2017年06月22日

EVF見学会報告:東日本旅客鉄道(株)大宮総合車両センター

・開催日時: 平成29年6月22日(木)
・見学先 : 「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」
          http://www.stib.jp/sangyokanko/jr.shtml
・参加者数 : 22名

「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」は大宮駅に隣接して1894年(明治27年)に設立された歴史を持ち、長く「大宮工場」と呼ばれてきたが、2004年(平成16 年)6月1日に現名称に変更しました。1894年に当時の日本鉄道葛ニ務部汽車課として設立されて以来、120年にわたり鉄道車両のメンテナンスや新造・改造を行っています。対象となる主な車両は首都圏を走る通勤車両や特急車両、またJR東日本管内のSL修繕も行われています。通常、車両は各地区にある車両センターで定期検査を受けていますが、約3年に1回の割合で大宮総合車両センターに「入場」 し、2週間から1ヵ月程度かけて詳細な検査・修繕が行われます。

20170622R01.jpgレクチャーを受けた後、全員ヘルメットを被って見学コースへ案内していただきました。
検査の流れは車両が入場するとどの様な検査・修繕が必要かをチェックし、車体をジャッキアップして台車と車体を切り離します。台車は台枠と輪軸に解体し、モーター等も外します。台枠はキズのチェックやブレーキ部品の検査をし、輪軸は軸の傷や軸受けの検査を入念にチェックし、モーター・速度メーター・パンタグラフ等の様々な部品を検査・修繕します。
20170622R02.jpg車体は車体側面の溶接や、ドアを動かす装置の動作チェック、塗装・窓ガラス等の修繕・交換をし、再度台車に車体を乗せて、出場監査・試運転等の検査を行います。


20170622R03.jpg「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」の特徴は次の通りです。
1.ISO9001を取得し「品質の確保」につとめ、ISO14001を取得し「環境 保全」につとめ、廃棄物処理リサイクル99.9%にし、構内はバッテリー車にするなどCO2の排出削減活動取組んでいること。
2.地域との関わりとしてインターシップ(高校生や大学院生の職場体験)や東日本地域のイベントの参加(大宮中山道まつり等)、鉄道ふれあいフェア、見学会の実施、鉄道博物館との連携等を行っていること。
3.社員の育成機関としての訓練所機能を果たしている。明治27年に日本鉄道(株)業務部汽車課として大宮工場が設立され、昭和62年の民営化に移行するまで、鉄道工場専業として広い敷地有し、大勢の職員を支えてきたことからしても「鉄道の町・大宮」と言われる所以であった。

私たちは何となく電車に乗っているが、 その電車や機関車を故障なく走らせるために、大勢の技術専門家が関わってメンテナンスをしていることを目の当たりに見させていただきました。とくに重機を使っての仕事だけに男の職場であると実感すると共に、長年にわたる技術を積み上げてきたノウハウを如何にして後輩たちに引き継いでいくかにかかっている職場でもありました。これからは電車に乗るのにも維持管理に努めている人たちのこと を意識しながら乗りたいと思います。
20170622R04.jpg最後になりましたが、ご親切にご案内していただいた東日本旅客鉄道株式会社
総務課 片岡義雄様、ありがとうございました。
                    文責   久保田 惣治
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2017年05月25日

EVF見学会報告:ウェザーニューズ社

5月度EVF見学会の報告

実施日:2017年5月25日(木) 10:00〜12:00
見学先:「株式会社ウェザーニューズ社」
〒261-0023 千葉県県千葉市市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデン
      Tel. 043-274-1939
 https://jp.weathernews.com/corporate-outline/
参加者:22名

本日は午前中に元ウェザーニューズ社社員の三枝茂氏のご案内で同社を見学し、午後は同氏から「気象情報のビジネスへの活かし方」という演題でご講演を頂きました。
同社の気象情報がどのように作られ、どのような分野のビジネスに活かされているのかについては午後のセミナーで詳しくご説明頂きましたので、別発行の「セミナー概要報告」をご覧頂くこととし、本報では見学会に焦点を合わせた内容を報告します。

1.ウェザーニューズ社設立の経緯
 ウェザーニューズ社は、1970年月に小名浜港を襲った爆弾低気圧のために貨物船が沈没し15名の尊い命が失われた事故をきっかけに、創業者の石橋氏の「本当に役立つ気象情報があればこの事故を防げたかもしれない」という思いにより1986年に設立された。

2.ウェザーニューズ社の組織
 同社は日本にあるグローバルセンターのもと、アムステルダム、コペンハーゲン、オクラホマ、ヤンゴン、マニラに各地域センターを持ち、海、空、陸すべてのサービスにおいて連携しながら、24時間365日、顧客をサポートしている。年商145億円、従業員数764名(内:海外109名)で運営している。もともとは海運会社向けの気象情報サービスから始まった。

3.主なサービス分野
もとになる気象情報は、独自の観測インフラ(衛星、レーダー、各種センサー他)、サポーター情報、全世界の公的機関による観測情報等により収集される。
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次にこれらのもと情報をベースに、スパコンを用いた14種類の独自予測モデルで分析と予測を行なう。予測結果は航海気象、陸上気象、航空気象、生活気象の分野ごとに44市場に向けてサービスを行なっている。

3−1.航海気象
 全世界の外交船舶2万隻の内6000隻に対し安全で経済的な運航をサポートする。
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3−2.陸上気象
 道路気象、鉄道気象、工場気象等々、約20の気象分野にサービスする。代表的な事例として、全国の97%約53,000店舗のコンビニに対し最適な発注をサポートしている。

3−3.航空気象
 約7000便/日の航空機に対して安全で経済的、そして乗客には快適な空の旅をサポートしている。
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3−4.生活気象
 日常生活に密着したトラベル気象、放送気象、栽培気象、山岳気象、スポーツ気象等々 約20分野について気象情報をサービスしている
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気象庁からTV等で提供される気象情報とウェザーニューズ社から提供される気象情報の決定的な違いは、前者が疎で画一的な一般情報なのに対して、後者は対応策までセットにした費用対効果が伴う密な情報であるという点である。

最後になりましたが、説明や案内をして下さった宮部取締役、三枝事務局長、高橋様に厚く御礼申し上げます。
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                                   (文責:小栗武治)
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2017年04月20日

EVF見学会報告:昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)

EVF見学会の報告

・開催日 : 平成29年4月20日(木)
・見学先 : 昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)
             〒210-0867 神奈川県川崎市川崎区扇町5-1
・URL  : http://www.sdk.co.jp/kpr/index.html
・参加者数: 15名

軽くて変化しないプラスチックは大変便利ですが、使用済みになるとその長所が短所になり、一度利用されると利用価値の無いものとして焼却すると有害物質であるダイオキシンが発生し、各地で問題となってきました。使用済みプラスチックを再利用する有効な方法(手法)がなかなか見出せない中、環境問題がクローズアップされ、 環境にやさしく利用価値の高いリサイクル方法(手法)が求められていました。
Tour20170420r1.jpg昭和電工のプラスチックケミカルリサイクルは、家庭や企業で一度利用され商品価値のなくなった使用済みプラスチックをガス化し、アンモニアを製造します。

KPR(ガス化手法)工程は下記の様になります。

[工程-1] 破砕成形設備にて 減容成形
 収集された使用済みプラスチックは昭和電工川崎事業所へ運ばれ、投入コンベアーにより破砕機に投入されます。 破砕した使用済みプラスチックは異物を除去した後、成形機により小さな固まり(成形プラ)に加工されます。
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[工程-2] ガス化設備にて 合成ガスを製造
 2つのガス化炉を通ってプラスチックは合成ガスになります。 プラスチックの固まりは「低温ガス化炉」と「高温ガス化炉」という2つのガス化炉の中で温度と圧力を調整され、水素と二酸化炭素の合成ガスとなります。 昭和電工ガス化プロセスは合成ガス生成過程で回収されるスラグ、金属類、塩、硫黄は、全て「資源」として有効利用されるゼロエミッション型リサイクル設備です。
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[工程-3] 合成ガス中の水素からアンモニアを製造
 ガス化設備で作られた水素と二酸化炭素の合成ガスは、アンモニア製造設備へ運ばれ、合成ガスから水素を取り出し、その水素を利用してアンモニアが作られます。二酸化炭素は隣接している工場にてドライアイス、液化炭酸ガスとして出荷されています。
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[アンモニアってなに? なぜ、アンモニアを製造できるの?]
 アンモニアは一般的には、肥料やアクリル系の繊維等、様々な工業製品の原料になります。石炭や重油等の燃焼に伴い発生する有害な窒素酸化物を除去したり、工場等からでる酸性の廃液等を中和する薬剤として利用されます。アンモニアは無色・透明の気体で、洋服やプラスチック製品など、暮らしに身近な製品の原料や薬剤として使われる化学製品です。
アンモニアは、窒素と水素の化合物で、主に石油を精製してできるナフサ等から水素を取り出し、空気中の窒素と合成させて製造されます。
 プラスチックは炭素と水素を主成分としており、主に石油から作られています。
 ナフサなどをプラスチックに置き換え、水素を取り出すことにより、従来の原料と変わらぬものとして利用されアンモニアを製造することができるのです

[KPRガス化プロセス3つの特長]
1.塩素を含んだプラスチックでもリサイクルが可能で、分別の必要がありません。工程内から取り出した塩素分も再び基礎化学品としてリサイクルできます。
2.炭酸ガスは、大気放出されることなく、ドライアイスや液化炭酸ガスとして利用されます
3.合成ガス生成過程で回収される、スラグ、金属等は、「資源」として有効利用されるリサイクル設備です。
最後になりましたが、大変親切にご案内いただいた昭和電工(株)プラスチックケミカルリサイクル(KPR)推進室 篠原 様  竹田 徹室長様、ありがとうございました。
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                        (文責:久保田 惣治)

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2017年03月23日

EVF見学会報告:日清オイリオ横浜磯子工場

3月度EVF見学会報告               小栗武治
実施日:2017年3月23日(木) 10:00〜12:00
見学先:「日清オイリオ横浜磯子工場」
〒220-8623 神奈川県横浜市磯子区宝新森町1番地
      Tel. 045−757−5038
      http://www.mapion.co.jp/phonebook/M26032/14107/21430113109/
参加者:18名

Tour20170323R1.jpg日常私たちが口にする食用油を生産する日清オイリオ磯子工場を見学しました。工場はJR磯子線磯子駅のすぐ前、徒歩5分のところにあります。最初にVTRにより原料から食用油ができるまでの分かりやすい説明がありました。磯子工場は1963年に建設され、1,000名の従業員が働き、うち400名が日清オイリオの社員だそうです。

 1.食用油の作り方
 油の原料には、菜種、大豆、ゴマ、オリーブ、ブドウの種、べに花、トウモロコシ、コメ、ヒマワリ、パームなど多種にわたることを知りました。世界各地から運ばれた原料は船から直接大きなホースにより吸い上げてサイロにためます。次に原料中の異物などを取り除き、原料を粉砕し機械で絞り原油を作ります。その後原油からガム質などの余計なものを取り除き、脱色・脱臭された後品質チェックを受けボトルに詰められます。除去されたガム質は他の製品の材料に、また搾りかす等は肥料や、家畜の飼料などとしてすべて有効に活用しているとのことです。

 2.主な施設
磯子工場は約10,000坪(東京ドーム9個分)、原料保管用サイロは191本、工場の専用ふ頭には70,000トンの大型船が係留できます。ボトリング用の機械は200本/分の能力を持ち、完成した製品は自動倉庫で保管・管理されます。敷地内には都市ガスを使った自家発電設備があり電力は自給しているとのことです。発電施設で余った熱を使って蒸気を作り利用しています。工場では「ISO 9001(品質マネジメントシステム)」、「ISO14001 環境マネジメントシステム」を取得しており、品質管理や環境保全に努めているとのことです。
 
Tour20170323R2.jpg 3.工場見学
油を搾るという工程上、環境にやさしい圧縮天然ガスで走る見学用バスで、広大な工場
敷地内を巡回しながら各施設の説明を受け、ボトリング工程を見学しました。
工場敷地ではかなり油の臭いが漂っていますが、敷地外では臭わないようにコントロールしているとのことです。臭いや工場排気、排水等については横浜市と公害防止協定を結んで協定値以下に収めているとのことです。
工場見学会の後、展示室で、原料や商品のサンプルを見学しました。

Tour20170323R3.jpg最後になりましたが、説明や案内をして下さった神谷様に厚く御礼申し上げます
                        (文責:小栗武治)
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2016年12月15日

EVF見学会報告:J-Power 磯子火力発電所

EVF見学会の概要報告
・見学会開催日時 : 平成28年12月15日(木)10:00〜12:00
・見学先     : J-Power 磯子火力発電所
            〒235-8510 横浜市磯子区新磯子町37-2
・URL    : http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/open_day/isogo.html
・参加者数    :18名

7月の川崎バイオマス発電所に続き、今回は石炭専焼の磯子火力発電所を見学しました。
まず、発電所建設の経緯、機能的特徴・能力等などについてVTRで勉強した後、発電所の特徴を示す大掛かりなジオラマで説明を受けました。その後所内を見学し最新鋭の発電所のすごさを実感しました。
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発電所のジオラマ








1 . 発電所建設の経緯
当発電所は昭和40年代初めに大都市に位置する発電所として日本で初めての公害防止協定を横浜市を締結、 いち早く排煙脱硫装置を設置するなど環境保全対策に力を入れつつ電力の安定供給を進めてきた。発電設備の老朽化や横浜市の新たな環境改善計画への対応などのため、平成14年〜平成21年に超々臨界蒸気を採用した発電設備への置き換え、および最新の環境対策設備の設置などを行い、環境負荷軽減とエネルギー効率向上を両立させたコンパクトな都市型石炭火力発電所に生まれ変わり現在に至っている。

2 . 発電システムの概要
1)船で運ばれてきた燃料炭は発電所の岸壁で陸揚げされ、ベルトコンベアで石炭サイロ、石炭バンカー、給炭機へと運ばれ、 最後に微粉炭機で粉末状にされる。
2)粉末になった石炭はボイラーで燃やされ、この熱によってボイラー内部にある何千本もの細いパイプを通る 水を加熱し、高温・高圧の蒸気を作る。主蒸気圧力は25MPa、主蒸気温度600℃、再熱蒸気温度620℃。 敷地を最大限に活用するため、同規模の従来型ボイラーより設置面積の少ないタワー型ボイラーを日本で初めて採用している。
3)発生した蒸気はタービンに送られ、その噴射力と膨張力によりタービンの羽根車を高速回転させ、発電機ローター を回転させることにより電気を起こす。 タービンを回転させた蒸気は復水器に送られ、海水で冷却されて水に戻り、再びボイラーに送られる。 
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蒸気タービンと発電機








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コントロールルーム








3 . 発電所の稼働状況
・年間約85%の稼働率であり、1・2号機合計で120万kWを発電し154kV系統で送電、横浜市の1/3の需要を満たす。
・使用燃料は海外炭100%、従業員数約300名で稼働。

4 . 環境保全 :
・横浜市と当発電所は当初「公害防止協定」を締結していたが、新設備の導入を機に改めて
「環境保全協定」を締結。
<環境保全協定値の例>
・窒素酸化物 : 13ppm
・硫黄酸化物 : 5ppm

<環境保全設備と能力等の例>
・乾式排煙脱硝装置 : 脱硝率91.9%
・集塵装置 (電気式集塵装置): 集塵効率=99.97%
・乾式排煙脱硫装置 (活性炭吸着法):脱硫効率=97.8%
・煙突 : 200m (2缶集合型)
・緑地面積率 20%

<水質・温排水対策>
・発電所で発生するプラント排水は総合排水処理装置により浄化し排水する。また復水器で蒸気の冷却用に使われる海水の取・放水温度差は7℃以下。

<粉塵飛散対策>
・石炭や灰の貯蔵・輸送にあたっては、屋内式石炭サイロや空気浮上式コンベアなどを採用し、密閉構造にすることにより粉塵の飛散を防止している。

<騒音・振動対策>
・発電機などの機器類を建屋内に収納することや、低騒音型機器を採用することにより、振動や騒音が周辺環境に与える影響を低減している。

<景観>
・建屋、煙突等の配置・形状・色彩について周辺景観との調和に配慮している。港町・横浜にふさわしい発電所となるよう、海からの眺めにも工夫している。

<緑化>
・緑地を整備し、常緑広葉樹を主体とした植栽を行なっている。

<石炭灰の有効活用>
・石炭を効率的に燃焼させるだけでなく、副産物である石炭灰をセメント原料としてほぼ全量有効利用し石炭灰の再資源化にも力を入れている。

見学により日本の最先端の火力発電所の技術内容や能力のすごさを認識し、日本人として誇らしい気持ちになりました。大変丁寧に説明・案内をして下さったISGOエネルギープラザの浅野館長殿に感謝申し上げます。 
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発電所外観
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見学チーム一行
                    
以上
             (文責:小栗武治)
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2016年11月24日

EVF見学会報告:造幣局さいたま支局

・見学会開催日時 : 平成28年11月24日(木)  10:00〜12:00
・見学先     : (独) 造幣局 さいたま支局
              〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
               TEL.048−645−5899
・URL            http://www.mint.go.jp/
・参加者数    : 16名


造幣局は、近代国家としての貨幣制度の確立を図るため、明治新政府によって大阪の現在地(大阪市北区)に創設され、明治4年4月4日に創業式を挙行し、当時としては画期的な洋式設備によって貨幣の製造を開始しました
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造幣局東京出張所は昭和14年11月には、業務拡充のため東京都豊島区に移転し昭和14年に勲章、昭和16年に貨幣の製造を開始して、昭和18年9月に造幣局東京支局となりました。
その後、防災公園等の整備を進めるため、平成28年10月、現所在地(さいたま市大宮区)に移転して、さいたま支局として開局しました。

主な業務は
1)貨幣の製造:特にプルーフ貨幣セットを中心に製造しています。
  プルーフとは貨幣の仕上げ方法の名称で、美麗な鏡面と鮮明な模様を有する貨幣に仕上げるものです。
2)勲章の製造:勲章は国家又は公共に対し功労の有る方に授与されるもので、美術・尊厳・品格の諸要素を兼ね備える事が要求されます。
3)貴金属製品の品位証明、地金、鉱物の分析試験 :貴金属製品の品位証明はこの試験に合格したものには、マークを打刻してその品位を証明しています。このマークを「ホールマーク」と言います。又、官公庁の依頼に応じて、地金・鉱物の分析及び試験を行っています。
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見学会では見学通路からの工場見学(貨幣及び勲章製造工程)が見る事が出来ます。
貨幣の製造工程は 1.溶解 2.熱間圧延 3.冷間圧延 4.圧穿(あつせん:貨幣の形に打ち抜き) 5.圧縁(円形の縁をつける) 6.洗浄 7.圧印・検査 8.計数・袋つめ)です。

500円玉の偽造防止技術では 1.自動販売機用に材料の変更、 2.流通硬貨では世界初の斜めギザ 3.見る角度の反射光の明暗を応用した潜像加工技術  4.表面の「日本国」と「500円」の部分には微細線を、「桐の葉」の部分には微細点を施す等の工夫があります。

勲章の製造過程は 1.極印 2.圧写(模様のプレス) 3.切り抜き 4.ヤスリ 5.七宝盛り付け 6.七宝焼き付け 7.羽布(研磨) 8.メッキ 9.組立 です。
熟練した職員が芸術品ともいえる勲章を製造しています。

造幣博物館は,大判・小判等の古銭をはじめ、明治以降の我が国の貨幣・外国の貨幣のほか、勲章・金属工芸品等多数展示しており、貨幣の歴史を見ることが出来ます。
千両箱や500円玉などが入っている布袋もすごく重かったことでした。昔の大判小判の大きさ、美しさにも感動しました。

記念貨幣では東京オリンピック記念に始まり万国博記念、沖縄海洋博記念、天皇陛下在位50周年記念や地方自治体記念のカラフルな記念貨幣が楽しいです。

造幣局では貨幣の他にも勲章やオリンピックのメダルの製造や、貨幣製造、偽造防止技術の維持、向上のために国民栄誉賞、国宝章牌、七宝章牌などの金属工芸品を製造しています。
勲章は大量生産技術ではなく、すべての勲章について熟練作業員が一つ一つ手作りしていること、年間4000個も作っていることにも驚きました。

又、造幣局では、未使用貨幣をケースに収めた貨幣セット及び特殊な技術を用いて表面に光沢を持たせ、模様を鮮明に浮き出させたプルーフ貨幣をケースに収めた貨幣セットの販売を行っており記念や贈答品、お土産品に好評です。

今回の見学会は11月では54年振りの雪の中、今年10月に移転したばかりの造幣局さいたま支局と博物館を楽しく見学しました。

最後にご丁寧にご案内して頂いた森さん、ありがとうございました。
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千両箱がものすごく重かったこと、500円玉などが入っている布袋もすごく重かったことでした。昔の大判小判の大きさ、美しさにも感動しました。  
また、勲章は大量生産技術ではなく、すべての勲章について熟練作業員が一つ一つ手作りしていること、年間4000個も作っていることにも驚きました。
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2016年09月29日

EVF見学会報告:TEPIA先端技術館


・見学会開催日時 : 平成28年9月29日(木)  10:00〜12:00
・見学先     : TEPIA先端技術館
    〒107-0061 東京都港区北青山 2-8-14
・URL      : https://www.tepia.jp/exhibition
・参加者数    : 27名

集合場所のTEPIA先端技術館のロビーには大きな顔認証システムが設置されており、10時30分の集合時間より早く集まった参加者たちがこもごも自分の顔認証結果を見て、女性なのに男性と認識されたり、実年齢より大幅に若く、あるいはかなり年長に認識されたりで、ワーワー、キャーキャーと見学会開始前にひとしきり盛り上がりました。

その後13〜14名ずつの2班に分かれて見学が始まりました。まずはシアター&ビデオライブラリーで約20分のビデオ視聴です。「ロボットは東大に入れるか」というビデオを見ました。「トーロボ君」という受験ロボットの開発進展状況を見ました。国語、世界史、数学、物理、化学などなど数多くの受験科目の出題に対して正答を得るため、ロボットへの論理回路を組み込む研究が幾つもの大学の研究チームで進められています。偏差値レベルではかなり進歩して来たものの、まだ東大合格レベルには至っていません。

受験科目ごとに正答を得るための論理回路の構築の仕方がかなり違います。問題文のパターンや、前後の脈絡、似た意味の単語、記憶装置に入っている文章の検索、などなどいろいろな手法で正答を得ようとします。一番苦手なのが小論文作成で、回答はいわゆる「コピペ」になりがちで、まだまだ違和感のある文章構成だったりしています。大学の研究者が「ロボットが出す回答が正答だったとしても、それは分かったふりをしているだけで実は何もわかっていない」、「ロボットは感情や価値観を持ち合わせていないのが致命的」と述べていたのがとても印象的でした。この先ますますロボット技術は進み、トーロボ君はやがて東大合格を果たすでしょうが、先々感情や価値観まで持つロボットができると、逆に人間にとっては恐ろしい存在になりそうだと感じさせるビデオでした。

そのあと、色々な分野で活躍する40種類余りのロボットを、案内係の方の説明を聞きながら順次見学し、日本の最先端のロボット技術を知ることができました。CIMG4796-2.jpg
そのうちのいくつかを紹介しますと、
1. 人工知能ロボットKibiro
使う人の感覚を高精度に学習し、その人にピッタリな情報をお勧めしてくれます。国産の人工知能(KIBIT)を搭載しています。CIMG4800-2.jpg

2. カスタムメイド人工骨「CT-Bone」
患者のX線CT画像をもとに、3Dプリンターで欠損した骨と同じ形状の人工骨を作ります。作られた人工骨は骨の欠損部分にピタリと合うだけでなく、人体から人の骨と同じ成分が人工骨に浸みこむため、時間とともに次第に自分の骨に生まれ変わるのだそうです。
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3. 全自動イカ釣り機
漁船の左右それぞれ3か所合計6か所に設置したロールに巻かれたイカ釣り糸を時間差をつけながら海中に投入し、漁船の揺れや傾きを補正しつつ、糸にシャクリをつけたりしながらイカを誘いどんどん釣り上げる仕掛けです。しかしロボットとは言えども、それを操る漁師さんの経験や技量により釣果はかなり変わるのだそうです。

DSCN5054-3.jpgその他にも多くのロボットを見学し、日本のこの分野における技術力のすごさを実感することができました。最後になりましたが、私共に案内と説明をして下さいました浦山様はじめスタッフの方々に厚く御礼申し上げます。
(文責:小栗武治)

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2016年08月03日

EVF見学会報告:キリンビール 横浜工場

実施日:8月3日(水)
訪問先:キリンビール 横浜工場
    〒230−8628
神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
 http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/yokohama/
参加者:22名

「キリンビール 横浜工場」地球温暖化対策や廃棄物削減に取り組んでおられ、平成20年に横浜環境行動賞を受賞されています。今回の見学会はEVFの為に特別に通常のツアーとは別に横浜工場の環境に対する配慮の点もお話し頂きました。受賞のポイントは1.低炭素社会に向けて 2.循環型社会に向けて 3.自然共生社会にむけてをテーマに様々「環境保全活動」を実践しています。
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今回の見学会の目的は「キリンビール横浜工場」で生産されている「一番搾り」のこだわりを体感しようとの事です。
まずはたっぷりと水を含ませた麦を発芽させてビールの原料となる「麦芽」を作ります。麦芽は良く噛むとほのかな甘みが感じられます。又、ビールの苦みと香りを生み出すホップの香りを初めて体感しました。
ビールの仕込みはまず麦芽を砕いてゆるやかに温度を上げ、「もろみ」と言う麦のおかゆを作ります。麦汁がビールになる時に泡がはじける音がします。ビール造りにはこうした僅かな音も聞き逃さない様に五感を駆使して酵母と対話しようとします。
DSCN4915-2.jpgもろみをろ過し、最初に流れ出たものが「一番搾り」です。世の中の一般的なビールは「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」を使用しますが、キリンビールの製法へのこだわりは「一番搾り麦汁」だけでビールをつくる「一番搾り製法」です。
「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」は見た目にも全く違い、飲み比べてみるとその差がはっきりわかります。
麦汁にホップを加え、ビール独特の香りと苦みを生み出し,酵母を加え低温発酵させ1〜2か月ほどタンクで低温貯蔵しおいしく熟成させビールが完成します。
今回のツアーは、「キリン一番搾り」のこだわりの製法やうまさの秘密をたっぷり体感し、ビールの魅力が存分に味わえるツアーでした。
DSCN4919-2.jpg最後になりましたが、今回の見学会をセット及び環境に対する配慮のお話しをして頂いた総務広報担当丹野優様、ご丁寧にご説明頂いた川井様、本当にありがとうございました。
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2016年05月26日

EVF見学会報告:日産自動車エンジンミュージアム、およびエンジン工場

5月度EVF見学会報告                 小栗武治
実施日:2016年5月26日(木) 10:00〜12:00
見学先:「日産自動車横浜工場ゲストホール」
〒220-8623 神奈川県横浜市神奈川区宝町2
      Tel. 045−461−7090
http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/tourism/spot/details.php?bbid=2 
参加者:16名

 今回訪問した日産自動車横浜工場ゲストホールの所在地は日産自動車の創業の地であり、建屋はかっての本社社屋であった。現在でも登記上は本店として登録されている。 
IMG_1948-2.jpg 建物は横浜市内唯一の戦前期の工場事務所ビルとして貴重であり、横浜市より歴史的建造物に、また経済産業省からは近代産業遺産に認定されている。2階には日産自動車の生い立ちから現在に至るまでの歴史や歴代の量産車の模型が展示され、1階はエンジンミュージアムとして自動車の心臓部であるエンジンにスポットを当てた日産自動車の技術開発の足跡が紹介されている。展示されているエンジンはすべて本物であり、かって量産車に搭載され、モータリゼーションを支え、世界進出の先兵として活躍してきたエンジンが勢ぞろいしている。
IMG_1940-2.jpg 量産車用としては、以下のようなエンジン達が展示されていた。
・日産自動車創業期から戦後の復興期までのエンジン
・日本で本格的なモータリゼーションが始まった1960年代から1970年代のエンジン
・日本の自動車産業が競いあって成長し、いよいよ世界の頂点をめざした1980年代から1990年代のエンジン
・排気対策に果敢に挑戦し、これを克服した時代のエンジン
・環境にやさしい、経済性にすぐれるデイーゼルエンジン

 モータースポーツ用としては、以下のようなつわものぞろいのエンジン達が展示されていた。
・ルマン24時間、インディー500、日本グランプリ等々、世界のひのき舞台で活躍した数多くのレーシングエンジン
・速度の世界記録を達成したエンジン、などなど
IMG_1944-2.jpg 
 エンジンミュージアム見学後は道路を挟んだ横浜工場の「エンジン組立ライン」に移動し、現在の市販車に搭載されている最新の「MR型エンジン」(直列4気筒、排気量 1800及び2000cc)の生産ラインを見学した。筆者が工場実習をした約50年前の組み立てラインとは様変わりで、ほとんどの部品組み付けが自動化されており、作業員はまばらにしかいないことに目を見張った。
 組み立ての最後あたりのハーネス類の組み付け作業では5〜6名の熟練作業員がきびきびと作業をしており、さすがにこのあたりの工程だけはまだ人間が介在しなくてはならないのかなと感じたが、いずれは自動化されるだろうと思われた。
IMG_1941-2.jpg
 新型NISSAN GT-Rに搭載されている「VR38型エンジン」の組立工程は、「MR型エンジン」などの量産型エンジン生産の流れ作業方式とは異なり、クリーンな作業室内で「たくみ」と呼ばれる熟練作業者が最初から最後まで一人で一台一台丁寧に組立てている。完成したエンジンには各「たくみ」個人名の銘板が取り付けられているのが大変印象的であった。「たくみ」の称号を持つ作業者は5名しかおらず、この人たちで日に10台程度しか生産できないとのことであった。量産型エンジンと比較して種々の精度は10倍ほども高いとのことであった。エンジンもブランド化して付加価値を付ける時代が来たのかと感じた。

 最後になりましたが、当日のEVF見学会に丁寧な対応をして下さったゲストホールの吉浜さんに厚く御礼申し上げます。
                                                   以上
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2016年03月24日

EVF見学会「旧三河島汚水処分場」

3月度EVF見学会報告              久保田 惣治

実施日:2016年3月24日(金)10:00〜12:00
見学場所:旧三河島汚水処分場
      〒116-0002 荒川区荒川8−25−1
      http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_mikawa.htm
参加者:9名
image001.jpg 旧三河島汚水処分場喞筒場施設は隅田川中流に位置する旧下水処理場施設で、東京市区改正事業の一環として、東京市技師米元晋一を中心として建設が進められ、大正11年3月に運用を開始しました。
 この施設は、わが国最初の近代下水処理場である旧三河島汚水処分場の代表的遺構として、高い歴史的価値が認められることから、平成19年12月4日に下水道分野の遺構では、初めて国の重要文化財(建造物)に指定されました。
image032402.jpg  ポンプ場施設は地下深くに流入してきた下水を地上にある水処理施設に送り込むため、下水をポンプで吸い上げる施設です。

 旧三河島汚水処分場のうち、水処理施設は時代とともに最新技術のものへと更新されましたが、喞筒場施設は平成11年に稼働を停止するまで旧態を保持し続けました。

1999年(平成11年)に稼動を停止した旧三河島汚水処分場の喞筒場施設は、1922年の稼動当初の形態を保持しており、日本で最初の近代下水処理場の代表的遺構として重要なものとなっている。また、阻水扉室、沈砂池などの周辺施設も建設当初のまま残されている点も、近代下水処理場喞筒場施設の構成を知る上で歴史的価値が高い。

こうした点が認められ、2002年(平成14年)から2003年(平成15年)にかけて耐震補強工事が施された後、2003年(平成15年)3月6日に旧主ポンプ室及び関連施設が東京都の指定有形文化財(建造物)に指定された[2]。さらに、2007年(平成19年)12月4日には旧喞筒場施設が国の重要文化財(建造物)に指定された。

 重要文化財指定物件は以下のとおり。ポンプ室、関連施設とともに、土地も重要文化財に指定されている。
@衛所・正門 :表玄関として、大正14年に建設されました。その後、正門は平成2年に改築されました。
A東・西阻水扉室:東・西に各1棟あり、メンテナンス等のために下水の流れを一時的に止める扉が地下にあります。
B東・西沈砂池:下水を池の中でゆっくり流して、下水中の土砂を沈殿させて、取り除きます。
C濾(ろ)格室上屋:下水中の浮いたゴミを地下のスクリーンで取り除きます。
D土運車引揚装置(インクライン)用電動機室:下水から取り除いた土砂やゴミを積んだ土運車(トロッコ)を坂の上まで引き上げる機械が設置されていました
E量水器室:下水の量を計測するヴェンチュリー管という設備が地下にあります。
F喞筒井及び喞筒井接続暗渠:東西に分かれて処理された下水はここで合流し、各ポンプ井に分水されます。
G喞筒(ポンプ)室:下水を地下のポンプ井から吸い上げるポンプが10台設置されています。
image032403.jpg 土地 下水敷及び宅地8967.11平方メートル 敷地内の喞筒室周囲擁壁及び石造階段を含む煉瓦造りの建物と芝生やバラ、樹木などの緑の対比が美しく、春は桜の名所としても知られている。
この様な貴重な施設はきちんと管理されていることに嬉しくおもいました。

最後に見学会でご丁寧に説明して頂いた小林孝一様に厚く御礼を申し上げます。
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2016年02月19日

EVF見学会「伝統工芸青山スクエアー」

2月度EVF見学会報告
久保田 惣治


実施日:2016年2月19日(金)10:00〜12:00
見学場所:「伝統工芸青山スクエアー」
        http://kougeihin.jp/aoyama/
      〒107-0052 東京都渋谷区赤坂 8−1−22
            赤坂王子ビル 1F 
           TEL.03−5785−1301
参加者:13名
             
「伝統工芸青山スクエアー」は(財)伝統的工芸品産業振興協会が1979より運営を開始し、2012年に現在の赤坂に移転しました。
最初に(財)伝統的工芸品産業振興協会専務理事 酒井正明様から青山スクエアーや伝統的工芸品の定義や法的な位置づけのお話しがあり、続いて佐々木千雅子様よりビデオを使いながら伝統工芸の事例紹介等々を話して頂きました。
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伝統的工芸品とは 1.主として日常生活に使われるもの、2.主要工程が手作りのもの 3.100年以上前から続いている技術・技法でつくられたもの 4.100年以上前から使われている原材料でつくられているもの、 5.産地が有る程度以上の規模を保っていることが定義されています。

今日、伝統的工芸品産業は後継者不足や原材料の確保難など多くの問題は多いのですが、ゆとりと豊かさをもたらす質の高い製品を求めるニーズの高まりで、地域独自の文化を見直そうとする風潮や、「和」の暮らしや「ものづくり」に対する再評価や、欧米における「和」の生活様式に対する関心の高まりで、明るい兆しもあるとの事です。
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説明の後は1階で全国の伝統的工芸品産地の選りすぐりの逸品を鑑賞しました。
常設展示では100を超える伝統的工芸品産地から、様々な生活シーンに使える工芸品が出品されており、特別展示コーナーでは特定の地域や産地にスポットを当てた展示をしており、華やかな作品が多く、日本らしさがよく出ています。
技の匠コーナーでは熟練の技を間近で見る事が出来ます。
ここは、展示館と言うだけでなく、値段が付いているので購入も出来るのも嬉しいです。
値段はもちろん高級品もあるが、生活に根づく、安価なものもあるので身近な感じがしました。
皆様も無料ですので一度の覗いてみると楽しいと思います。
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最後になりましたが、ご親切に説明して頂いた酒井正明様、佐々木千雅子様展示場の皆様にお礼を申し上げます。
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2016年01月28日

EVF見学会「東芝未来科学館」

EVF見学会 (1/28)の概要報告  ( 岡 昂)
・ 見学会開催日時  平成28年1月28日(木)  10:00〜11:45
・ 見学先 東芝未来科学館
     http://toshiba-mirai-kagakukan.jp/
        〒212−8585 神奈川県川崎市幸区堀川町72−34
     電話 044−549−2200
・ 参加者数  22名

「人と科学のふれあい」をテーマに、科学技術との接点として活動していた東芝科学館が、地域と連携した文化交流の場に2013年秋に生まれ変わったということでJR川崎駅西口徒歩1分の東芝科学未来館を訪ねてみました。既に世界138ヶ国、80万人の来訪者を数えるとのことです。ここは東日本ランキング 堂々第一位の訪ねてみたい科学館です。ちなみに西日本ランキング第一位はトヨタ博物館だそうです。
見学会 東芝科学未来館 (1-2).jpg
   さてこの科学館のミッションは3つあり、一つ目は、創業期から最先端技術を追求し続けている東芝の姿、エレクトリックとエレクトロニクスを中心とした最先端の技術と歴史をご覧いただきたいこと。二つ目はイベントや実験教室を通じた科学技術教育です。そして三つ目は、産業遺産の保存とアーカイブです。

   親子でも楽しめるサイエンスゾーンなどで構成し、多くのアミューズメント展示を通じて最先端技術をより身近なものとして体験し、学び、楽しめるように工夫されています。

   さて我々は団体見学ということで入館後、副館長からご挨拶と施設説明をいただき、Aホールで人気の科学実験をアテンダントの佐藤さんから実演してもらいました。テーマはマイナス196℃の液体窒素を使用した超電導、リニアーモーターカーで有名になったあの超伝導の不思議な実験です。冷却されて超電導状態になると豆ランプが明るく輝いたり、磁力でものが浮上したりとなかなか実感出来ない現象を見せていただきました。
見学会 東芝科学未来館 (2-2).jpg
   観客一同は超電導状態のままアテンダントの海野さんに案内いただき館内ツアーに出発しました。まずは東芝の源流、からくり儀衛門の工夫の数々の紹介からです。えっ!これが江戸時代の末期に?今の時代のロボットと変わりないよねという工夫(お客を迎えるとお人形がお茶を運んできて、お茶を取るとまた人形は元に戻るからくりに驚きました)などに感心して、東芝のDNAたる創業者である田中 久重、藤岡 市助のお二人のものつくりにかけた情熱の数々、続いて70歳以上の方にはかすかな記憶に残る懐かしい洗濯機、テレビ、冷蔵庫などの家電製品の日本一号機の展示品が登場してきます。
見学会 東芝未来館-2.jpg
   東芝の歴史と伝統に感服した後はいきなり未来ゾーンに突入です。エネルギー、まち、ビル、家、ヘルスケアー、情報の区分ごとに未来の姿が登場してきます。子供連れでも十分に楽しめる考えられた展示ゾーンが続きます。そんなこんなであっという間に90分が立ってしまいました。歴史と未来に同時に触れて
参加者の皆さんもとても楽しそうでした。面白いですよ。
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2015年12月15日

EVF見学会「防衛省」

EVF見学会(‘15/12/15)の概要報告    (久保田 惣治)

開催日時 : 平成27年12月15日(火)  10:00〜12:00
見学先  : 防衛省(市ヶ谷地区―市ヶ谷台) 
〒162−8801  東京都新宿区市谷本村町 5−1
http://www.mod.go.jp/j/publication/events/ichigaya/tour/index.html
  参加者数 : 27名

2015年12月度EVF見学会は「防衛省―市ヶ谷台ツアー」でした。
市ヶ谷台は尾張徳川家が4代将軍家綱公より5万坪を拝領し上屋敷を築きましたが、明治維新後に徳川家から返上され、明治7年に京都兵学寮が市ヶ谷台に移転されました。
昭和12年に陸軍士官学校として1号館が建設され、昭和16年に大本営陸軍本部、陸軍省、参謀本部が市ヶ谷台に置かれました。終戦後の昭和20年には米軍に接収され、1号館の大講堂は極東軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用されました。
昭和34年に米軍から返還され、平成12年に防衛省が六本木から移転しました。
この「防衛省―市ヶ谷地区」は23ヘクタールあり、約1万人の職員が勤務されています。

今回の見学会は通常の見学会と違い、事前に参加者の住所・氏名・年齢・連絡先等を連絡しておき、当日は本人確認が出来る免許証等身分を証明するものを持参しチェックを受けた後に入場すると言った厳しさです。
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当日は儀仗広場で儀仗の練習が実施されていました。儀仗広場とは、皇族や国賓などが防衛省を公式訪問または視察される場合に敬意を表する為の場所です。

最初に入館したのは「市ヶ谷記念館」です。
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「市ヶ谷記念館」は庁舎A棟の建設に伴い解体された1号館の象徴的な部分を可能な限り現部材を利用し、移設・復元されました。1F大講堂は極東軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用され、2Fには旧陸軍大臣室や陛下のご休憩場所であった旧便殿の間が再現されています。
大講堂の柱の上部には菊のレリーフや、床には建設当時の7200枚からなる30cm角の楢材の板が組合されており、陛下専用の階段には陛下が歩き易い様な特別な工夫がされています。
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旧便殿の間では昭和45年の三島由紀夫事件の時についた刀傷や、群馬県特別大演習写真等貴重な資料が展示されています。
厚生棟の2F広報展示室には陸・海・空各自衛隊の装備品や技術研究本部による研究成果を展示するコーナーや、広報ビデオ等を視聴するシアタールーム、防衛省のHPを閲覧できる情報コーナーがあります。
その他、外観からの見学ですが、市ヶ谷地区の各業務機関が使用している庁舎D棟、E棟を見学しました。
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2015年10月22日

EVF見学会「国土交通省 国土技術政策総合研究所」

第65回EVF見学会(‘15/10/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年10月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   国土交通省 国土技術政策総合研究所(つくば)
  http://www.nilim.go.jp/

〒305−0804 茨城県つくば市旭1番地  電話 029−864−2211
  参加者数  22名
 今回は足を延ばし、バスを仕立ててつくば市にある国土技術政策総合研究所(以下 国総研)を見学させていただきました。ここは社会資本分野で唯一の国の研究機関として安全・安心で活力ある社会を作るため、防災・減災や道路・橋、空港などの活用、維持管理、整備など、現在そして将来にわたって、社会に貢献できるようインフラの研究と成果の普及・展開を進めています。
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 具体的には国土交通省本省と一体となって研究などを行い、政策の企画・立案、法令などに基づく技術基準を作成し、事業の執行などに反映することが役割です。災害活動支援、研究・技術基準などの作成、技術相談・技術移転、研究のコーディネータの4つの機能を果たすべく研究年間予算約100億円、研究人員250名で取り組んでいます。
 つくば駅に集合し、研究所の敷地面積が広大なためチャーターしたバスで国総研の旭庁舎に向かいました。研究所のビデオによる概要説明を受けた後、総延長6,152mの試験走路の外周を走りながら設備の説明をいただきました。様々な試験設備が設置されていますが、長大な実物大トンネル実験施設とそれに付随する雨霧環境実験設備、照明実験設備があってここの場所で日本のトンネルの基準や規格が決められたのかと印象に残りました。トンネル内の火災実験なども行われたそうです。
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 次は高落差実験水路で海岸堤防の実験を見ました。東日本大震災で大きな津波で海岸堤防が破壊されことを踏まえ、津波・高潮などから陸地を守るより粘り強い海岸堤防を目指して実験が繰り返されたそうです。効果的な方策は分かったそうですが立地条件などの制約もありなかなかその通りに行かないことが悩みなのだそうです。
 その次は海洋沿岸実験施設です。河川における津波対策の知見を得るために北上川を対象として、追波湾の湾口から上流約10km付近までの河川およびその周辺地形を含んだ縮尺1/330の大きな模型を作り実際に津波を発生させてその影響と対策を検討するという大規模なものでした。最後は橋梁撤去部材の展示場です。様々な環境下で損傷を受けた部材の状態を調べ、適切な設計・管理へ反映していくことと壊さないでコンクリート内部を検査する技術開発の支援を行っているのだそうです。2008年にあった首都高速道路の火災で捻じ曲がった橋梁鉄骨構造や長期間の塩害で錆が発生した橋梁の部材や鉄筋コンクリートの内部腐食など実物を目の当たりにするとこのような研究をきちんと行ってメンテナンスすることの重要性を改めて認識しました。
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 最後になりましたが、熱心にご説明いただいた国総研の皆様に御礼申し上げます。
−以上−
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2015年09月17日

EVF見学会「イワタニ水素ステーション」

第64回EVF見学会(‘15/9/17)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年9月17日(木)  10:00〜12:00
・見学先   イワタニ水素ステーション 芝公園
  http://www.iwatani.co.jp/
        〒105−0011 東京都港区芝公園4−6−15
参加者数  28名
未来の水素社会をじかに感じてみようということで、日本初のショールーム併設型水素ステーションを岩谷産業(株)のご厚意で見学させていただきました。
あいにくの雨でしたが、東京タワー真下の水素自動車用ステーションに大勢でお邪魔しました。
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ここのステーションの特徴は水素充填システムの心臓部となる圧縮機にドイツ・リンデ社の小型水素圧縮機(イオニック・コンプレッサー)を採用していること、最新の充填技術に対応し、満タンに相当する5Kgを3分で充填する急速充填を実現したことだそうです。
水素供給方式は液化水素貯蔵、充填能力は340Nm3/h(1時間当たり6台の充填が可能)、圧縮設備の能力は340Nm3/h,圧力は吸入0.6MPa、吐出82MPa、畜ガス設備の内容積300LX3本(3バンク切り替え方式)、常用圧力82MPaがその仕様です。
水素燃料は環境に優しいだけでなく、車に充填するときの時間の短さが電気自動車などと比べて圧倒的に短いことがその使いやすさと説明してくれました。設備見学の最中にも数台の唯一の水素燃料自動車であるトヨタ「ミライ」が訪れて充填を簡単にしていました。なおセルフで充填できるのはまだまだ先のようです。
さて見学は人数が多いので2班に分かれて行いました。トヨタ「ミライ」の説明・見学と水素充填設備の見学です。
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トヨタ「ミライ」の見学はEVFの元自動車会社出身の技術者の方々が隅々までチェックして質問していたのが印象的でした。この車は定価は700万円位ですが、補助金等が付くので実売は400万円位でちょうどトヨタ「クラウン」と同等の価格帯になるそうです。気になる燃料の価格は政策価格ですが¥1100/Kg(満タンで¥5,500)で満タンで700Km近く走行できるそうですからお近くに水素ステーションができれば購入してみようかなという意見も出るくらいでした。
水素充填設備は「ミライ」400台分の充填ができるものだそうですが、副産物として精製される燃料工場から液体水素(−253℃、体積で1/800)として運んできたものを液体水素貯槽に貯め、気化器を通して、再度圧縮して高圧蓄圧器を通して水素ディスペンサーから自動車に充填する仕組みです。水素は4%の濃度となると爆発する危険性があるので、設備的には水素が貯まらない様に設備はすべて地上に設置されています。気になる安全性に関する多くの質問にも丁寧の答えていただきやはり勉強をするものだなと思った次第です。
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最後になりましたが、熱心に「ミライ」をご説明いただいた(株)トヨタエンタープライズの内田 杏奈様、岩谷産業(株) 広報部マネージャー 湯川 英行様、我々の要望で施設の案内をしていただいた岩谷産業(株) 水素エネルギー部 企画推進担当の大川 雄嗣様に御礼申し上げます。
                           −以上−
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2015年08月27日

EVF見学会「ガスの科学館」

第63回EVF見学会(‘15/8/27)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年8月28日(木)  10:00〜12:15
・見学先   ガスの科学館「がすてなーに」
  http://www.gas-kagakukan.com
        〒135−0061 東京都江東区豊洲6−1−1
参加者数  12名
日頃何気なく使用しているエネルギーのガス、それがどのように採掘され、輸送され、処理されて我々の家庭に届くのか、災害の時は大丈夫なのかなど、今回は東京ガス(株)が都市ガスの啓蒙のために運営しているガスの科学館「がすてなーに」を見学しました。
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子供達を対象とした展示場ですが、どうしてどうして、展示に工夫が凝らされ、知らないことばかりでとても勉強になったというのが実感です。
まず展示案内のガイドの方に従って、ガスの炎を利用した様々なゲーム(炎のふしぎギャラリー)から始まり、ガスの掘削をする国々紹介、ガスが含まれる地層の実物、ガスの掘削方法、採集したガスを冷却して圧縮するLNG基地、LNGの輸送、輸入したガスの配送、地下に埋設されている地震にも強い黄色のPE管のガス配管と順を追っての展示があり、原産地から家庭までの理解がつながりました。LNGにするにはマイナス162℃まで冷やして体積を1/600にして運搬するとか、黄色のガス管は折れたり割れたりせずに寿命は半永久的だから大地震でも大丈夫などと聞いて安心、さらには全家庭には地震を検知すると自動的にガスを遮断する装置が付いていると聞いてさらに安心しました。次は都市ガスを利用して電気と熱を作り出すガスコジェネレーションシステム、燃料電池システム(エネファームですね)、スマートエネルギーネットワークなどなどの盛りだくさんの展示がありました。
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1時間ほどの見学を終えて、エネルギーや環境をテーマした30分ほどのサイエンスショウの始まりです。LNGならぬ空気と風船を使用してマイナス162℃の液体窒素で冷やすと体積が大幅に減少することを実感したり、ゴムボールをその温度で冷やして落とすとボールが粉々に砕け散ったりする実験が面白かったですね。
一通りの見学を終えた後は特別にこの施設の環境施設の数々をご案内いただきました。まずは屋上に上がって太陽光発電設備、雨水利用(トイレなどの中水に使用しています)のために大きくカーブした屋根の形状、一階に降りてこの施設の熱や電力の半分近くを賄っているCGS(大型ガスコジェネ装置)を説明していただきました。
DSCN4128-2.jpg
ここは約40名(そのうち25人がガイド)で運営をしているそうです。普段何気なく利用しているガスですがとても分かり易い展示で理解が進みました。
最後になりましたが、熱心にご説明いただいたガイドの中山 さやか様、我々の要望で施設の案内をしていただいた東京ガス(株) ガスの科学館 施設・技術グループの高橋 佳弘様に御礼申し上げます。とても勉強になりました。

                                                    −以上−                                     
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2015年07月23日

EVF見学会「皇居・東御苑」

第62回EVF見学会(‘15/7/23)の概要報告    (岡  昂)

・見学会開催日時  平成27年7月23日(木)  10:00〜12:00
・見学先   皇居 東御苑
       http://www.kikuyou.or.jp 公益財団法人 菊葉文化協会
     参加者数  18名
     
今回は旧江戸城の史跡を学んでみようということで、皇居 東御苑を歩いてみました。
 真夏で熱中症が心配されましたが、運よく曇り空、時々小雨という天気でホッとしました。
 さてここは天皇皇后両陛下がお住まいになっている皇居の一角(東側地区)にある皇居付属庭園です。由緒ある豊かな自然や歴史に思いを馳せながら四季折々の変化を楽しめる東京のオアシスです。皇居造営の一環として、昭和36年に着工し、昭和43年に完成した面積約21万m2の庭園です。宮中行事に支障のない限り無料で一般に公開されています。
DSCN4042-2.jpg
 ということで地下鉄 大手町駅からすぐの大手門のお堀の傍に集合し、お願いしてあったガイドの方お二人に概要説明をうかがった後2班に分かれて見学(散策?)を始めました。
 ガイドマップによると見どころは39ヶ所もあるのですが、自然観察もさることながら旧江戸城の威容を偲んでみようということで天守台目指して大手門から一同登城し、同心番所、百人番所、中之門、大番所、中雀門を経て富士見櫓、忠臣蔵で有名な松の廊下までたどり着いたところで、本丸休憩所で一休み、その後、天守台に登って大奥跡を臨み、汐見坂を下り、不浄の門と言われる平川門、そこから引き返して諏訪の茶屋、小堀 遠州作と言われる二の丸庭園を通って二の丸休憩所にたどり着き無事解散という順路でした。
DSCN4037-2.jpg 江戸城の建物として残っているのは番所と富士見櫓だけで多種多様な石垣からガイドさんの説明によって往時を想像するというとても楽しいツアーでした。
 それぞれの石垣がどのような由来で出来上がっているかの説明を聞くだけでも江戸時代の土木技術や各大名の幕府による支配構造などがうかがわれ興味は尽きませんでした。
 明治以降に構築されたものとして桃華楽堂、宮内庁楽部、書陵部なども一角にありました。
 自由参観でしたがお薦めは三の丸尚蔵館です。大手門の近くにあります。 ここには皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が平成元年6月,国に寄贈されたのを機に,これら美術品を環境の整った施設で大切に保存・管理するとともに,調査・研究を行い,併せて一般にも展示公開(入場無料)することを目的として,平成4年9月に建設され,翌年11月3日に開館しました。
 最後になりましたが、熱心にご説明いただいたNPO法人 東京シティーガイドクラブ 大江戸東京案内人の岡部様、加藤様有難うございました。お二人の解説なしでは江戸城の実像が浮かび上がらなかったと感謝しております。
 東御苑の史跡探訪には無料ガイドがお勧めです。毎週水曜日と土曜日の10時30分、13時20分の2回ですが大手休憩所(売店前)集合ですのでご利用ください。           −以上−                                                               
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2015年06月25日

EVF見学会「防衛省先進技術推進センター」

・見学会開催日時  平成27年6月25日(木)10:00〜12:00
・見学先   防衛省 技術研究本部 先進技術推進センター
  http://www.mod.go.jp/trdi/
        東京都世田谷区池尻1−2−24
・参加者数  28名

今回は環境問題とは趣を変えて、先進技術にはどのようなものがあるか勉強してみるということで軍事技術では今何が行われているかを防衛省にお願いして見学させていただきました。
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まず初めに防衛省ならではのきちんとした対応の中で、民間の人々に何が行われているのかを理解してもらうというオープンな対応に驚き、感服したことを報告させていただきます。
さてここ先端技術推進センターは、防衛省が重視する基盤的技術を含む先進技術の装備品への適用研究を効率的かつ集中的に実施・実証することに重きを置いた研究組織だそうです。

まず技術研究本部とは防衛省の特別の機関として設置され、陸・海・空の自衛隊が使用する車両・船舶・航空機・誘導武器および各種装備品に至るまでの幅広い分野の研究開発を一元的に行う組織で総員1,084名(研究職517名)、年間予算1,606億円で運営されているそうです。    

その一翼を担う先進技術推進センターは総員73名(研究職55名)で運営されていますが研究職の方の多くは一般公務員なのだそうです。研究組織は3部門に分かれており「M&S(モデリング&シミュレーション)・先端技術担当」「CBRN(化学・生化学・放射線・核)対処技術担当」「ヒューマン・ロボット融合技術担当」で構成されています。

研究内容紹介はまず先進センターの概要説明とM&S技術を解説していただいた後で2班に分かれて「先進個人装備システム技術」「個人防護装備技術」「ロボットシステム技術」をそれぞれの研究に従事されている研究職の方々から説明いただき、質疑応答をさせていただきました。

各展示内容に2〜3名の研究所の方が対応していただけただけでなく、我々の素朴な質問に対しても快く解説していただいたことに驚きました。

個人装備品にせよロボットにせよ軍事技術であるだけに民間技術とはレベルの違う難しさがあることがご説明の端々からよく分かりました。先端個人装備システムなどでは今やIT技術が満載で30Kgの重量の装備(総額で700万円だそうです)を抱えて戦闘するのだそうですが想像を超えるものでしたし、ロボットも民間のロボットとは適用分野が異なり多目的自律走行ロボット、手投げ式偵察ロボット、無人機の操縦などでまだまだ技術的な苦労があるのだそうです。

きっと展示できない極秘事項もあるのでしょうが、戦争で人命の被害を以下に軽減するかだけでも実に様々な分野の研究が行われていることと今や高度なIT技術なしには防御的な戦闘行為もできないのだということに驚きました。

最後になりましたが、熱心にご説明いただいた総括研究管理官 工学博士 久島 士郎様以下の各研究分野のご担当の皆様に御礼申し上げます。
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2015年05月10日

EVF見学会「東京運河探検クルーズ」

第60回EVF見学会(‘15/5/10)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年5月10日(日)  10:00〜11:45
・見学先   東京運河探検クルーズ  http://www.zeal.ne.jp/plan/309.html
         東京都中央区日本橋1−9 滝の広場
参加者数  23名
今回は趣を変えて、東京の都心部がどのような変遷を経て現在に至ったのかを運河から見てみようということで計画しました。
 視点を変えると物事は全く違って見えるということを実感した予想以上の収穫であったことをまず報告させていただきます。機会があれば家族連れで参加されることをお勧めします。
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 さて連休後の日曜日でしたが、お天気にも恵まれ、日本橋の袂の滝の広場に集合して、乗船定員44名の艀のような運河船に乗り込んで日本橋川を下って隅田川を目指して出発しました。兜町など江戸情緒の残る岸壁や明治の建物を眺めながら、江戸橋、鎧橋、茅場橋、湊橋を潜り抜け、隅田川に出て、隅田川大橋、清洲橋の真ん中にスカイツリーを眺め、それを潜り抜けて小名木川に入り、萬年橋、高橋、西深川橋、東深川橋、大富橋、新高橋、新扇橋と沢山の橋の下を潜り抜けてメインイベントである扇橋閘門に到着です。
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 江戸時代の物流を担う主要運河であった小名木川は東京湾との水位差が2mもあり、ここを通過するにはパナマ運河のように前後が水門で仕切られた閘門内に入っていったん係船してポンプで排水して東京湾と水位が同じになるようになってから前方の閘門が開いて先に進むという方式です。前後の閘門を通るときには全員にビニール傘が配られ、滝のように滴り落ちる水を避けて通過するという盛り上がりもあります。
 船はさらに先に進み、小松橋、小名木川橋を潜って横十間川と交差する小名木川クローバー橋まで行ってそこから引き返しました。 橋の名前を列挙しましたが、お分かりの方もいらっしゃると思いますが、もうここは池波正太郎の鬼平犯科帳の世界です。
 運河の縁には遊歩道があり、環境対策のために川縁には葦などが植えられてアオサギなども見ることができました。
 帰路は小名木川を戻って隅田川に出て、永代橋、中央大橋の下を抜けて、亀島川水門から亀島川に入って、霊岸橋まで行って日本橋水門を見て日本橋川に戻るコースでした。
 東京の真ん中ですから昔の面影は見る影もないのかと思っていましたが、裏側から見てみるとまだまだ随分と歴史的な遺産があるのものだと驚きました。ガイドの説明も手慣れたものですがとても興味深く聞けました。
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 なおこの(株)ジールというところには日本橋川だけでなく神田川、小名木川などの運河探検クルーズもありますので問い合わせてみてください。 
                                                    −以上−
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2015年04月23日

EVF見学会「東京大学地震研究所」

第59回EVF見学会(‘15/4/23)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年4月23日(木)  10:30〜12:00
・見学先   東京大学地震研究所  http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/
         〒113−0032 東京都文京区弥生1−1−1
      参加者数  20名
今回は来たるべき大地震への心構えを持つべく、日本の、あるいは世界の地震研究に関する総本山ともいうべき東京大学地震研究所を見学させていただきました。
 ここは関心が高いせいか地震研究所を理解してもらうべく広報アウトリーチ室が設けられており年に一回の市民開放の見学ツアーも開催されています。
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 この研究所は関東大震災の2年後に地震研究の必要性が認識され設立され、90年の歴史だそうです。明治になって日本の地震に関心を持ったのは外国から来た人々で、日本の地震学会の最初の会長はイギリス人だったそうです。
 まず用意された資料で世界の震源分布の説明があり、日本が世界的にいかに地震発生の多い場所のあるのかが一目瞭然です。この地図を見るとプレート境界型の地震分布から世界のプレートがどのような配置になっているかよく分かります。
 そして次の説明の日本の1996年1月以降2011年8月までの間に発生したM3以上の地震の震源の分布は圧巻です。日本は地震の巣の上に乗っていると言われますがそんなものではありません。千島列島から北海道南岸を通って東北地方の沖を抜け、小笠原に至る太平洋プレートの境界は無数の震源で真っ赤ですが、いつか来ると言われている東海沖、東南海、南海沖はそれに比べて震源分布が空白に近いことがとても不気味に感じました。
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 箱根山の噴火が懸念されていますがこの地図には日本の活火山も記載されています。日本の活火山と称されるものは全部で110山あることが分かりました。その中で噴火の観測体制があるのは47山だそうです。 
 そのような認識をしたうえでいよいよ所内の見学です。まず最初は地下に潜ってしばらく前に話題となった29基の免震装置を見せていただきました。地震研究所が地震で損壊してはまずいので入念に検討されたようです。3.11の時にもほとんど揺れなかったそうです。
 次は海底に敷設されている地震計の実物、津波警報計測器などの説明を受けて、歴史的な価値があり、しかもまだ現役で作動している数々の地震計の解説をしていただきました。電子計測技術がない時代の先達たちの苦労が偲ばれて大変興味深いものでした。
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 ここには約80名の研究者がおられるようですが、出来ればスーパーコンピュータを駆使しての地震のシミュレーションがどのようなものかも見てみたかったと思いました。
 最後になりますが、熱心にご説明いただいた広報アウトリーチ室の桑原様、どうも有り難うございました。 
                                                 以上
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