2010年03月31日

−第13回EVF環境施設見学会報告−


今回はあいにくの雨でしたが、大勢の会員の方のご参加頂き、環境モデル都市に指定されている東京都千代田区で東京のど真ん中でどのような環境対策がなされているのかを見学しました。概要は以下の通りです。

1>開催日時 平成22年3月25日(木) 10時から12時
2>見学施設 丸の内パークビルの環境対策施設
          ・地域冷暖房プラント
          ・電気自動車用急速充電スタンド
          ・壁面緑化施設
3>参加者  19名
4>概要報告
   今回見学した丸の内パークビルは東京駅より5分のところに2009年4月に竣工した最新鋭のビルです。規模はB4F〜34F、全体延べ床面積62,000坪の環境省「クールシティー中枢街区パイロット事業」に認定された環境共生への配慮を謳ったビルです。
 まず最初に見学したのはこのビルの地下4Fにある地域冷暖房プラント(DHC)です。これは丸の内熱供給鰍ェ管理する巨大な蒸気と冷水を近隣のビルに供給するプラントです。
なんと丸の内のビル群の延べ床面積の70%に冷暖房エネルギーを供給しているのだそうです。
 これによりそれぞれのビルが個別に冷暖房するよりもCO2で10%減、エネルギー費で12%減となっているとのことです。
さらに外気への排熱処理も工夫してヒートアイランド現象の緩和にも役立っています。
 集中化による効率向上で環境対策になっていますが、地域開発を伴うだけにその導入にも各ビルから冷暖房施設を撤去した後のプラント部容積除外の特例措置を設けて各ビルの収益率を向上させるなどの法的措置と組み合わせて導入を図ってきたそうです。
最新鋭の設備ですが、6,800冷凍トン(内インバーター式700冷凍トン)ボイラー容量105トン/時と大掛かりですが端末差圧制御、冷水過流量制御などの工夫が凝らされていました。
プラントの中が明るく清潔であったことが印象的でした。

地域冷暖房
 次にこのビルの地下2Fの駐車場にある電気自動車用急速充電スタンドを見学しました。このスタンドは試験的に設置されたものですが、ガソリンスタンドの給油機と同じくらいの大きさでしたが操作は簡単に思えました。
 あの三菱のアイミーブという電気自動車を合計5台使用して評価しているそうです。約30分で満充電されるのだそうですが、一般家庭の100V電源ではそれが12時間掛かるのだそうです。
 ちなみに電気自動車は役員車として羽田飛行場への送迎などに活躍しているそうです。

充電施設
   最後はこのビルの地上にある一号館広場で丸柱の緑化、給水型保水性舗装を見学しました。ビル街の谷間ですがとても雰囲気のよい緑化空間が出来ていました。夏の暑い中でも植物の蒸散作用、ドライミスト噴霧などで2〜3℃くらいは温度が低いようですから機会があればお出かけください。



壁面緑化
それ以外にも今回は見学しませんでしたが約60kwの太陽光発電、屋上部には遮熱塗料の採用、従来比36%省エネの超高効率型照明の採用などなど様々な工夫が凝らされているようです。
   お世話になりました丸の内熱供給梶@成田様、三菱地所ビルマネジメント(株) 萩原様にお礼を申し上げて報告とします。
posted by EVF イベント at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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