2016年03月24日

EVF見学会「旧三河島汚水処分場」

3月度EVF見学会報告              久保田 惣治

実施日:2016年3月24日(金)10:00〜12:00
見学場所:旧三河島汚水処分場
      〒116-0002 荒川区荒川8−25−1
      http://www.gesui.metro.tokyo.jp/odekake/s_mikawa.htm
参加者:9名
image001.jpg 旧三河島汚水処分場喞筒場施設は隅田川中流に位置する旧下水処理場施設で、東京市区改正事業の一環として、東京市技師米元晋一を中心として建設が進められ、大正11年3月に運用を開始しました。
 この施設は、わが国最初の近代下水処理場である旧三河島汚水処分場の代表的遺構として、高い歴史的価値が認められることから、平成19年12月4日に下水道分野の遺構では、初めて国の重要文化財(建造物)に指定されました。
image032402.jpg  ポンプ場施設は地下深くに流入してきた下水を地上にある水処理施設に送り込むため、下水をポンプで吸い上げる施設です。

 旧三河島汚水処分場のうち、水処理施設は時代とともに最新技術のものへと更新されましたが、喞筒場施設は平成11年に稼働を停止するまで旧態を保持し続けました。

1999年(平成11年)に稼動を停止した旧三河島汚水処分場の喞筒場施設は、1922年の稼動当初の形態を保持しており、日本で最初の近代下水処理場の代表的遺構として重要なものとなっている。また、阻水扉室、沈砂池などの周辺施設も建設当初のまま残されている点も、近代下水処理場喞筒場施設の構成を知る上で歴史的価値が高い。

こうした点が認められ、2002年(平成14年)から2003年(平成15年)にかけて耐震補強工事が施された後、2003年(平成15年)3月6日に旧主ポンプ室及び関連施設が東京都の指定有形文化財(建造物)に指定された[2]。さらに、2007年(平成19年)12月4日には旧喞筒場施設が国の重要文化財(建造物)に指定された。

 重要文化財指定物件は以下のとおり。ポンプ室、関連施設とともに、土地も重要文化財に指定されている。
@衛所・正門 :表玄関として、大正14年に建設されました。その後、正門は平成2年に改築されました。
A東・西阻水扉室:東・西に各1棟あり、メンテナンス等のために下水の流れを一時的に止める扉が地下にあります。
B東・西沈砂池:下水を池の中でゆっくり流して、下水中の土砂を沈殿させて、取り除きます。
C濾(ろ)格室上屋:下水中の浮いたゴミを地下のスクリーンで取り除きます。
D土運車引揚装置(インクライン)用電動機室:下水から取り除いた土砂やゴミを積んだ土運車(トロッコ)を坂の上まで引き上げる機械が設置されていました
E量水器室:下水の量を計測するヴェンチュリー管という設備が地下にあります。
F喞筒井及び喞筒井接続暗渠:東西に分かれて処理された下水はここで合流し、各ポンプ井に分水されます。
G喞筒(ポンプ)室:下水を地下のポンプ井から吸い上げるポンプが10台設置されています。
image032403.jpg 土地 下水敷及び宅地8967.11平方メートル 敷地内の喞筒室周囲擁壁及び石造階段を含む煉瓦造りの建物と芝生やバラ、樹木などの緑の対比が美しく、春は桜の名所としても知られている。
この様な貴重な施設はきちんと管理されていることに嬉しくおもいました。

最後に見学会でご丁寧に説明して頂いた小林孝一様に厚く御礼を申し上げます。
posted by EVF イベント at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会
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