2009年12月22日

見学会(12/17)内容報告 地中熱利用ヒートポンプシステムを用いたビルの冷暖房施設

・見学会開催日時  平成21年12月17日(木) 10:30〜12:00
・見学対象       地中熱利用ヒートポンプシステムを用いたビルの冷暖房施設
・見学場所       東京都千代田区一番町4−4 一番町笹田ビル



笹田ビル
今回は都心でも大幅な省エネが出来るということで、EVFの10月のセミナーでご講演いただいたNPO法人地中熱利用促進協会理事長の笹田様の自社ビルに設置した地中熱利用ヒートポンプシステムによる冷暖房施設を見学しました。
都心のビルの乱立する一角ですが、車2台分の駐車場に2m間隔で深さ75mの抽熱井戸を8本掘削し、オフィスの総面積300m2を45Kwの能力のヒートポンプシステムで冷暖房するものです。


地中熱説明2
この設置工事は‘08年9月〜10月の2ヶ月間で行い、その後の1年間の稼動実績を説明していただきましたが、年間を通じて使用電力は49%の省エネ、電気代に換算すると約40万円/年となったそうです。6月〜9月の冷房時期にはなんと70%の省エネには驚きました。

地中熱説明1



このシステムは空気と熱交換する代わりに地中に孔を掘って、そこにポリエチレンパイプを埋め込んで不凍液を循環させて地中に夏場に冷房熱を蓄積し、冬場にその熱を取り出して暖房するものです。笹田様は地質学者でもあるのでこのシステムの作動状況をリアルタイムで計測し、多くの研究者の方々にデータ提供されておられます。

地中熱測定

従来の空調設備導入よりも各種計測装置をつけるなどで1,200万円以上の費用がかかったそうです。なおこのシステムは昨年の7月27日のNHKニュースウォッチ9で放映されています。設置費用の問題はありますが、太陽光や風力などの新エネルギーとは異なりユビキタスなシステムですので今後の進展が期待されるところです。
posted by EVF イベント at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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