2015年10月22日

EVF見学会「国土交通省 国土技術政策総合研究所」

第65回EVF見学会(‘15/10/22)の概要報告    (岡  昂)
・見学会開催日時  平成27年10月22日(木)  10:30〜12:00
・見学先   国土交通省 国土技術政策総合研究所(つくば)
  http://www.nilim.go.jp/

〒305−0804 茨城県つくば市旭1番地  電話 029−864−2211
  参加者数  22名
 今回は足を延ばし、バスを仕立ててつくば市にある国土技術政策総合研究所(以下 国総研)を見学させていただきました。ここは社会資本分野で唯一の国の研究機関として安全・安心で活力ある社会を作るため、防災・減災や道路・橋、空港などの活用、維持管理、整備など、現在そして将来にわたって、社会に貢献できるようインフラの研究と成果の普及・展開を進めています。
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 具体的には国土交通省本省と一体となって研究などを行い、政策の企画・立案、法令などに基づく技術基準を作成し、事業の執行などに反映することが役割です。災害活動支援、研究・技術基準などの作成、技術相談・技術移転、研究のコーディネータの4つの機能を果たすべく研究年間予算約100億円、研究人員250名で取り組んでいます。
 つくば駅に集合し、研究所の敷地面積が広大なためチャーターしたバスで国総研の旭庁舎に向かいました。研究所のビデオによる概要説明を受けた後、総延長6,152mの試験走路の外周を走りながら設備の説明をいただきました。様々な試験設備が設置されていますが、長大な実物大トンネル実験施設とそれに付随する雨霧環境実験設備、照明実験設備があってここの場所で日本のトンネルの基準や規格が決められたのかと印象に残りました。トンネル内の火災実験なども行われたそうです。
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 次は高落差実験水路で海岸堤防の実験を見ました。東日本大震災で大きな津波で海岸堤防が破壊されことを踏まえ、津波・高潮などから陸地を守るより粘り強い海岸堤防を目指して実験が繰り返されたそうです。効果的な方策は分かったそうですが立地条件などの制約もありなかなかその通りに行かないことが悩みなのだそうです。
 その次は海洋沿岸実験施設です。河川における津波対策の知見を得るために北上川を対象として、追波湾の湾口から上流約10km付近までの河川およびその周辺地形を含んだ縮尺1/330の大きな模型を作り実際に津波を発生させてその影響と対策を検討するという大規模なものでした。最後は橋梁撤去部材の展示場です。様々な環境下で損傷を受けた部材の状態を調べ、適切な設計・管理へ反映していくことと壊さないでコンクリート内部を検査する技術開発の支援を行っているのだそうです。2008年にあった首都高速道路の火災で捻じ曲がった橋梁鉄骨構造や長期間の塩害で錆が発生した橋梁の部材や鉄筋コンクリートの内部腐食など実物を目の当たりにするとこのような研究をきちんと行ってメンテナンスすることの重要性を改めて認識しました。
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 最後になりましたが、熱心にご説明いただいた国総研の皆様に御礼申し上げます。
−以上−
posted by EVF イベント at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学会
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