2018年12月20日

EVF見学会報告:一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター

実施日:2018年12月20日 10:00〜11:30
訪問先:「一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター」(通称:VICSセンター)
 https://www.vics.or.jp/about/
参加者:19名

12月20日に京橋にある、カーナビでおなじみの<通称 VICSセンター> (一般財団法人 道路交通情報通信システムセンター)の見学会を実施いたしました。
「VICS(ビックス)」とは、渋滞や交通規制などの道路交通情報を、FM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムにカーナビに届けるシステムです。VICS情報は24時間365日提供され、カーナビによるルート検索や渋滞回避に活用されています。 
自動車ユーザーとしてはおなじみのサービスですが、そのサービスを提供するためにどんなインフラが使われているか、全国を合理的にカバーするためにどんな工夫がされているか、ITS時代を迎えてどのような課題があるか、などにつき詳しいプレゼンをいただきました。
オペレーションルームがガラス越しに見えるプレゼンルームでとても分かりやすい説明をいただき、活発な質疑もさせていただきました。rep20181201.jpg
なるほど、と思った発見は以下の通りです。
1)VICSは各都道府県警察、日本道路交通情報センター、国土交通省の緊密な協力と連携により道路交通情報を体系的に収集している
2)一般道路は「各都道府県警察」から、高速道路等は「各高速道路会社」が情報を収集し、「日本道路交通情報センター」を経由してVICSセンターに届けられている
3)収集した情報は「NHKのFM多重放送」「光ビーコン」(一般道路)「電波ビーコン」(主に高速道路)を使って、各自動車ユーザーのカーナビに提供されている
4)Google,Yahooなどがスマホに提供している交通情報は主として各スマホから送られる実際に道路を走ったりして収集している情報(プローブ情報と言う)を元に作成されている
5)VICSは各都道府県警察、道路交通情報センターからの情報を収集しているので、交通止め、事故、工事などの情報が提示されるが、Google,Yahooには無い(一部、日本道路交通情報センターからの情報を利用している場合もあり)rep20181202.jpg
6)新しいVICS wideでは情報提供量が2倍になり、「気象の特別警報や大雨のエリア表示」「ダイナミックルートガイダンス」(全国)や、「プローブ情報」(東京都区内限定)から得られる渋滞情報など、従来のVICS車載機(FM多重)では得られない情報も提供可能となっている
7)災害時も含めて安定してサービスを提供するため、東京に2系統、大阪に2系統の合計4系統の同じシステムを有し、一方が被災しても他方でバックアップできる体制をとっている
8)5G時代を迎えて、更なる付加価値の追加やサービスの充実が課題となっている
posted by EVF イベント at 15:00| 見学会