましたが、大変親切にご案内いただいた昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)推進室 篠原 様  竹田 徹室長様、ありがとうございました。
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                        (文責:久保田 惣治)

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2017年03月23日

EVF見学会報告:日清オイリオ横浜磯子工場

3月度EVF見学会報告               小栗武治
実施日:2017年3月23日(木) 10:00〜12:00
見学先:「日清オイリオ横浜磯子工場」
〒220-8623 神奈川県横浜市磯子区宝新森町1番地
      Tel. 045−757−5038
      http://www.mapion.co.jp/phonebook/M26032/14107/21430113109/
参加者:18名

Tour20170323R1.jpg日常私たちが口にする食用油を生産する日清オイリオ磯子工場を見学しました。工場はJR磯子線磯子駅のすぐ前、徒歩5分のところにあります。最初にVTRにより原料から食用油ができるまでの分かりやすい説明がありました。磯子工場は1963年に建設され、1,000名の従業員が働き、うち400名が日清オイリオの社員だそうです。

 1.食用油の作り方
 油の原料には、菜種、大豆、ゴマ、オリーブ、ブドウの種、べに花、トウモロコシ、コメ、ヒマワリ、パームなど多種にわたることを知りました。世界各地から運ばれた原料は船から直接大きなホースにより吸い上げてサイロにためます。次に原料中の異物などを取り除き、原料を粉砕し機械で絞り原油を作ります。その後原油からガム質などの余計なものを取り除き、脱色・脱臭された後品質チェックを受けボトルに詰められます。除去されたガム質は他の製品の材料に、また搾りかす等は肥料や、家畜の飼料などとしてすべて有効に活用しているとのことです。

 2.主な施設
磯子工場は約10,000坪(東京ドーム9個分)、原料保管用サイロは191本、工場の専用ふ頭には70,000トンの大型船が係留できます。ボトリング用の機械は200本/分の能力を持ち、完成した製品は自動倉庫で保管・管理されます。敷地内には都市ガスを使った自家発電設備があり電力は自給しているとのことです。発電施設で余った熱を使って蒸気を作り利用しています。工場では「ISO 9001(品質マネジメントシステム)」、「ISO14001 環境マネジメントシステム」を取得しており、品質管理や環境保全に努めているとのことです。
 
Tour20170323R2.jpg 3.工場見学
油を搾るという工程上、環境にやさしい圧縮天然ガスで走る見学用バスで、広大な工場
敷地内を巡回しながら各施設の説明を受け、ボトリング工程を見学しました。
工場敷地ではかなり油の臭いが漂っていますが、敷地外では臭わないようにコントロールしているとのことです。臭いや工場排気、排水等については横浜市と公害防止協定を結んで協定値以下に収めているとのことです。
工場見学会の後、展示室で、原料や商品のサンプルを見学しました。

Tour20170323R3.jpg最後になりましたが、説明や案内をして下さった神谷様に厚く御礼申し上げます
                        (文責:小栗武治)
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2016年12月15日

EVF見学会報告:J-Power 磯子火力発電所

EVF見学会の概要報告
・見学会開催日時 : 平成28年12月15日(木)10:00〜12:00
・見学先     : J-Power 磯子火力発電所
            〒235-8510 横浜市磯子区新磯子町37-2
・URL    : http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/open_day/isogo.html
・参加者数    :18名

7月の川崎バイオマス発電所に続き、今回は石炭専焼の磯子火力発電所を見学しました。
まず、発電所建設の経緯、機能的特徴・能力等などについてVTRで勉強した後、発電所の特徴を示す大掛かりなジオラマで説明を受けました。その後所内を見学し最新鋭の発電所のすごさを実感しました。
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発電所のジオラマ








1 . 発電所建設の経緯
当発電所は昭和40年代初めに大都市に位置する発電所として日本で初めての公害防止協定を横浜市を締結、 いち早く排煙脱硫装置を設置するなど環境保全対策に力を入れつつ電力の安定供給を進めてきた。発電設備の老朽化や横浜市の新たな環境改善計画への対応などのため、平成14年〜平成21年に超々臨界蒸気を採用した発電設備への置き換え、および最新の環境対策設備の設置などを行い、環境負荷軽減とエネルギー効率向上を両立させたコンパクトな都市型石炭火力発電所に生まれ変わり現在に至っている。

2 . 発電システムの概要
1)船で運ばれてきた燃料炭は発電所の岸壁で陸揚げされ、ベルトコンベアで石炭サイロ、石炭バンカー、給炭機へと運ばれ、 最後に微粉炭機で粉末状にされる。
2)粉末になった石炭はボイラーで燃やされ、この熱によってボイラー内部にある何千本もの細いパイプを通る 水を加熱し、高温・高圧の蒸気を作る。主蒸気圧力は25MPa、主蒸気温度600℃、再熱蒸気温度620℃。 敷地を最大限に活用するため、同規模の従来型ボイラーより設置面積の少ないタワー型ボイラーを日本で初めて採用している。
3)発生した蒸気はタービンに送られ、その噴射力と膨張力によりタービンの羽根車を高速回転させ、発電機ローター を回転させることにより電気を起こす。 タービンを回転させた蒸気は復水器に送られ、海水で冷却されて水に戻り、再びボイラーに送られる。 
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蒸気タービンと発電機








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コントロールルーム








3 . 発電所の稼働状況
・年間約85%の稼働率であり、1・2号機合計で120万kWを発電し154kV系統で送電、横浜市の1/3の需要を満たす。
・使用燃料は海外炭100%、従業員数約300名で稼働。

4 . 環境保全 :
・横浜市と当発電所は当初「公害防止協定」を締結していたが、新設備の導入を機に改めて
「環境保全協定」を締結。
<環境保全協定値の例>
・窒素酸化物 : 13ppm
・硫黄酸化物 : 5ppm

<環境保全設備と能力等の例>
・乾式排煙脱硝装置 : 脱硝率91.9%
・集塵装置 (電気式集塵装置): 集塵効率=99.97%
・乾式排煙脱硫装置 (活性炭吸着法):脱硫効率=97.8%
・煙突 : 200m (2缶集合型)
・緑地面積率 20%

<水質・温排水対策>
・発電所で発生するプラント排水は総合排水処理装置により浄化し排水する。また復水器で蒸気の冷却用に使われる海水の取・放水温度差は7℃以下。

<粉塵飛散対策>
・石炭や灰の貯蔵・輸送にあたっては、屋内式石炭サイロや空気浮上式コンベアなどを採用し、密閉構造にすることにより粉塵の飛散を防止している。

<騒音・振動対策>
・発電機などの機器類を建屋内に収納することや、低騒音型機器を採用することにより、振動や騒音が周辺環境に与える影響を低減している。

<景観>
・建屋、煙突等の配置・形状・色彩について周辺景観との調和に配慮している。港町・横浜にふさわしい発電所となるよう、海からの眺めにも工夫している。

<緑化>
・緑地を整備し、常緑広葉樹を主体とした植栽を行なっている。

<石炭灰の有効活用>
・石炭を効率的に燃焼させるだけでなく、副産物である石炭灰をセメント原料としてほぼ全量有効利用し石炭灰の再資源化にも力を入れている。

見学により日本の最先端の火力発電所の技術内容や能力のすごさを認識し、日本人として誇らしい気持ちになりました。大変丁寧に説明・案内をして下さったISGOエネルギープラザの浅野館長殿に感謝申し上げます。 
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発電所外観
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見学チーム一行
                    
以上
             (文責:小栗武治)
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2016年11月24日

EVF見学会報告:造幣局さいたま支局

・見学会開催日時 : 平成28年11月24日(木)  10:00〜12:00
・見学先     : (独) 造幣局 さいたま支局
              〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
               TEL.048−645−5899
・URL            http://www.mint.go.jp/
・参加者数    : 16名


造幣局は、近代国家としての貨幣制度の確立を図るため、明治新政府によって大阪の現在地(大阪市北区)に創設され、明治4年4月4日に創業式を挙行し、当時としては画期的な洋式設備によって貨幣の製造を開始しました
DSCN5191-2.jpg
造幣局東京出張所は昭和14年11月には、業務拡充のため東京都豊島区に移転し昭和14年に勲章、昭和16年に貨幣の製造を開始して、昭和18年9月に造幣局東京支局となりました。
その後、防災公園等の整備を進めるため、平成28年10月、現所在地(さいたま市大宮区)に移転して、さいたま支局として開局しました。

主な業務は
1)貨幣の製造:特にプルーフ貨幣セットを中心に製造しています。
  プルーフとは貨幣の仕上げ方法の名称で、美麗な鏡面と鮮明な模様を有する貨幣に仕上げるものです。
2)勲章の製造:勲章は国家又は公共に対し功労の有る方に授与されるもので、美術・尊厳・品格の諸要素を兼ね備える事が要求されます。
3)貴金属製品の品位証明、地金、鉱物の分析試験 :貴金属製品の品位証明はこの試験に合格したものには、マークを打刻してその品位を証明しています。このマークを「ホールマーク」と言います。又、官公庁の依頼に応じて、地金・鉱物の分析及び試験を行っています。
DSCN5194-2.jpg
見学会では見学通路からの工場見学(貨幣及び勲章製造工程)が見る事が出来ます。
貨幣の製造工程は 1.溶解 2.熱間圧延 3.冷間圧延 4.圧穿(あつせん:貨幣の形に打ち抜き) 5.圧縁(円形の縁をつける) 6.洗浄 7.圧印・検査 8.計数・袋つめ)です。

500円玉の偽造防止技術では 1.自動販売機用に材料の変更、 2.流通硬貨では世界初の斜めギザ 3.見る角度の反射光の明暗を応用した潜像加工技術  4.表面の「日本国」と「500円」の部分には微細線を、「桐の葉」の部分には微細点を施す等の工夫があります。

勲章の製造過程は 1.極印 2.圧写(模様のプレス) 3.切り抜き 4.ヤスリ 5.七宝盛り付け 6.七宝焼き付け 7.羽布(研磨) 8.メッキ 9.組立 です。
熟練した職員が芸術品ともいえる勲章を製造しています。

造幣博物館は,大判・小判等の古銭をはじめ、明治以降の我が国の貨幣・外国の貨幣のほか、勲章・金属工芸品等多数展示しており、貨幣の歴史を見ることが出来ます。
千両箱や500円玉などが入っている布袋もすごく重かったことでした。昔の大判小判の大きさ、美しさにも感動しました。

記念貨幣では東京オリンピック記念に始まり万国博記念、沖縄海洋博記念、天皇陛下在位50周年記念や地方自治体記念のカラフルな記念貨幣が楽しいです。

造幣局では貨幣の他にも勲章やオリンピックのメダルの製造や、貨幣製造、偽造防止技術の維持、向上のために国民栄誉賞、国宝章牌、七宝章牌などの金属工芸品を製造しています。
勲章は大量生産技術ではなく、すべての勲章について熟練作業員が一つ一つ手作りしていること、年間4000個も作っていることにも驚きました。

又、造幣局では、未使用貨幣をケースに収めた貨幣セット及び特殊な技術を用いて表面に光沢を持たせ、模様を鮮明に浮き出させたプルーフ貨幣をケースに収めた貨幣セットの販売を行っており記念や贈答品、お土産品に好評です。

今回の見学会は11月では54年振りの雪の中、今年10月に移転したばかりの造幣局さいたま支局と博物館を楽しく見学しました。

最後にご丁寧にご案内して頂いた森さん、ありがとうございました。
DSCN5196-2.jpg
千両箱がものすごく重かったこと、500円玉などが入っている布袋もすごく重かったことでした。昔の大判小判の大きさ、美しさにも感動しました。  
また、勲章は大量生産技術ではなく、すべての勲章について熟練作業員が一つ一つ手作りしていること、年間4000個も作っていることにも驚きました。
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2016年09月29日

EVF見学会報告:TEPIA先端技術館


・見学会開催日時 : 平成28年9月29日(木)  10:00〜12:00
・見学先     : TEPIA先端技術館
    〒107-0061 東京都港区北青山 2-8-14
・URL      : https://www.tepia.jp/exhibition
・参加者数    : 27名

集合場所のTEPIA先端技術館のロビーには大きな顔認証システムが設置されており、10時30分の集合時間より早く集まった参加者たちがこもごも自分の顔認証結果を見て、女性なのに男性と認識されたり、実年齢より大幅に若く、あるいはかなり年長に認識されたりで、ワーワー、キャーキャーと見学会開始前にひとしきり盛り上がりました。

その後13〜14名ずつの2班に分かれて見学が始まりました。まずはシアター&ビデオライブラリーで約20分のビデオ視聴です。「ロボットは東大に入れるか」というビデオを見ました。「トーロボ君」という受験ロボットの開発進展状況を見ました。国語、世界史、数学、物理、化学などなど数多くの受験科目の出題に対して正答を得るため、ロボットへの論理回路を組み込む研究が幾つもの大学の研究チームで進められています。偏差値レベルではかなり進歩して来たものの、まだ東大合格レベルには至っていません。

受験科目ごとに正答を得るための論理回路の構築の仕方がかなり違います。問題文のパターンや、前後の脈絡、似た意味の単語、記憶装置に入っている文章の検索、などなどいろいろな手法で正答を得ようとします。一番苦手なのが小論文作成で、回答はいわゆる「コピペ」になりがちで、まだまだ違和感のある文章構成だったりしています。大学の研究者が「ロボットが出す回答が正答だったとしても、それは分かったふりをしているだけで実は何もわかっていない」、「ロボットは感情や価値観を持ち合わせていないのが致命的」と述べていたのがとても印象的でした。この先ますますロボット技術は進み、トーロボ君はやがて東大合格を果たすでしょうが、先々感情や価値観まで持つロボットができると、逆に人間にとっては恐ろしい存在になりそうだと感じさせるビデオでした。

そのあと、色々な分野で活躍する40種類余りのロボットを、案内係の方の説明を聞きながら順次見学し、日本の最先端のロボット技術を知ることができました。CIMG4796-2.jpg
そのうちのいくつかを紹介しますと、
1. 人工知能ロボットKibiro
使う人の感覚を高精度に学習し、その人にピッタリな情報をお勧めしてくれます。国産の人工知能(KIBIT)を搭載しています。CIMG4800-2.jpg

2. カスタムメイド人工骨「CT-Bone」
患者のX線CT画像をもとに、3Dプリンターで欠損した骨と同じ形状の人工骨を作ります。作られた人工骨は骨の欠損部分にピタリと合うだけでなく、人体から人の骨と同じ成分が人工骨に浸みこむため、時間とともに次第に自分の骨に生まれ変わるのだそうです。
CIMG4801-2.jpg

3. 全自動イカ釣り機
漁船の左右それぞれ3か所合計6か所に設置したロールに巻かれたイカ釣り糸を時間差をつけながら海中に投入し、漁船の揺れや傾きを補正しつつ、糸にシャクリをつけたりしながらイカを誘いどんどん釣り上げる仕掛けです。しかしロボットとは言えども、それを操る漁師さんの経験や技量により釣果はかなり変わるのだそうです。

DSCN5054-3.jpgその他にも多くのロボットを見学し、日本のこの分野における技術力のすごさを実感することができました。最後になりましたが、私共に案内と説明をして下さいました浦山様はじめスタッフの方々に厚く御礼申し上げます。
(文責:小栗武治)

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2016年08月03日

EVF見学会報告:キリンビール 横浜工場

実施日:8月3日(水)
訪問先:キリンビール 横浜工場
    〒230−8628
神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
 http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/
参加者:22名

「キリンビール 横浜工場」地球温暖化対策や廃棄物削減に取り組んでおられ、平成20年に横浜環境行動賞を受賞されています。今回の見学会はEVFの為に特別に通常のツアーとは別に横浜工場の環境に対する配慮の点もお話し頂きました。受賞のポイントは1.低炭素社会に向けて 2.循環型社会に向けて 3.自然共生社会にむけてをテーマに様々「環境保全活動」を実践しています。
DSCN4912-2.jpg
今回の見学会の目的は「キリンビール横浜工場」で生産されている「一番搾り」のこだわりを体感しようとの事です。
まずはたっぷりと水を含ませた麦を発芽させてビールの原料となる「麦芽」を作ります。麦芽は良く噛むとほのかな甘みが感じられます。又、ビールの苦みと香りを生み出すホップの香りを初めて体感しました。
ビールの仕込みはまず麦芽を砕いてゆるやかに温度を上げ、「もろみ」と言う麦のおかゆを作ります。麦汁がビールになる時に泡がはじける音がします。ビール造りにはこうした僅かな音も聞き逃さない様に五感を駆使して酵母と対話しようとします。
DSCN4915-2.jpgもろみをろ過し、最初に流れ出たものが「一番搾り」です。世の中の一般的なビールは「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」を使用しますが、キリンビールの製法へのこだわりは「一番搾り麦汁」だけでビールをつくる「一番搾り製法」です。
「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」は見た目にも全く違い、飲み比べてみるとその差がはっきりわかります。
麦汁にホップを加え、ビール独特の香りと苦みを生み出し,酵母を加え低温発酵させ1〜2か月ほどタンクで低温貯蔵しおいしく熟成させビールが完成します。
今回のツアーは、「キリン一番搾り」のこだわりの製法やうまさの秘密をたっぷり体感し、ビールの魅力が存分に味わえるツアーでした。
DSCN4919-2.jpg最後になりましたが、今回の見学会をセット及び環境に対する配慮のお話しをして頂いた総務広報担当丹野優様、ご丁寧にご説明頂いた川井様、本当にありがとうございました。
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2016年05月26日

EVF見学会報告:日産自動車エンジンミュージアム、およびエンジン工場

5月度EVF見学会報告                 小栗武治
実施日:2016年5月26日(木) 10:00〜12:00
見学先:「日産自動車横浜工場ゲストホール」
〒220-8623 神奈川県横浜市神奈川区宝町2
      Tel. 045−461−7090
http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/spot/details.php?bbid=2 
参加者:16名

 今回訪問した日産自動車横浜工場ゲストホールの所在地は日産自動車の創業の地であり、建屋はかっての本社社屋であった。現在でも登記上は本店として登録されている。 
IMG_1948-2.jpg 建物は横浜市内唯一の戦前期の工場事務所ビルとして貴重であり、横浜市より歴史的建造物に、また経済産業省からは近代産業遺産に認定されている。2階には日産自動車の生い立ちから現在に至るまでの歴史や歴代の量産車の模型が展示され、1階はエンジンミュージアムとして自動車の心臓部であるエンジンにスポットを当てた日産自動車の技術開発の足跡が紹介されている。展示されているエンジンはすべて本物であり、かって量産車に搭載され、モータリゼーションを支え、世界進出の先兵として活躍してきたエンジンが勢ぞろいしている。
IMG_1940-2.jpg 量産車用としては、以下のようなエンジン達が展示されていた。
・日産自動車創業期から戦後の復興期までのエンジン
・日本で本格的なモータリゼーションが始まった1960年代から1970年代のエンジン
・日本の自動車産業が競いあって成長し、いよいよ世界の頂点をめざした1980年代から1990年代のエンジン
・排気対策に果敢に挑戦し、これを克服した時代のエンジン
・環境にやさしい、経済性にすぐれるデイーゼルエンジン

 モータースポーツ用としては、以下のようなつわものぞろいのエンジン達が展示されていた。
・ルマン24時間、インディー500、日本グランプリ等々、世界のひのき舞台で活躍した数多くのレーシングエンジン
・速度の世界記録を達成したエンジン、などなど
IMG_1944-2.jpg 
 エンジンミュージアム見学後は道路を挟んだ横浜工場の「エンジン組立ライン」に移動し、現在の市販車に搭載されている最新の「MR型エンジン」(直列4気筒、排気量 1800及び2000cc)の生産ラインを見学した。筆者が工場実習をした約50年前の組み立てラインとは様変わりで、ほとんどの部品組み付けが自動化されており、作業員はまばらにしかいないことに目を見張った。
 組み立ての最後あたりのハーネス類の組み付け作業では5〜6名の熟練作業員がきびきびと作業をしており、さすがにこのあたりの工程だけはまだ人間が介在しなくてはならないのかなと感じたが、いずれは自動化されるだろうと思われた。
IMG_1941-2.jpg
 新型NISSAN GT-Rに搭載されている「VR38型エンジン」の組立工程は、「MR型エンジン」などの量産型エンジン生産の流れ作業方式とは異なり、クリーンな作業室内で「たくみ」と呼ばれる熟練作業者が最初から最後まで一人で一台一台丁寧に組立てている。完成したエンジンには各「たくみ」個人名の銘板が取り付けられているのが大変印象的であった。「たくみ」の称号を持つ作業者は5名しかおらず、この人たちで日に10台程度しか生産できないとのことであった。量産型エンジンと比較して種々の精度は10倍ほども高いとのことであった。エンジンもブランド化して付加価値を付ける時代が来たのかと感じた。

 最後になりましたが、当日のEVF見学会に丁寧な対応をして下さったゲストホールの吉浜さんに厚く御礼申し上げます。
                                                   以上
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2016年03月24日

EVF見学会「旧三河島汚水処分場」

3月度EVF見学会報告              久保田 惣治

実施日:2016年3月24日(金)10:00〜12:00
見学場所:旧三河島汚水処分場
      〒116-0002 荒川区荒川8−25−1
      http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_mikawa.htm
参加者:9名
image001.jpg 旧三河島汚水処分場喞筒場施設は隅田川中流に位置する旧下水処理場施設で、東京市区改正事業の一環として、東京市技師米元晋一を中心として建設が進められ、大正11年3月に運用を開始しました。
 この施設は、わが国最初の近代下水処理場である旧三河島汚水処分場の代表的遺構として、高い歴史的価値が認められることから、平成19年12月4日に下水道分野の遺構では、初めて国の重要文化財(建造物)に指定されました。
image032402.jpg  ポンプ場施設は地下深くに流入してきた下水を地上にある水処理施設に送り込むため、下水をポンプで吸い上げる施設です。

 旧三河島汚水処分場のうち、水処理施設は時代とともに最新技術のものへと更新されましたが、喞筒場施設は平成11年に稼働を停止するまで旧態を保持し続けました。

1999年(平成11年)に稼動を停止した旧三河島汚水処分場の喞筒場施設は、1922年の稼動当初の形態を保持しており、日本で最初の近代下水処理場の代表的遺構として重要なものとなっている。また、阻水扉室、沈砂池などの周辺施設も建設当初のまま残されている点も、近代下水処理場喞筒場施設の構成を知る上で歴史的価値が高い。

こうした点が認められ、2002年(平成14年)から2003年(平成15年)にかけて耐震補強工事が施された後、2003年(平成15年)3月6日に旧主ポンプ室及び関連施設が東京都の指定有形文化財(建造物)に指定された[2]。さらに、2007年(平成19年)12月4日には旧喞筒場施設が国の重要文化財(建造物)に指定された。

 重要文化財指定物件は以下のとおり。ポンプ室、関連施設とともに、土地も重要文化財に指定されている。
@衛所・正門 :表玄関として、大正14年に建設されました。その後、正門は平成2年に改築されました。
A東・西阻水扉室:東・西に各1棟あり、メンテナンス等のために下水の流れを一時的に止める扉が地下にあります。
B東・西沈砂池:下水を池の中でゆっくり流して、下水中の土砂を沈殿させて、取り除きます。
C濾(ろ)格室上屋:下水中の浮いたゴミを地下のスクリーンで取り除きます。
D土運車引揚装置(インクライン)用電動機室:下水から取り除いた土砂やゴミを積んだ土運車(トロッコ)を坂の上まで引き上げる機械が設置されていました
E量水器室:下水の量を計測するヴェンチュリー管という設備が地下にあります。
F喞筒井及び喞筒井接続暗渠:東西に分かれて処理された下水はここで合流し、各ポンプ井に分水されます。
G喞筒(ポンプ)室:下水を地下のポンプ井から吸い上げるポンプが10台設置されています。
image032403.jpg 土地 下水敷及び宅地8967.11平方メートル 敷地内の喞筒室周囲擁壁及び石造階段を含む煉瓦造りの建物と芝生やバラ、樹木などの緑の対比が美しく、春は桜の名所としても知られている。
この様な貴重な施設はきちんと管理されていることに嬉しくおもいました。

最後に見学会でご丁寧に説明して頂いた小林孝一様に厚く御礼を申し上げます。
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2016年02月19日

EVF見学会「伝統工芸青山スクエアー」

2月度EVF見学会報告
久保田 惣治


実施日:2016年2月19日(金)10:00〜12:00
見学場所:「伝統工芸青山スクエアー」
        http://kougeihin.jp/aoyama/
      〒107-0052 東京都渋谷区赤坂 8−1−22
            赤坂王子ビル 1F 
           TEL.03−5785−1301
参加者:13名
             
「伝統工芸青山スクエアー」は(財)伝統的工芸品産業振興協会が1979より運営を開始し、2012年に現在の赤坂に移転しました。
最初に(財)伝統的工芸品産業振興協会専務理事 酒井正明様から青山スクエアーや伝統的工芸品の定義や法的な位置づけのお話しがあり、続いて佐々木千雅子様よりビデオを使いながら伝統工芸の事例紹介等々を話して頂きました。
CIMG4029-2.jpg
伝統的工芸品とは 1.主として日常生活に使われるもの、2.主要工程が手作りのもの 3.100年以上前から続いている技術・技法でつくられたもの 4.100年以上前から使われている原材料でつくられているもの、 5.産地が有る程度以上の規模を保っていることが定義されています。

今日、伝統的工芸品産業は後継者不足や原材料の確保難など多くの問題は多いのですが、ゆとりと豊かさをもたらす質の高い製品を求めるニーズの高まりで、地域独自の文化を見直そうとする風潮や、「和」の暮らしや「ものづくり」に対する再評価や、欧米における「和」の生活様式に対する関心の高まりで、明るい兆しもあるとの事です。
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説明の後は1階で全国の伝統的工芸品産地の選りすぐりの逸品を鑑賞しました。
常設展示では100を超える伝統的工芸品産地から、様々な生活シーンに使える工芸品が出品されており、特別展示コーナーでは特定の地域や産地にスポットを当てた展示をしており、華やかな作品が多く、日本らしさがよく出ています。
技の匠コーナーでは熟練の技を間近で見る事が出来ます。
ここは、展示館と言うだけでなく、値段が付いているので購入も出来るのも嬉しいです。
値段はもちろん高級品もあるが、生活に根づく、安価なものもあるので身近な感じがしました。
皆様も無料ですので一度の覗いてみると楽しいと思います。
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最後になりましたが、ご親切に説明して頂いた酒井正明様、佐々木千雅子様展示場の皆様にお礼を申し上げます。
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2016年01月28日

EVF見学会「東芝未来科学館」

EVF見学会 (1/28)の概要報告  ( 岡 昂)
・ 見学会開催日時  平成28年1月28日(木)  10:00〜11:45
・ 見学先 東芝未来科学館
     http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/
        〒212−8585 神奈川県川崎市幸区堀川町72−34
     電話 044−549−2200
・ 参加者数  22名

「人と科学のふれあい」をテーマに、科学技術との接点として活動していた東芝科学館が、地域と連携した文化交流の場に2013年秋に生まれ変わったということでJR川崎駅西口徒歩1分の東芝科学未来館を訪ねてみました。既に世界138ヶ国、80万人の来訪者を数えるとのことです。ここは東日本ランキング 堂々第一位の訪ねてみたい科学館です。ちなみに西日本ランキング第一位はトヨタ博物館だそうです。
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   さてこの科学館のミッションは3つあり、一つ目は、創業期から最先端技術を追求し続けている東芝の姿、エレクトリックとエレクトロニクスを中心とした最先端の技術と歴史をご覧いただきたいこと。二つ目はイベントや実験教室を通じた科学技術教育です。そして三つ目は、産業遺産の保存とアーカイブです。

   親子でも楽しめるサイエンスゾーンなどで構成し、多くのアミューズメント展示を通じて最先端技術をより身近なものとして体験し、学び、楽しめるように工夫されています。

   さて我々は団体見学ということで入館後、副館長からご挨拶と施設説明をいただき、Aホールで人気の科学実験をアテンダントの佐藤さんから実演してもらいました。テーマはマイナス196℃の液体窒素を使用した超電導、リニアーモーターカーで有名になったあの超伝導の不思議な実験です。冷却されて超電導状態になると豆ランプが明るく輝いたり、磁力でものが浮上したりとなかなか実感出来ない現象を見せていただきました。
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   観客一同は超電導状態のままアテンダントの海野さんに案内いただき館内ツアーに出発しました。まずは東芝の源流、からくり儀衛門の工夫の数々の紹介からです。えっ!これが江戸時代の末期に?今の時代のロボットと変わりないよねという工夫(お客を迎えるとお人形がお茶を運んできて、お茶を取るとまた人形は元に戻るからくりに驚きました)などに感心して、東芝のDNAたる創業者である田中 久重、藤岡 市助のお二人のものつくりにかけた情熱の数々、続いて70歳以上の方にはかすかな記憶に残る懐かしい洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの家電製品の日本一号機の展示品が登場してきます。
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   東芝の歴史と伝統に感服した後はいきなり未来ゾーンに突入です。エネルギー、まち、ビル、家、ヘルスケアー、情報の区分ごとに未来の姿が登場してきます。子供連れでも十分に楽しめる考えられた展示ゾーンが続きます。そんなこんなであっという間に90分が立ってしまいました。歴史と未来に同時に触れて
参加者の皆さんもとても楽しそうでした。面白いですよ。
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2015年12月15日

EVF見学会「防衛省」

EVF見学会(‘15/12/15)の概要報告    (久保田 惣治)

開催日時 : 平成27年12月15日(火)  10:00〜12:00
見学先  : 防衛省(市ヶ谷地区―市ヶ谷台) 
〒162−8801  東京都新宿区市谷本村町 5−1
http://www.mod.go.jp/j/publication/events/ichigaya/tour/index.html
  参加者数 : 27名

2015年12月度EVF見学会は「防衛省―市ヶ谷台ツアー」でした。
市ヶ谷台は尾張徳川家が4代将軍家綱公より5万坪を拝領し上屋敷を築きましたが、明治維新後に徳川家から返上され、明治7年に京都兵学寮が市ヶ谷台に移転されました。
昭和12年に陸軍士官学校として1号館が建設され、昭和16年に大本営陸軍本部、陸軍省、参謀本部が市ヶ谷台に置かれました。終戦後の昭和20年には米軍に接収され、1号館の大講堂は極東軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用されました。
昭和34年に米軍から返還され、平成12年に防衛省が六本木から移転しました。
この「防衛省―市ヶ谷地区」は23ヘクタールあり、約1万人の職員が勤務されています。

今回の見学会は通常の見学会と違い、事前に参加者の住所・氏名・年齢・連絡先等を連絡しておき、当日は本人確認が出来る免許証等身分を証明するものを持参しチェックを受けた後に入場すると言った厳しさです。
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当日は儀仗広場で儀仗の練習が実施されていました。儀仗広場とは、皇族や国賓などが防衛省を公式訪問または視察される場合に敬意を表する為の場所です。

最初に入館したのは「市ヶ谷記念館」です。
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「市ヶ谷記念館」は庁舎A棟の建設に伴い解体された1号館の象徴的な部分を可能な限り現部材を利用し、移設・復元されました。1F大講堂は極東軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用され、2Fには旧陸軍大臣室や陛下のご休憩場所であった旧便殿の間が再現されています。
大講堂の柱の上部には菊のレリーフや、床には建設当時の7200枚からなる30cm角の楢材の板が組合されており、陛下専用の階段には陛下が歩き易い様な特別な工夫がされています。
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旧便殿の間では昭和45年の三島由紀夫事件の時についた刀傷や、群馬県特別大演習写真等貴重な資料が展示されています。
厚生棟の2F広報展示室には陸・海・空各自衛隊の装備品や技術研究本部による研究成果を展示するコーナーや、広報ビデオ等を視聴するシアタールーム、防衛省のHPを閲覧できる情報コーナーがあります。
その他、外観からの見学ですが、市ヶ谷地区の各業務機関が使用している庁舎D棟、E棟を見学しました。
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2015年10月22日

EVF見学会「国土交通省 国土技術政策総合研究所」

第65回EVF見学会(‘15/10/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年10月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   国土交通省 国土技術政策総合研究所(つくば)
  http://www.nilim.go.jp/

〒305−0804 茨城県つくば市旭1番地  電話 029−864−2211
  参加者数  22名
 今回は足を延ばし、バスを仕立ててつくば市にある国土技術政策総合研究所(以下 国総研)を見学させていただきました。ここは社会資本分野で唯一の国の研究機関として安全・安心で活力ある社会を作るため、防災・減災や道路・橋、空港などの活用、維持管理、整備など、現在そして将来にわたって、社会に貢献できるようインフラの研究と成果の普及・展開を進めています。
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 具体的には国土交通省本省と一体となって研究などを行い、政策の企画・立案、法令などに基づく技術基準を作成し、事業の執行などに反映することが役割です。災害活動支援、研究・技術基準などの作成、技術相談・技術移転、研究のコーディネータの4つの機能を果たすべく研究年間予算約100億円、研究人員250名で取り組んでいます。
 つくば駅に集合し、研究所の敷地面積が広大なためチャーターしたバスで国総研の旭庁舎に向かいました。研究所のビデオによる概要説明を受けた後、総延長6,152mの試験走路の外周を走りながら設備の説明をいただきました。様々な試験設備が設置されていますが、長大な実物大トンネル実験施設とそれに付随する雨霧環境実験設備、照明実験設備があってここの場所で日本のトンネルの基準や規格が決められたのかと印象に残りました。トンネル内の火災実験なども行われたそうです。
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 次は高落差実験水路で海岸堤防の実験を見ました。東日本大震災で大きな津波で海岸堤防が破壊されことを踏まえ、津波・高潮などから陸地を守るより粘り強い海岸堤防を目指して実験が繰り返されたそうです。効果的な方策は分かったそうですが立地条件などの制約もありなかなかその通りに行かないことが悩みなのだそうです。
 その次は海洋沿岸実験施設です。河川における津波対策の知見を得るために北上川を対象として、追波湾の湾口から上流約10km付近までの河川およびその周辺地形を含んだ縮尺1/330の大きな模型を作り実際に津波を発生させてその影響と対策を検討するという大規模なものでした。最後は橋梁撤去部材の展示場です。様々な環境下で損傷を受けた部材の状態を調べ、適切な設計・管理へ反映していくことと壊さないでコンクリート内部を検査する技術開発の支援を行っているのだそうです。2008年にあった首都高速道路の火災で捻じ曲がった橋梁鉄骨構造や長期間の塩害で錆が発生した橋梁の部材や鉄筋コンクリートの内部腐食など実物を目の当たりにするとこのような研究をきちんと行ってメンテナンスすることの重要性を改めて認識しました。
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 最後になりましたが、熱心にご説明いただいた国総研の皆様に御礼申し上げます。
−以上−
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2015年09月17日

EVF見学会「イワタニ水素ステーション」

第64回EVF見学会(‘15/9/17)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年9月17日(木)  10:00〜12:00
・見学先   イワタニ水素ステーション 芝公園
  http://www.iwatani.co.jp/
        〒105−0011 東京都港区芝公園4−6−15
参加者数  28名
未来の水素社会をじかに感じてみようということで、日本初のショールーム併設型水素ステーションを岩谷産業(株)のご厚意で見学させていただきました。
あいにくの雨でしたが、東京タワー真下の水素自動車用ステーションに大勢でお邪魔しました。
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ここのステーションの特徴は水素充填システムの心臓部となる圧縮機にドイツ・リンデ社の小型水素圧縮機(イオニック・コンプレッサー)を採用していること、最新の充填技術に対応し、満タンに相当する5Kgを3分で充填する急速充填を実現したことだそうです。
水素供給方式は液化水素貯蔵、充填能力は340Nm3/h(1時間当たり6台の充填が可能)、圧縮設備の能力は340Nm3/h,圧力は吸入0.6MPa、吐出82MPa、畜ガス設備の内容積300LX3本(3バンク切り替え方式)、常用圧力82MPaがその仕様です。
水素燃料は環境に優しいだけでなく、車に充填するときの時間の短さが電気自動車などと比べて圧倒的に短いことがその使いやすさと説明してくれました。設備見学の最中にも数台の唯一の水素燃料自動車であるトヨタ「ミライ」が訪れて充填を簡単にしていました。なおセルフで充填できるのはまだまだ先のようです。
さて見学は人数が多いので2班に分かれて行いました。トヨタ「ミライ」の説明・見学と水素充填設備の見学です。
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トヨタ「ミライ」の見学はEVFの元自動車会社出身の技術者の方々が隅々までチェックして質問していたのが印象的でした。この車は定価は700万円位ですが、補助金等が付くので実売は400万円位でちょうどトヨタ「クラウン」と同等の価格帯になるそうです。気になる燃料の価格は政策価格ですが¥1100/Kg(満タンで¥5,500)で満タンで700Km近く走行できるそうですからお近くに水素ステーションができれば購入してみようかなという意見も出るくらいでした。
水素充填設備は「ミライ」400台分の充填ができるものだそうですが、副産物として精製される燃料工場から液体水素(−253℃、体積で1/800)として運んできたものを液体水素貯槽に貯め、気化器を通して、再度圧縮して高圧蓄圧器を通して水素ディスペンサーから自動車に充填する仕組みです。水素は4%の濃度となると爆発する危険性があるので、設備的には水素が貯まらない様に設備はすべて地上に設置されています。気になる安全性に関する多くの質問にも丁寧の答えていただきやはり勉強をするものだなと思った次第です。
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最後になりましたが、熱心に「ミライ」をご説明いただいた(株)トヨタエンタープライズの内田 杏奈様、岩谷産業(株) 広報部マネージャー 湯川 英行様、我々の要望で施設の案内をしていただいた岩谷産業(株) 水素エネルギー部 企画推進担当の大川 雄嗣様に御礼申し上げます。
                           −以上−
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