2017年06月22日

EVF見学会報告:東日本旅客鉄道(株)大宮総合車両センター

・開催日時: 平成29年6月22日(木)
・見学先 : 「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」
          http://www.stib.jp/sangyokanko/jr.shtml
・参加者数 : 22名

「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」は大宮駅に隣接して1894年(明治27年)に設立された歴史を持ち、長く「大宮工場」と呼ばれてきたが、2004年(平成16 年)6月1日に現名称に変更しました。1894年に当時の日本鉄道葛ニ務部汽車課として設立されて以来、120年にわたり鉄道車両のメンテナンスや新造・改造を行っています。対象となる主な車両は首都圏を走る通勤車両や特急車両、またJR東日本管内のSL修繕も行われています。通常、車両は各地区にある車両センターで定期検査を受けていますが、約3年に1回の割合で大宮総合車両センターに「入場」 し、2週間から1ヵ月程度かけて詳細な検査・修繕が行われます。

20170622R01.jpgレクチャーを受けた後、全員ヘルメットを被って見学コースへ案内していただきました。
検査の流れは車両が入場するとどの様な検査・修繕が必要かをチェックし、車体をジャッキアップして台車と車体を切り離します。台車は台枠と輪軸に解体し、モーター等も外します。台枠はキズのチェックやブレーキ部品の検査をし、輪軸は軸の傷や軸受けの検査を入念にチェックし、モーター・速度メーター・パンタグラフ等の様々な部品を検査・修繕します。
20170622R02.jpg車体は車体側面の溶接や、ドアを動かす装置の動作チェック、塗装・窓ガラス等の修繕・交換をし、再度台車に車体を乗せて、出場監査・試運転等の検査を行います。


20170622R03.jpg「東日本旅客鉄道椛蜍{総合車両センター」の特徴は次の通りです。
1.ISO9001を取得し「品質の確保」につとめ、ISO14001を取得し「環境 保全」につとめ、廃棄物処理リサイクル99.9%にし、構内はバッテリー車にするなどCO2の排出削減活動取組んでいること。
2.地域との関わりとしてインターシップ(高校生や大学院生の職場体験)や東日本地域のイベントの参加(大宮中山道まつり等)、鉄道ふれあいフェア、見学会の実施、鉄道博物館との連携等を行っていること。
3.社員の育成機関としての訓練所機能を果たしている。明治27年に日本鉄道(株)業務部汽車課として大宮工場が設立され、昭和62年の民営化に移行するまで、鉄道工場専業として広い敷地有し、大勢の職員を支えてきたことからしても「鉄道の町・大宮」と言われる所以であった。

私たちは何となく電車に乗っているが、 その電車や機関車を故障なく走らせるために、大勢の技術専門家が関わってメンテナンスをしていることを目の当たりに見させていただきました。とくに重機を使っての仕事だけに男の職場であると実感すると共に、長年にわたる技術を積み上げてきたノウハウを如何にして後輩たちに引き継いでいくかにかかっている職場でもありました。これからは電車に乗るのにも維持管理に努めている人たちのこと を意識しながら乗りたいと思います。
20170622R04.jpg最後になりましたが、ご親切にご案内していただいた東日本旅客鉄道株式会社
総務課 片岡義雄様、ありがとうございました。
                    文責   久保田 惣治
posted by EVF イベント at 16:00| 見学会